「『怒る』以外の方法を知らないだけなんだ」

「キミは、『怒る』以外の方法を知らないだけなんだ」読了。

私は、母に似て感情的。
特に付き合った人を感情でコントロールしてしまいがちだ。人を選んで怒っている。
でも、怒りの裏には寂しさ・悲しみ・承認欲求など、上手く言葉にできない「本当の気持ち」が隠れている。

◎怒る以外の方法
・5秒クールダウン。本当に伝えたい事は何か考える。
・戦えば自分も相手も傷つく。できるだけ戦わないことが1番の勝利。イライラしたらまず自分の機嫌を取る。
・「自分の正しさ」を主張するのではなく、「なるほど。貴方はそう思うんだね。」と受容する。
・「間違ってる」ではなく「違っている」だけ。
・相手の大切なものを大事にしつつ、「本当はどんな関係を築きたいのか」という事を、相手の余裕がある時に伝える。
・「〜しなさい」×
「私なら〜する。〜したらうまくいく。」◎
自分の正しさを押し付けない。
・怒りを怒りのまま返すのではなく、何かクスッとするものに変える。(ムカつく人にあだ名を付けるなど。)
・人とのコミュニケーションで1番大切なのは「確認」
・怒りを覚えるような人間関係からは抜け出す。すると、自分の「いい部分」を引き出してくれるような人間関係のみ残る。
・弱い立場の人をコントロールしない。支配的怒りは心を壊す。良くなってほしいという願いを話したり、行動から予測される結果を話すことで相手を変えていく。言うこと聞かないことに対して、指導力不足と思われたくない、とは思わず「皆の反面教師になってくれている。」と思う。
・駄目な自分を認めてあげることで、他者も許せるようになる。
・ムカつく事があったら、改善の機会にする。ムカつく言葉も神様からのアドバイスだと思う。
・「Iメッセージ」で怒りの原因と、自分の気持ちを伝える。
・人を動かす時には、「脅し」ではなく「喜び」を与える。(「早くしないと遅刻する。」▷▶「早く用意したら遊ぶ時間増えるね。」)
・「普通なら怒って当然」という場面で「怒らない」ことを選択し、相手を心配してあげると、相手からの信頼を得れる。逆に、「これぐらいなら怒られないだろう」というような事や自分の権利を侵害された時は毅然と指摘する。
・「怒れない人」=自己主張ができない人。
「怒らない人」=自分の軸をしっかりと持ち、怒らないという選択をしている人。
・自分が怒っていることを認識し、その怒りを自分の成長や幸せ、成功の糧としていく。怒りを感じたあと、「どうすれば良かったのか」を考える。
・一瞬幸せになりたいなら怒ればいい、一生幸せになりたいなら許した方がいい。
・できないことを怒るのではなく、できない背景や気持ちに共感してあげる。
・親の務めは子どもを怒ることではなく、信じて周りから守ってあげること。

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