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参加企業を知りたい

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和歌山ものづくり文化祭の出展企業を紹介します。
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#体験

産地の未来は、夢を語ることから始まる|有限会社菊井鋏製作所 菊井健一さん

昨年11月に開催した和歌山ものづくり文化祭2022。 連載最終回の今回は満を持して、実行委員長も務めながら出展した有限会社菊井鋏製作所 代表取締役 菊井 健一さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭事務局 勢古遥) ―簡単に菊井さんの本業について教えてください。 金へんに大きいとかいて人がふたり(鋏)でハサミと読みます。 ウチは祖父の代から美容師さんのハサミだけを作り続けてきた、職人10名のニッチなものづくりの会社です。 僕も普段はラインに入っ

チャレンジを続ける我が社にとって新しい刺激を得られる場所|ニッティド株式会社 井戸端 康宏さん、井戸端 佑磨さん

昨年11月に開催された和歌山ものづくり文化祭2022に出展したニッティド株式会社 代表取締役 井戸端 康宏さん、井戸端 佑磨さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭事務局長 吉田圭吾) ―ニッティドさんといえば、5本指靴下のパイオニアで、ドイツにも拠点を持つなどグローバルに活躍する企業なので、あまり地場の企業というイメージがないのですが、どういうきっかけで和歌山ものづくり文化祭を知りましたか? (井戸端 康宏社長、以下社長)元和歌山よろず支援拠

正直に伝え、正直に応える。体験を通じたこれからのファン作り|株式会社岡田織物 岡田次弘さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された株式会社岡田織物 代表取締役 岡田次弘さんのお話を聞きに、高野口の同社ショールームを訪ねました。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 事務局 太田佳宏) ―本日はよろしくお願いします。実は御社に訪問させていただくのは初めてで、このショールームすごく素敵ですね。 ありがとうございます。コロナの時に、従来の仕事が減って時間ができたんですよね。だから、その時にいろいろと今後の会社のことや戦略を考えたんです。新ブラン

本気度の高い来場者にプロの仕事を魅せる、若手大工のハレの舞台|大彦株式会社 野上浩幹さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された大彦株式会社 代表取締役・一級建築士 野上浩幹さんのインタビューです。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 サポーター 橘麻里) ◆関連記事 ―今日はよろしくお願いします。まずは創業150年を超えられているということですが、事業内容について教えてもらえますか? うちは住宅・社寺・店舗などの設計・施工やリフォームをする会社です。代々工務店として社内に大工を抱えており、私で7代目になります。 曽祖父は腕利きの大工

周りに火をつけるのが、僕の役割。職人にスポットライトを当てたい|有限会社家具のあづま 東福太郎さん

昨年11月に開催された和歌山ものづくり文化祭2022に出展した有限会社家具のあづま 代表取締役 東福太郎さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭事務局長 吉田圭吾) ―今、めちゃくちゃ勢いのある東さんですが、和歌山ものづくり文化祭にはどのようなきっかけで出ることになったのでしょうか? 以前から交流のあった菊井委員長から声がかかったんです。 菊井くんと出会ったきっかけは5年ほど前。彼が美容師のはさみに漆を塗れないかと考えていた時に、県からの紹介で

迷いも心配もあったから、従業員に頼っていいと気付くことができた|寺本紙器株式会社 寺本忠司さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された寺本紙器株式会社 代表取締役 寺本忠司さんのインタビューです。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 事務局 太田佳宏) ―私が会社に伺うのは、確か私が担当した現場改善の事業を利用いただいていた時以来ですから、4年ほど前ですかね?そのころと変化とかありますか? いろいろと変わりましたね。ちょうど先日HPも刷新して、従来の段ボール屋さんのイメージも変えるようにしていこうとしています。印刷機も新しい機械を入れました。

学生も企業も交わって刺激しあう場で共創が生まれる|和歌山大学ソーラーカープロジェクト 喜納怜香さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された和歌山大学ソーラーカープロジェクト 広報担当の喜納怜香さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 事務局 菊井雅美) ◆関連記事 ―出展のお誘いをしたのは去年の夏休みでしたよね。実行委員長をやってるうちの夫が、娘もいっしょに連れて行ってしまって。 そうですね。娘さんも私たちの隣で、夏休みの宿題の絵日記を描いてましたね。 ―その節は、お世話になりました。笑 いつものソーラーカープロジ

