お金との付き合い方をどのように考えるか?|【MIND OVER MONEY】
どーも!
わーさんです!
日曜日ですので、#2021年に読んだ本の紹介 をしていきます。
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『193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実』
クラウディア・ハモンド
著者
クラウディア・ハモンド (Claudia Hammond)
・作家であり、キャスターであり、心理学者。
・ボストン大学ロンドン留学コースでは非常勤講師も勤めている。
本書の概要
・人とお金の関係性を知る
・お金に左右されない人生を築くきっかけになる
今回は、私が読んでタメになった点を3点紹介します。
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■自宅にそれを置いたところをイメージする
何かを買いに店に入って選択肢が3つある時、高い方の値段を見て中間を選ぶのは間違い。
また、自分が欲しいものよりサイズが大きくて洒落た品があっても見なかったことにするか、買う前に自宅にそれを置いたところを想像してみることだ。(p.111)
例えば、パソコンやスマホなどは選択肢が多いと思います。信者の方でしたら、自分がどのメーカーのものを買うかすでに決まっていることもありますが、全くの素人の人であれば、その選択にまずは悩みます。
その際に、ハイスペック過ぎても使いこなせない。でも、ロースペックにしても長く使うのであれば、もう少し良いものにしておきたい。
なら、中間くらいのスペックにしておこうという思考が働くかもしれません。
その他の状況では、料理のコースも大体は3つに分かれていることが多いです。これらすべては「妥協効果」と言って、相手の選択肢を限定させるような心理効果があります。実際に、中間を選択してしまうような状況に引き込まれやすいのです。
そのため、なんとなくで判断をしないで、自分の立場に合うモノを選択することが大切になってきます。
適当に、高いのも低いのも嫌だと考えないで、「自分はこれ」にするというイメージを持つことが大切だと思います。
■お金の心配が脳の知能指数を下げる
本書では、インドのサトウキビ農家の収入について触れていて、サトウキビの収穫前はお金が足りなくなることもあり、借入が増加する傾向にある。
その時期に、認知機能テストを行ってもらい、サトウキビの代金を手に入れた後にもう一度、認知機能テストを行ってもらった後では、脳の認知機能に大きな差が見られた。
これは「お金の心配」があるかどうかの違いだ。
つまり、人間の脳は、お金の心配によって、機能を低下させてしまっていることになる。
お金ではなくても、脳の機能を低下させることはある。
自分には嫌なことがあり、気持ちが低下しているときに、SNSをみて友人が楽しそうにしている写真を見ると、複雑な気持ちになるだろう。
または、自身が禁煙、禁酒中に映画などでその映像を見ても、複雑な気持ちになるし、流産を経験したタイミングで友人が妊娠を知らせてくれた時も「自分以外は幸せそう」ということを感じてしまい、脳の機能が低下してしまう。
このような、不安になる状況が多いと、脳の機能を低下させてしまうことに繋がりやすくなる。
■お金を使う喜び
お金を使うことで幸福になりたいのなら、モノではなく経験を買う。
もしモノを買いたいなら、いい経験につながるモノを買うこと。(p.319)
一番の違いは「記憶に残り続けるかどうか」だと思います。
お金を使っていい経験をすることができれば、その記憶というものは人生にとってかけがえのないものになりますし、その思い出話をすることもできます。
そのため、自分が面白いと思ったことにお金を使うことができれば、気持ちも明るくなります。
もちろん、モノを買うのもいいですが、モノの場合は忘れてしまうことがほとんどです。例外として、自分を時の人まで持ち上げてくれたモノに関しては、愛着があり、それはずっと大事にすることはあるかと思います。
ただ、家であれ、車であれ、時が経てば、もう新しいものではないのです。
それに対して、どのくらいの価値が残っているのか。時間が経過すれば、また古くなっていきます。そのうち使えなくなっていきます。
それが、モノです。
そのため、古くなってしまうモノにお金を使うのではなく、自分を変えてくれるようなことにお金を使った方が、幸福感に溢れた人生を送ることができるのです。
まとめ
今回は『お金に支配されない13の真実』を紹介しました。
お金は生きていく上で、必要になってくるものです。しかし、その距離感を把握しておかないと、お金に飲み込まれたり、お金のために生きてしまうような人生になってしまう可能性もあります。
そのため、本書を通じて、お金との向き合い方を一度時間をかけて知るのもいい時間だと私は読んで感じました。
これからの時代は、よりお金との向き合い方が難しくなってくると感じています。その中で、お金に左右されない思考を身につけておくだけでも、苦しいと感じる時にお金に振り回されないで、対処することができるのではないかと考えています。
あなたも、ぜひ、お金と向き合う時間を本書を通じて考えてみてください。
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