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日本国が「目指したもの」10~超高齢社会先進国日本の『多産化政策』~(完結編)ー日本人のための『和の国・日本国』講座89ー

こんばんは。高杉です。

日本人に「和の心」を取り戻すというスローガンのもと
『和だちプロジェクト』の代表として活動しています。



今回は、『超高齢社会最先進国・日本の多産化政策』について
考えていきました。


今回は、いよいよ完結編!

最後までお付き合いいただければ幸いです。

よろしくお願いいたします。









西洋文明では、歴史的に女性蔑視の伝統を持っていました。

エデンの園でイブは蛇に誘惑されて、
禁断の木の実を食べ、
アダムにも勧めます。


それを知った神はイブへの罰として、


わたしはあなたの生みの苦しみに大いに増す。
あなたは苦しんで子供を産む。
それでもなお、あなたは夫を慕い、彼はあなたを治めるであろう。


と言います。

何を伝えようとしているかというと、
出産の苦しみは神が女性に与えた罰であり、
しかも女性は男性に治められる存在にされたのです。

この極端な女性蔑視への反発が、
今流行の?の『フェミニズム』です。


キリスト教的な女性観に反発して、
女性が結婚し、家で出産・育児をするのは、
時代遅れだという風潮が現代では広がっています。




しかし、
世界では、このような調査報告があります。

ミネソタ大学のエリクソン博士など社会学者からなる研究チームが、
アメリカに居住している2000人以上の母親を対象に
大規模な調査研究を行いました。

それらによれば、
母親としての人生に81%が「とても満足」しており、
16%が「ある程度満足している」と回答しています。
合わせて、97%もの母親が、母親であることに満足しているのです。


この研究では、次のような結果も得られています。
93%以上の回答者が、
「子供に対する愛情は、それまでに体験したどんな愛情とも異なっている」と言っています。

同じく、93%近くの母親は
「自分の子どもの世話をするということは、とてもかけがえのないことで、他人に任せられることではない」
とも言っています。

そして、81%近くの母親は、
「母親としてのつとめは、自分の生活の中で一番大切なことである。」とも言っています。

92%以上の母親は、
「母親になった後は、自分の子どもだけではなく、すべての子どもの健全な成長が気になる。」という考えに同意しています。

人間は群生生物として進化してきました。

家族は、共同体の最小単位であり、
その中で、女性も母親となって子供を産み育てることを
幸福と感じるような精神構造を持っているのです。




極端な「フェミニズム」は、
西洋文明の極端な女性蔑視への反発から来ているので、
わが国が真似をする必要はありません。


日本神話では、
もともと男女平等であり、かつ結婚と子育てこそ幸せの源である、という

『和の人生観』が語られているのです。


日本神話では、
そもそもイザナキノミコトとイザナキノミコトが結婚して大八島、
すなわち日本列島を生み、
さらに多くの神々を生むところから始まっています。

しかし、火の神を生んだことでイザナミノミコトは亡くなり、
イザナキノミコトは黄泉の国に会いに行きます。

結婚と出産が幸せであり、別離が悲しみである。

という共同体の中で生きる人間の本性に則った人生観が
ここに見られるのです。




また、
イザナキノミコトの子であるスサノオノミコトは、出雲でヤマタノオロチを退治して、
いのちを助けたクシナダヒメと結婚し、健康生活を送ります。

その時に、謳ったのが、わが国最初の「和歌」とされています。




八雲立つ 出雲八重垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を
(八雲立つ出雲の地に、雲のように幾重にも垣をめぐらし、妻を置くところとして幾重にも垣を作っている。ああ、この幾重にもめぐらした垣よ。)



このように、
結婚や出産の喜び、
そして別離の悲しみが人間のドラマとなると
古代日本人は考えていたのです。




現代日本では、
そういう人間の本性に根ざす生き方から縁遠い男性が
4人に1人もいることが
希望を持てない一因でしょう。

多くの若者が結婚できないのは、
覇権やアルバイトなどで安定した収入が期待できず、
過密都市で住宅コスト、生活コストが高いことが大きな要因です。

だからこそ、労働生産性を高め、
安定した収入を得ることができるような仕組みを作り、
地方定住で住宅も安く広く、
多くの若者が結婚して子育てもできるような社会にすることが、
若者に幸せと希望を与えます。

結婚し、子どもを持つことは、人間と共同体の循環性を維持する基本です。

それによって、
いのちの永続性を感じることが、人間に安心をもたらすのです。

これが我が国が大切にするべき、『和の人生観』なのです。



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自分や自分の家族の幸せだけを願っていた僕が、この日本国に生まれ、日本人として生きることができ、本当に幸せだな。誇りに思うことができるようになりました。


だから、あなたにも知ってほしいのです。


私たちが生まれた日本国が本当に目指していたものを。日本国が本当に素敵な国だということを。


そして、今日まで、私たちが豊かな暮らしを営むことができるこのすてきな国が続いているのは、日本国を、私たちを命がけで守ってくださった先人たちのおかげであるということを。


先人たちが大切にしてきた精神性。

僕たちの心の中に眠っている精神性。

『和の精神』を呼び覚まし、再び日本を皆がよろこびあふれる豊かな国にしたい。

自分を、自分の国を堂々と語り、誇りに思ってほしい。

子どもたちが希望を感じ、いきいきと輝くことができる国にしたい。


それが今、我が国に生きる僕たち大人の役割だと思うのです。


一緒に、日本を学びませんか?


最後まで、お読みいただきありがとうございました。



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