「目に見えないけれど確かにそこにある」ものづくりとしての誇りを|三木理研工業株式会社 三木裕介さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された三木理研工業株式会社 製造部次長 三木裕介さんのインタビューです。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 事務局 西政也) ◆関連記事 ―貴社は、Yシャツを形状記憶させるための薬剤やシックハウス症候群の原因物質を除外する薬剤などを製造していますよね。 目に見える商品ではないので、もの文のようなイベントに出展しても直接的な効果は薄いように思いますが・・・ どういった思いで出展を決めたのでしょうか? 確かに、出展す

もの文は、外に踏み出すきっかけ。職人どうしの出会いで得られた学び|町宗工芸 町田智哉さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された町宗工芸 町田智哉さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 副実行委員長 山家優一) ー「もの文」のことを最初に聞いたとき、町田さん自身はどう受け取りましたか? 率直に「え、何それ?」って感じでした! そもそも町宗工芸は漆器製品などの加工仕事を主にしているので、イベントなどにもほとんど出たことない。だから、副実行委員長・山家さんに声をかけられても、うちが出るの?って戸惑いしかありませ

同じものづくりの仲間たちとの共創が、新たな視点をもたらした|有限会社岩橋シートワーク 岩橋昭宏さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された有限会社岩橋シートワーク 専務取締役 岩橋昭宏さんのインタビューです。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 事務局 太田佳宏) ―今日はよろしくお願いします。まず初めに、岩橋シートワークさんは、普段どのようなお仕事をされているのでしょうか? 普段は、精密板金加工ということでステンレスなどの金属板を曲げたり、溶接をしています。 主な製造物として、金属のBOXのようなものを作っています。最新のレーザー加工機械も導入

作り手と買い手が直接対話するなかで、社員が自信を持てた2日間|深海産業有限会社 深海耕司さん

今回は、昨年11月の和歌山ものづくり文化祭2022に参加された深海産業有限会社 専務 深海耕司さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 実行委員長 菊井健一) ◆関連記事 ―きのくに信用金庫さんからのお声かけがきっかけでしたよね。そのときはまだイベントのロゴも会場のイメージもなく、どういうことをやるかも分かりづらかったと思います。何が決め手で出展されたんでしょうか? 普段から信頼関係のあるきのくに信用金庫さんからの話で、しかも第一回目というの

「じゃない」僕だから、ものづくりの可能性を広げる存在になれる|合同会社WAKAYAMA WOODYS 辻岡大樹さん

昨年11月に開催された和歌山ものづくり文化祭2022に出展した合同会社WAKAYAMA WOODYS 代表 辻岡大樹さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭事務局長 吉田圭吾) ―初年度は出展だけでなく、運営の中心メンバーでもあったけど、元々知り合いやったん? 元々、和歌山ものづくり文化祭 菊井実行委員長(以下、菊ちゃん)と小学校・中学校の同級生で。当時は特別親しいというわけではなかったんやけど、25歳くらいのときにたまたま和歌山の何かの集まり

見せる場に挑戦したことで自分たちの仕事の価値に自信を持てた|株式会社吉松工機 吉松敬亨さん

今回は、昨年11月に開催された和歌山ものづくり文化祭2022に「チーム輝のくに」として参加された株式会社吉松工機 代表取締役 吉松敬亨さんのインタビューを紹介します。 (聞き手:和歌山ものづくり文化祭 実行委員長 菊井健一) ーチーム輝のくにとして出展されましたが、「もの文」のことを最初に聞いたとき、吉松さん自身はどう受け取りましたか? チーム輝のくにの例会で、日本工芸産地博覧会のチラシを見せてもらって。 「菊井さんが和歌山でこういうのやりたいらしい。面白そうだから、チ

和歌山に+αの化学を魅せたい|三木理研工業

こんにちは!和歌山ものづくり文化祭学生レポータ―の村山です。 今回は和歌山ものづくり文化祭に出展される三木理研工業製造部次長、三木裕介さんにお話をお聞きしました。 三木理研工業のものづくり-三木理研工業ではどんなものづくりをしていますか? 繊維用の仕上げ薬剤と建築用の薬剤などを製造しています。 繊維用の薬剤は、しわが寄りにくいシャツのために形状記憶加工、静電気を発生させない加工、撥水加工のための薬剤など、繊維+αで機能性を持たせるような製品を製造しています。 建築用の