viviON THOTH|ヴィヴィオントート公式

デジタルコンテンツに特化したviviONグループが新たに手掛ける、紙書籍出版レーベルで…

viviON THOTH|ヴィヴィオントート公式

デジタルコンテンツに特化したviviONグループが新たに手掛ける、紙書籍出版レーベルです。 https://thoth.vivion.jp/ マンガ誕生100周年記念プロジェクト「正チャンの冒険」特設サイト https://thoth.vivion.jp/manga100/

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最近の記事

『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(11)

こんにちは!いよいよ来週に迫ってまいりました『正チャンの冒険 ―ザ・コンプリート―』!皆様購入資金のプールの方、お済みでしょうか?? 11月15日より銀座蔦屋書店さまの方でも、書籍&グッズの先行販売の方、始まっております!私もプライベートでこそこそ行って参りました。 銀座蔦屋書店さまには、わたくし初めて訪れたのですが、なんとまぁおしゃれな空間!!いらしているお客様もハイセンスな方が多く、そのようなお店でこうしたイベントを行わせていただけるというのも、本当にありがたいことで

    • 『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(10)

      正チャン連載全話を収録した書籍、その名も勇ましく『正チャンの冒険 ―ザ・コンプリート―』。その発売が再来週に迫ってきてしまっております。 viviON THOTH公式サイトでも、通販の予約が颯爽と始まっておりますので、気になる方はこちらからチェック!! また、公式Xの方にリスがついに登場してしまいました。 文面から察するに、銀座の蔦屋書店におけるグッズの先行販売に関するお知らせに来たようですね。秋で木の実などを集めないといけないご多忙中にもかかわらず登場ありがとう!

      • 『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(9)

        おはようございます!正チャン100 周年で沸く2023年もついに11月!今月22日には連載版全話を収録した書籍「正チャンの冒険 -ザ・コンプリート-」が発売の運びとなります・・・!!! 私どものXアカウント上にてもご紹介をさせていただいております!投稿の内容をご確認になるとともに、是非ともフォローのほどよろしくお願いします!!! グッズ!?荒木飛呂彦氏推薦!?おっさん正チャンが「こんにちわ」!?など興味は尽きませんが、早速読者投稿欄を見て行きましょう。 ついにあちらの世

        • 『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(8)

          みなさまご機嫌いかがでしょうか。我々編集部の人間は毎日正チャン帽をかぶって勤務しているのですが、この頃すっかり涼しくなって正チャン帽でもきつくなくなってきたので助かります。 夏場における正チャンの帽子事情については、やはり読者の皆様思うところがあるようで、かなり多数の心配のお声が寄せられていました。 初期の頃は、けっこういろんな種類の帽子をかぶり分けていた正チャンですが、この頃はいわゆる「正チャン帽」一辺倒だったので、夏を迎えるにあたって「暑すぎるのではないか」との声が噴

        『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(11)

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        • マンガ誕生100周年記念プロジェクト
          14本

        記事

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(7)

          突然ですが、このたび、測ったように我らが『正チャンの冒険』をアニメ化した映像が発見されましたね。 奈良市内の自治体集会所で見つかったとのことで、当時、近所のわんぱくな奈良っこたちを集めて上映会等されたのでしょうか?というかその自治体集会所は100年前から現在も現存してるのですかね?建て替えられたのでしょうか?このタイミングで見つかることとなったきっかけってなんだったんでしょうか?もろもろ深掘りしたくなる点が満載ですが、いずれにしても、正チャンの冒険の書籍の発売に向け、大いに

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(7)

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(6)

          おはようございます。季節の変わり目で寒暖の差が激しい日が続きますが、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。正チャンは100年以上経った今でも変わらず元気です!今回も読者投稿欄を紹介させてください! 時代的なこともあるのでしょうが、いろいろなところからお手紙が来ていて、正チャンの活躍がワールドワイドになってきています。このほかにも樺太などからもお手紙が届いておりました。 活躍のワールドワイド化に伴って、次のような投稿も来るようになってきました。 その愛される人柄や、情けぶかさ

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(6)

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(5)

          今回も読者投稿欄に来ていたお便りをご紹介します! 突然ですが、皆さん『親爺教育』(ジョージ・マクナマス作)というマンガをご存知でしょうか??1913年にアメリカで連載が開始された4コママンガで、正チャンの冒険から遅れること約3ヶ月、日本に輸入される形で1923年4月よりアサヒグラフ誌上で連載が開始されました。同年9月のアサヒグラフの休刊に伴い、正チャンの冒険と一緒に朝日新聞に移籍し、長く読者に愛されたマンガです。 読者投稿欄が設置された当初は、掲載場所が正チャンの冒険の直

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(5)

          『正チャンの冒険』書籍ができるまでの道のり

          原稿あつめまずは原稿を集めるところからスタートしました。 この段階では、何ぶん100年も前のことですので、どれくらいの量の『正チャンの冒険』があるのか、どのようなバリエーションがあるのかなどの全貌がまだ不明な状況でしたが、インターネットの情報や、ご協力いただいた有識者の方の証言などにより、少しずつわかってきました。 雑誌や新聞での連載のほか、単行本や絵本なども出版され、他のマンガ家の方による関連商品や、非公式のものも含めると膨大な種類・数がありましたが、今回の記念書籍の収

