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スペイン語を勉強した理由は、毒親からの脱出

こんちには、ビバです!

私は、スペイン語を話すことができます!

と自己紹介すると、「なんでスペイン語を勉強しようと思ったの?」とよく質問されます。

実は、その理由はぜーんぜんカッコよくないんです。将来のキャリアなんて1ミリも考えていませんでした笑。それでも在外公館派遣員にもなったんですけどね。

今日はその話をしたいと思います。
誰かの背中を押せたらいいな。

本当は英語がよかった


私がスペイン語を話せるのは、大学で外国語学部スペイン語学科に所属して勉強したから。

でもね、本当は英語がよかったんです。

中学高校の英語の授業は楽しくて、成績も優秀。大学の進路先も、迷うことなく英米学科だろうと思っていました。

ところが、高校3年生の進路相談会で、その考えは変わりました。

周りもなぜかみーんな英米学科志望。
なんとなく外国語といえば英語だしね、
話せたらかっこいいよね、
国際的に活躍できそうだよね、みたいな。

それがすごく変に見えたんです。
ーみんな同じってなに?
ーなんか世間一般の意見に流されてる?
ーそこに、自分の意思はあるの?

最後がアイフルみたいになりましたが笑、とりあえず……みたいな人生でいいのかな?と、ふと気付かされたんです。

よくよく考えれば、中学と高校で6年間も英語勉強したのに、また大学で4年間も英語勉強するって………そこにどんな成果が?

あと、みんなと同じってなんかダセぇ。
と思った当時17歳のクソガキだった私。

友達から「ビバは何勉強したいの?」って聞かれたときに、咄嗟にカッコつけて答えてしまったのが、スペイン語だったんです。 
(江戸川コナン!的な笑)

スペイン語ってすげぇ……


スペイン語と宣言してから、色々考えました。どこの国で話されてて、どんな言葉なのか。

調べたところ、
・中南米など21か国語の公用語!
・なにげに世界で4番目に話されてる!
・スペイン語が話せれば、世界の約1/4の人たちと話せる!

すげぇ言語じぁねぇか!!

その頃から、スペイン語をマスターしたら、この苦痛な家庭環境を脱出できるのかなーと、ふわふわと幻想を抱くようになりました。

毒親から脱出せねば


ここで、私の家庭環境を惜しげもなく解説します。(小さい頃は必死に隠してた)

私の両親は、なぜかずーーーっと仲が悪く、家の空気はなんだか淀んでいました。

母親は、父親の不平不満ばかり。
否定的な言葉が、家の中を四六時中飛び回っていて、息苦しかったです。

父親は、生粋のアホでギャンブラー。
競馬中継のせいで、日曜日に家族でお出かけなんて一度もなかったです。

あと、母親はヒステリックで自己中心的。言ってることが都合よくコロコロ変わるので、機嫌を損ねないよう子供ながらに上手く子供を演じていました。

私が正論で反論したときは、母親がブチ切れて襲いかかってきて、殺されそうになったこともありました。
(そのときの傷はまだ消えてない)
(裸足で走って逃げたよ)

こんな環境いつか飛び出したいなーと、たぶんずーーーーーっと心の中だけで思っていたようで、スペイン語というものがフックになり、その思いが解放されたんです。

毒親のおかげだよね


その後、本当に外国語学部スペイン語学科に入学して、留学にも挑戦しました。

在外公館派遣員にもなって、海外にある日本大使館でも働きました。

世界中に友達もできたし、母親が干渉できない世界で生きることができました。

まあ、家族のいい思い出なんてひとつもないけど、毒親の経験があったから、海外でもたくましく生きることができたんだなーと思います。

毒親のおかげですね。

もし幸せな家庭に産まれていたら、世界の広さなんて実感しないで、ずーっと名古屋にいる人生だったかもしれないので、これはこれでよかったなと実感してます。

理由よりも行動だよ


スペイン語学習のキッカケは、「将来は国際社会で活躍できる人間になりたくて☆」みたいにキラキラしてなくて、全然かっこよくないものでしたが、何が言いたいかと言うと、理由よりも行動するかしないかが大切なんじゃないかなということです。

あとね、今いる場所(学校でも職場でも出身地でも家族でも)だけが、本当の居場所ではないと思うんです。

たまに、会社でパワハラされたり、怒られたりしてる人を見ると、その人に問題があるんじゃなくて、単純に環境が合ってないんじゃないのかなと思わざるを得ないときもあります。あ、家族とか友達とか人間関係の場合でも。

それは、まるで猿とイルカに「陸上で早く走れ!」って課題を出して、上手くできないイルカを責めるみたいな。同じ動物だけど、イルカは海で輝けるのにね。

もがいて頑張る人は、かっこいい!
輝ける場所に出会えますように!

それでは、アディオス!!


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