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【2023年春】これさえおさえれば失敗しない!育休復職のマインド3選

育休から復職をする人が多いのは春ですよね。そろそろ復職にむけてドキドキしている人もいるのではないでしょうか?

私も2回の育休復職を経験。
(1度目は5年前。2回目は4か月前)


どうしたら、子育てしながら働けるのか。
これは、ワーママ・ワーパパの誰しもが考えるテーマですよね。

今回は、両立生活5年になる私の経験や、仕事で合計300人以上の子育て社員と関っている中で、「コレ大切だよね!」と思うことをシェアします。

それはなにか。
ズバリ、【子育しながら働くことに対するマインドセット】です。

家電をそろえるのも大事。会社の両立制度を使うのも大事。だけどすべてのベースとなるのは心構え。

厚労省の調査(令和2年度 仕事と育児等の両立に関する実態把握のための調査研究事業)では、仕事と育児の両立の難しさで退職した理由の1位は「自分の気力・体力がもたなそうだった(もたなかった)」です。


「もうだめだ・・・力尽きた・・・」
と自滅してしまっては元も子もない。なので、まずはマインドが大事だと思います。

では今から、私が大切だと思う3つのマインドをご紹介します!

皆様にとって充実した復職1年目となりますように!


育休復職マインド①:【職場に対しての心構え】心配ご無用!今が「あなたの番」なだけ。

保育園からの急な呼び出し。欠勤。
そのたびに、「申し訳ない」と窮屈に感じることもあると思います。私もその一人でしたし、今でも全くないかと聞かれたら、そんなことはありません。

そんな時、こう考えるのはどうでしょうか?

「今が、私の番なだけ」


思い出してみてください。

過去、妊娠中の人に代わって急な仕事の対応をしたことはないでしょうか?
育休中の人の分まで、何ヶ月も仕事をしたことはないでしょうか?

上の例に関わらず、誰かの代わりに働いた経験は少なからずありますよね。




仕事人生が、23歳から65歳までだとしたら、働く期間は42年です。仮に12年間、子供のために制約がある働き方をしても残りは30年。30年も、自由に働けるのです。

「いやいや、子育ての後は介護じゃないの?」そんな声も聞こえてきそうですが、平均の介護年数は、10年ぐらいのようです。ということは20年は自由です。(もちろん、家族がいる以上100%自由ではないけれど、今のような両立生活にはならない)



つまり、しっかり働ける期間はあるのです!
だから今はみんなに頼って両立を乗り切りきる。その時サポートしてくれた人には恩返しができないかもしれないけれど、自分がサポートできるようになったときに、サポートを必要としている人に全力でサポートしたら良いのです。



育休復職マインド②:【自分に対しての心構え】思考を変えよう。”予定の3割も”仕事ができている


子供が小さいうちは、アレもコレもできなかったと言う気持ちが湧いてきます。実際、保育園に預けたての頃は、病欠も多い。

2010 年、保育園において園児の病気欠席の実態を調査した。 その結果、0 歳児クラスの年間の 1 人当たりの病欠日数は 24 日であった。

東京女子医科大学衛生学公衆衛生学(一)教室
保育園児の病欠頻度に関する研究

「今日は、やりたかった仕事の3割しかできなかった・・・」

思い通りに仕事が進まない自分にイライラしまうことがあると思います。そんな時、”しか”ではなく、”も”に思考を変えてみてほしいのです。

(7割も仕事が出来ていないではなく)3割も仕事が進んだ。


もし自分が復職していなければ、3割の仕事について、誰かが対応しないといけないのです。

ということは、自分が職場に存在している価値は十分にあります!



育休復職マインド③:【夫に対しての心構え】めんどくさくても話そう。

子育てしながら働きたいと思ったら、夫婦間のコミュニケーションは絶対にサボってはいけないと思います。

「そんな時間がない!めんどくさい!」
分かります。だけど、そう思ったとしても端折ってはいけないです。

私は第一子の復職時、夫に相談せず一人で時短勤務を決めました。当然ながら保育園の送り迎えも私。夕方からの一番忙しい時間帯の育児も私。すべて自分で決めたのに、ずっと不公平感が拭えませんでした。

・夫ばっかり残業してる
・夫ばっかり飲み会してる
・夫ばっかり仕事のチャンスを得てる

そう思って「私ばっかり損している!あなたはズルい」と夫を責め立てたことが何度もありました。でも、全く解決しませんでした。むしろ喧嘩で体力が消耗するだけ。



ぜひ、不公平を責めたい気持ちはこらえ、どうしたいのかを伝えてみてほしいのです。夫は他人です。

それに悲しいですが、今の日本では男女で仕事の裁量権や、社会からの目も違う。「男性は仕事、女性は育児」などの、無意識の偏見ってやつです。なので案外、妻の気持ちを夫は分かってなかったりします。

同じ親でも、男性の方が仕事の裁量権は多い。
21世紀職業財団 子どものいるミレニアル世代夫婦のキャリア意識に関する調査研究(2022年)


・夫の長時間労働は変えられない
・夫の職場は理解がない

それが現実でも、話をすることはやめないで欲しいです。不平等であればなおさら、双方が納得していないと、育児家事を多く担っている側は潰れてしまいます。



復職したら、周りをみて羨ましいと思ったり、落ち込むこともあるかもしれません。

だけど、私は低空飛行でもいいから、飛び続ける(働き続ける)ことが大事だと思っています。一度飛ぶのをやめてしまったら、再びエンジンかけて飛ぶのは大変です。


また、東京大学の山口教授の研究によると、保育園に預けて働くことは、親にも子供にもメリットがあると研究結果で明らかになっているそうです!


両立生活5年になって思うのは、共働きの増加、政府の男性育休推進など、世の中は確実に良い方向に代わってきているということ。

だけど、どうにもならないこともある。
辛いこともある。疲れることもある。


だからこそ、自分がコントロールできる「心構え」が大切かと思います。
無理せず、一緒に両立していきましょう!



<おしらせ>
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