          『正チャンの冒険』書籍ができるまでの道のり

          正チャンと多様なマーチャンダイズ

          執筆:中野晴行(記事協力:マンバ) 正チャン帽はキャラクター商品第1号 現在の私達の生活は、マンガやアニメのキャラクターたちに囲まれて回っている。ファッションや文具、食器類は言うに及ばず、家具や電気製品にいたるまで、さまざまなキャラクター商品が存在するのだ。自動車にゲームやアニメのキャラクターを描いた「痛車」も珍しいものではなくなった。  日本のキャラクター・ブームに先鞭をつけたマンガが『正チャンの冒険』ということはあまり知られていない。  主人公・正チャンのかぶるてっ

          正チャンと多様なマーチャンダイズ

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(4)

          こんにちは!!夏、真っ盛り、という感じですが、いかがお過ごしでしょうか??100年前と比べて夏の気温も上がっていると思うのですが、正チャンの冒険にも影響がないか心配です。少なくとも正チャン帽の着用は控えた方が無難かと!!冒険中も水分を多くとってほしいですね! さて、まずは、読者層の広がりを感じさせるこちらの投稿を紹介させてください。 併記された図を見ると、左前&右後、右前&左後、と左右互い違いに出す、とそういったご主張のようです。 確かにおっしゃるとおりの気もします!昔飼

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(4)

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(3)

          こんにちは!!災厄級の暑さが続いておりますが、皆さまご無事でしょうか?今週も読者投稿欄についてご紹介して参ります。 前年に関東大震災があり、まだ余震の影響があったのでしょうか。あれだけの地震だったので、当時の皆さまはかなり敏感になっていたことが想像できます。 そんな中、編集部宛に正チャンへの地震のお見舞いが届いたようで、記者の方が代わって誌面上でお礼を述べています。わざわざ誌面でということなので、おそらくは数件ということではなく、何十件と届いたのではないでしょうか?正チャ

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(3)

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(2)

          こんにちは。 今回も、前回に引き続き、読者投稿欄を紹介していきたいと思います。前回記事はこちらをご覧ください。 前回は1923年の12月23日に行われた年末の挨拶までをご紹介しました。今回はその続きということで、1924年の年明けからの投稿欄をご紹介します。 年末は、現代から考えると少し早めの12月23日から休養に入った正チャンですが、年始は早速元旦から登場です! 本人たちは、正月早々、腹ごしらえをすますとさっさと冒険に出てしまって、挨拶も編集部からの代行という形なの

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(2)

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(1)

          1923年1月25日に連載が開始され、今年めでたく100周年を迎える『正チャンの冒険』。諸説あるものの、コマ割りがされ、絵とセリフとで構成された、いわゆる「マンガ」の元祖の一つと言われており、そのマンガの側面については本コーナーでも色々と紹介して参りました。 そんな『正チャンの冒険』ですが、朝日新聞での連載中に、読者投稿欄である「メモ」コーナーが併設されていたのをご存知でしょうか?「何なりと皆さんが心のままの投書」を受け付けていたと言うこともあり、必ずしも『正チャンの冒険』

          『正チャンの冒険』読者投稿欄のご紹介(1)

          『正チャンの冒険』における正チャンのルックスの変遷 【後編】

          こちらの記事は【後編】です。前編はこちらから。 前編では1923年8月31日に、掲載誌であるアサヒグラフが廃刊となり、それに伴って連載が中断してしまったところまでをご紹介しました。少し復習しておくと、以下のような特徴がありました。 顔:ほうれい線(っぽいもの)が強調されて描かれており、イメージより少し年齢が高め(誤解を恐れずに言えばオッサン)に見える 帽子:どちらかというとTPOを弁えた服装を心がけているようで、今では象徴のように思われている正チャン帽もたまにしかかぶ

          『正チャンの冒険』における正チャンのルックスの変遷 【後編】

          『正チャンの冒険』における正チャンのルックスの変遷 【前編】

          東風人(樺島勝一)と織田小星(織田信恒)による『正チャンの冒険』は、今からちょうど100年前の1923年1月25日発行の「アサヒグラフ」創刊号で連載が始まり、その後、1926年5月18日まで3年超にわたって「朝日新聞」や「アサヒグラフ」で断続的に連載されました。 1923/1/25〜8/31(アサヒグラフ) 1923/10/20〜1924/8/20(朝日新聞) 1924/3/12〜1924/8/27(アサヒグラフ) 1924/10/5〜1925/10/31(朝日新聞)

          『正チャンの冒険』における正チャンのルックスの変遷 【前編】

          古い本を復刊させること

          執筆:岩本利明(復刊ドットコム) 株式会社復刊ドットコムは、1999年にオンデマンド印刷を主要事業とする会社(旧社名:ブッキング)として設立されました。1冊から印刷製本できるオンデマンド印刷は、絶版品切れ本を復刊できる印刷技術として、当初注目されました。しかし、オンデマンド印刷という国内初の事業への期待と不安、課題などが積み上がり、復刊できる本をなかなか集めることができませんでした。その中でも、一般の方から、復刊してほしい本がある、この本を復刊できないか、などの問い合わせが