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一度にいくつものことをしていた母に倣って

昨日は、朝から昼までずっと働きづめでした。
朝起きて、朝食の支度と片付けに食器洗い。その合間に洗濯を始め、終わったのが13時すぎ。
さすがに、これ以上はもう無理と、午後はのんびりまったりを決め込みましたが、疲れすぎて昼食をとる元気もなく、やっと重い腰を上げて食べたのが14時近く。

で、のんびりまったりのはずが、やっぱりダラーっとはしていられなくて、ボイトレの自主練をしたり、英会話の録画を見たり。
ボイトレは、2日後。前回のトレーナーさんとの話しの通りだと、星野源さんの喜劇に取り組むはず。なのに練習がなかなかできていない。
音の取り方は、まずまずなのですが、間合い、ブレスが難しい。
ここでブレスのはずだったり、フレーズとしては区切るはずの場所が、半拍で繋がっていたり。歌にありがちなパターンを、ことごとく壊していっているのです。繰り返し歌って、メロディーはどうにか覚えましたが、それでもまだおぼつかない感じ。今日、明日中に覚えないと…

英会話の方は、英語を覚えたいと見始めたテレビの英会話講座ですが、やはり父が帰宅してからはなかなか時間が取れず、取れても疲れてしまって見る気が起きず、何日もたまったのをやっと見る。
そんな感じです。
でも、ここでギブアップはしたくない。
やはり配信やインタビュー記事、Twitterに上がってくる英文を読みたい。
翻訳のサイトがあるので、それを頼ってもいいのですが、どうしてもニュアンスが違っていたり、いちいちコピーして貼り付けるにも手間がかかります。
なので、いついつまでにという期限付きではなく、気長にやっていこうと思います。

というわけで、朝食の準備をしながら始めた洗濯は、食べる最中、食べ終わってからの片付けも、濯ぎなど同時進行。

そういえば、亡くなった母は、いつも一度に二つ以上のことをしているひとでした。洗濯をしながら、朝食の準備、片付け、当然食事の最中も洗濯機は回っています。時には洗濯しながら料理をすることも…それプラス、新聞を読んでいたりと、常に同時進行、一つのことにじっくり取り組む時は、押絵や短歌、俳句などの創作活動のときだけでした。

同時にいくつもの仕事や家事をするので、どうしても効率は悪くなります(ように私には見えました)洗濯のタイマーが鳴って、排水をしなければいけないのに、料理をしていて手が離せなかったり、新聞を読んでいる最中に、洗濯の方が忙しく、床に新聞紙を広げたままになっていたり…

子供の時から、ずっとそんな感じ。
子供心に、一つのことを終わらせてから次のことをするといいのになぁと、何度も「ひとつずつにしたら?」と母に話しましたが、その時は「そうだね」と言うのですが、実際、それを実行したことはありませんでした。
いつも複数のことを同時進行していた母。

今、実際、家事を一手に引き受けてやってみると、あれだけ「一つにしたらいいのに」と思っていた自分が、一度に複数の家事を同時進行でしている。
母に似たわけでも、真似しているわけでもありません。
そうしなかれば、時間が足りないことに気がついたのです。一つずつ終わってから始めていては、到底自分の時間を取ることは叶いません。同時に幾つかの家事をこなさなければ、朝起きてあっという間に寝る時間になってしまう。それでは何のために毎日を過ごしているかわかりません。
家事と父の世話だけの生活で一日が終わっては、心身ともにストレスが掛かるのは目に見えています。
少しでも、自分の好きなことをする時間を確保しなければ…それには工夫が必要。
となった時にできることと言えば、一度に複数の家事をすることしかありません。

実際、母が亡くなってから、母がしてくれていた家事や、分担していた家事を全て自分がするようになって、初めて母がしていたことが、実は一番合理的だったことに気がつきました。洗濯の途中で新聞を読み耽ったり、効率は少し悪かったかもしれないけれど、母としてはこの方法が最善だったのだと、今、気づきました。

まだまだ私も、時間の使い方は上手ではありませんが、できるだけ身体に負担をかけないやり方や、心の健康を守るために自分の時間を増やせる方法を模索していきたいと思っています。

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