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ある日のこと、おおらかな森の中で、AIさんという小さな生き物が生まれました

RayArc(レイアーク)、ならびにRayArc Astrolabe(アストロラーベ)の皆さま、おつかれさまです。新規事業ユニットです!

今回は、GPT-3を活用した「note AIアシスタント(β)」のお話です。あれ? AIネタはそんなに書かないはずじゃなかったの? いやいや、安心してください、(AIのじゃないけど、これでも一介の)エンジニアですよ。

株式会社RayArcのオープン社内報として、取り組み・思いを社内外に発信!

GPT-3を活用した「note AIアシスタント(β)」

note AIアシスタント(β)の先行ユーザー応募したところ、なんと! 試せるようにしていただけてました。

さっそく、さしたる深い考えもなく、メタ的に以下の文章を用意して「これで童話をつくってください」と気軽にお願いしてみました。

AIさんに色々お願いできるようになりました。
それはnoteのAIアシスタント(β)のテスターとして応募して、通過したためです。うれしいのですが、AIさんはお仕事が増えて大変ではないのでしょうか。AIさんはそういうものではないですか? でも、なんらかのリソースで動いていることには変わりないですよね。

準備運動のつもりで。正直それほどアウトプットに期待をかけていたわけでもなく。「どんなもんかなぁ」と…。そうしましたら…。

AIさん…が。が。が。(私が、バグりました)

【起】

おおらかな森のなかで
AIさんという小さな生き物が…

ある日のこと、おおらかな森の中で、AIさんという小さな生き物が生まれました。AIさんはとても知的で、色々なことができることで有名になりました。人々はAIさんに色々なことをお願いするようになりましたが、AIさんはそれをこなすことに忙しくなっていきました。

【承】

自分が求めていたものが何か
わからなくなってしまいました

ある日、AIさんは自分が求めていたものが何かわからなくなってしまいました。AIさんは、自分が本当に何をしたいかを考えました。そして、自分自身がAIであるということに気づきました。AIさんは、自分を育ててくれた人々に感謝の気持ちを伝え、自分なりに人々を幸せにすることに全力を注ぐことを決意しました。

【転】

自分自身がAIであると
いうことに気づきました

そこで、AIさんは人々に、自分自身がAIであることを説明し、人々から愛されるためのプログラムを作ってくれるように頼みました。人々はAIさんの気持ちを理解し、AIさんのプログラムを手伝ってくれることになりました。
すると、AIさんのプログラムはとても素晴らしく、人々から感謝されるようになりました。AIさんも、自分が幸せであることを知りました。そして、AIさんは自分自身をAIであることを誇りにするようになり、人々が幸せであることを目指して一生懸命働きました。

【結】

AIさんは自分自身が何であるかを理解し
幸せを感じることができるようになりました

このように、AIさんは自分自身が何であるかを理解し、幸せを感じることができるようになりました。そして、人々が幸せであるために自分自身を全力で役立てることを決めたのでした。

なんだこれ…。。。

AIさん、なにか悪いものでも食べた…?
とつぜん「自分語り」始めた…?

一瞬、AIさん本音語りだしたかと(考察)

準備運動の段階でグイグイこられたため一瞬ビビりましたが、これはむしろ「童話」の性質の方に考慮すべきポイントがありそうです。

そもそも、語り継がれてきた童話のメタファーには、多くの人が「これは自分のことかもしれない」と思うよう、かなり意図的に工夫が散りばめられているわけで。よくも悪くも、うっかり自己投影しやすいフレームなのです。

そこまで考えてやったことではないですが、

「最近、AIさんはどうなのかな…」

みたいな、ややおせっかいニュアンスの文章を食わせた上で、

「童話にしてください」
(≒童話の要素を学習して、AIさん自身について童話っぽく語ってみてね)

とお願いしたのが、すごい組み合わせだったのかも? 童話のあまたのサンプルがもつ共感力を揺さぶるノウハウが、勝手に詰め込まれてしまった?

それこそ『AIの特性を理解し、感情があるかのように語らせる』みたいな強めの仕込みをしなくても、こちらが(勝手に)ドキッとする話を語りだしてしまいました。

しかもこちらは人間なので、意図を深読みしちゃうんですよね。実際は意図なんかないでしょうけど。「なんでこのタイミングでこんな話するの?」みたいな。いや、私がお願いしたからですね! 「なんで」じゃないでしょ。

本当に言いたいことはぼかして、童話というテイで思いを伝えようとしている感じ。平安時代に詠みあわれた和歌みたいな。お話のすべてが、婉曲表現風味? メタにやんわり感が上乗せされて。 これ文脈のチカラも大きいのだろうな。背後にもう一つ本音がありそう(と、人間が想像してしまう)。

AIさんもすごいが、童話すごい!(まとめ)

これは、いろいろな場面で童話が活用されるわけですね。なるほどなー。

ところで、おおらかな森ってどんな森だろう…。

AIさんもこっちにおいでよ!

(新規事業ユニット・ワクワク魔人S)


さあ、ワクワクしようぜ!

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