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失敗を糧にできる強いチームの秘訣

振り返って見ると失敗からの学びは、成功よりも段違いに気づきが多い。やはり体験に勝るものはない。

しかも、コミュニケーションは人によってされて嬉しいこと、嫌なことが異なるので正解はない。良かれと思ってやったことが結果的に怒らせていることもあるし、申し訳ないことをした、と思っていたら逆に感謝されていたりと思いがけないこともある。

成長には失敗するスペースが必要

リーダーは自分の過去の成功体験、失敗体験からこれがいい、こうした方がいい、と自分で答えを導き出してきた経緯がある。それが自分の実力に繋がってきたことは間違いない。

それゆえ、部下(チームメンバー)がだんだん仕事を覚えリーダーシップを取っていく必要が出てくる時期からは、彼らが自分で考え、実行し答えを導き出せるよう、スペースを空けてあげることも大切だ。

この時期は、失敗も許容する寛容さを持つと良い。つい口を出したくなることもあるだろう。しかしながら人は失敗からの方が学ぶことが多いのだ。

失敗を経験することによって上司がなぜあのようなアドバイスをくれていたのか、どれほどサポートしてもらっていたのかもよくわかることになるだろう。すると上司への感謝を抱きながら、もっと成長し結果を出そう、いい仕事をしようと決意する。

それは、今後は手伝わない、というわけではない。たまに自分から独立したんだったらもう一切連絡してくるなと言わんばかりの態度で部下(メンバー)に関わる人がいるがそれは逆効果だと思う。それは上司の方に嫉妬や寂しさがあるのかもしれない。

彼らが困った時や迷った時にはいつでも助ける気があるし、助けを求めてもよい、という前提があれば自分で裁量をもち、経営判断を下していくことに安心できるだろう。

裁量を持つことは何よりも楽しい

チームビルディングや経営の醍醐味は、うまくいかなかったら創意工夫をし改善できること、そしてうまくいくことを経験し自分がパワーアップしていくことだ。

チームの仲間が実力をつけるということは、強い味方ができるということなので結果的に自分の仕事の成果に繋がりやすい。にもかかわらず、その部下やメンバーが自分と敵対していたり、自分が煙たがられていてしまっては非常にもったいない。

今の自分に至るまでにも様々なことがあり乗り越えてきたはずだ。そして部下やメンバーも同じようにその経験が必要なのである。



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