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内省エッセイフォト

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息を吐くように内省す。 日々しているこれが「内省」というものだと知ったのは2020年夏。 そして同時に、誰もがしていると思った内省が、人それぞれ違うと言うことも。 内省してい…
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2021年1月の記事一覧

銀座ですれ違うドラマ

銀座ですれ違うドラマ

銀座で行き交う人を喫茶店からのガラス越しに眺める。見られているなどと思う訳もなく、ガラスを一枚挟んだわたしの前をただただ通りすぎて行く人達。この後どこに行くんだろう。三越で何を買ったのかな。取引先の人とランチだったのかな。急用な電話っぽいけど大丈夫かな。通り過ぎた一瞬一瞬で、その人への想像が働く。それぞれに今日という日があって、それぞれにドラマがある。そして、それを想像して楽しんでいる今日、という

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マスクとメガネで世に問う。

マスクとメガネで世に問う。

マスクして外に出た。
メガネが曇って見えないから、
メガネを外したら、やっぱり見えない。

そもそもこの世の中に見えるものなんてあるのか??

wacana*
#内省エッセイ #内省 #問い

旅に持っていくピアス選びは、旅の楽しみ!

旅に持っていくピアス選びは、旅の楽しみ!

男性陣にはわからんであろう、、、旅に行くときに、どのピアスを持って行こうかという、この楽しみ。たくさん持って行かぬのは、現地での出会いを期待しているから。

旅から戻れば、出会ったピアスは、いつでもその旅のことを思い出させてくれる。無意識にわたしは、そういうきっかけを探しているのかもしれない。

今回のお供は、中田さんのガラスのピアス。
太陽のようなキラキラが好みだけど、月のような無機質な感じが、

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すれ違った男子大学生の物語

すれ違った男子大学生の物語

あー俺も運命のひとと出会いたいなー。

と話をしている大学生と、日中すれ違った。#
えー極論を言うとですね、出会った人のほぼ全員が運命の人なんすっよねー。という広い視野をもっての大人な意見を言ってしまっては、面白くないか。

wacana*

〜 destiny × wacana* 〜
#内省 #内省エッセイフォト #すれ違った人の物語シリーズ #エッセイ

2020年のわたしの一文字と、2021年

2020年のわたしの一文字と、2021年

毎年年末に恒例で開催しているこの行事。
2020年は何になるだろうかと考えていたら、すぐに思いつきました。

どんな一年だったかといえば、自粛という息苦しい(実際にマスクして呼吸するのも)日々の中でも、自分自信の新しい発見があったり、仲間が増えたり、天然石に興味が湧いたり、ひとりパン部を開催したり、人に会えることの歓喜とその反面にある嫌悪を感じたり、なにげない日常がかけがえのないその日になったり、

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タイミングがいいところ

タイミングがいいところ

昨日、小学生の時の通学路を久々に通ったんだ。
建てものや雰囲気は、変わってしまったり、変わっていなかったり、それはなんだか、わたし自身と似ていて。あの頃、1人で帰るには長くって、少し寂しく感じていたその道も、今通ってみると、大した距離じゃないのだ。
小学生の頃のわたしの世界って、ここだったんだなと思いながら、1人でマーシャルまで行けちゃうわたしは、ただ単純に大人になっただけではなく、わたしの世界が

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ハワイでのステキなオモイデ

ハワイでのステキなオモイデ

ずっと誰かと一緒にいて、ワイワイしていた旅の合間に、思いがけず独りになれる時間があった。

ハワイ旅、6日目。金曜の夕方。ホテルのバーで地元の方々が集い、ハワイアンミュージックを奏でる。40年も続いているというこの”ハワイアンミュージックの夕べ(わたしが命名)”。「楽しいからやるだけさ。」そんな声が聞こえてきた。歌詞がわからずとも、一緒に歌いたくなった。
暫くすると、太陽がわたし達の目線に近づいて

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羨ましい2016年1月の思い出

羨ましい2016年1月の思い出

ありがたいことに、忙しい。
こんなこと考えるだけならいいけど、言っちゃいけないなぁと思いながら言っちゃうのは「もう1人わたしがいたらいいいのに」ということだった。もう1人自分がいたら、この仕事分担できるのに!帰りにあそこに寄ってもらうのに!とちょっと辛すぎて、楽したい気持ちが出てきてしまう。
でもよく考えてみるとだ、わたしが二人いたとて、強欲が前に出て、色々やってみちゃったりなんかして、結局のとこ

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日没の後が、また楽しい。

日没の後が、また楽しい。

マーシャルでの30日間は、まるでサンセット。

キラキラする太陽が、空を赤く染めて、あっという間に沈んでしまう。日中、太陽の動きを感じることもさほどしないのに、この時ばかりは眩しくとも太陽にしっかりと向き合う。そして、太陽の早さを感じて、沈む頃には「ああぁ」というが声もれる。奇麗なものが消えてしまった瞬間、寂しい想いがしてしまう。だけれども、太陽が奇麗に見えたとき程、沈んだ後の空が壮大で美しい。

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斜め向かいに座った女子大生の物語。

斜め向かいに座った女子大生の物語。

やりたいことがあるならしようよ。今しかできないよ。

斜め向かいに座っていた女子大生。見かけよりしっかりとした口調でそう言った。
まぁそうよね、そう思うよね。でもね、やりたいことはいつになってもできるんだよ。年を重ねると現実が見えたり、諦めたり、気力がなくなったり、世間体がきになったり、そういうことが「やりたいこと」の優先順位を下げていく。
やりたいことはいつでもできるんだよ!
斜め向かいに座って

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よく見えないメガネと、よく見えるコンタクト

よく見えないメガネと、よく見えるコンタクト

わたしが持っているのは、よく見えないメガネとよく見えるコンタクト。

コンタクトは、スポーツは勿論のこと、芸術観賞や写真を撮る時、人と改めて会うときにすることが多い。メガネは、普通に仕事して普通に生活する時にしている。
今日は、メガネ。
電車に乗った時に思った。情報が溢れているけど、果たしてこれらがよく見える必要があるのだろうか、と。勿論、見えないことで見落としてしまうこともあるかもしれない。しか

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はざまに在るもの。

はざまに在るもの。

日と、夜のはざま。
大地と、海のはざま。
あなたと、わたしのはざま。

wacana* 

〜 Photo at YUIGAHAMA 〜