VisionaryBase

株式会社シクミヤが運営する、資本政策・資金調達・経営管理に関するnoteです。 「資本政策の感想戦」「FUNDING FACTBOOK」を不定期掲載

VisionaryBase

株式会社シクミヤが運営する、資本政策・資金調達・経営管理に関するnoteです。 「資本政策の感想戦」「FUNDING FACTBOOK」を不定期掲載

    マガジン

    • 経営管理からはじめる経営支援とは

      シクミヤの経営管理のコンセプトを解説するnoteです

    • 資本政策の感想戦

      第三者の視点から、創業から資本取引を将棋の棋士が行う感想戦のように1手1手振り返り、その背景で動いていた資本政策の意図を考察する連作

    • FUNDING FACTBOOK Vol004

      2021年1月に資金調達した5社の資金調達解説をしています。 ・LEAN BODY ・プライシングスタジオ ・東京ファクトリー ・コーチェット ・エール

    • 資本政策の感想戦2019年リリースパック

      「資本政策の感想戦」について、時期未定(2021年末目標)で書籍化作業を行っています。書籍がでるまで2割引の価格で販売します。 note版では取引詳細が個別具体的に見える表を掲載しています。書籍化に伴い図表等は全て書き直しますが、noteは個別具体的な取引を見るため、書籍は読み物としての完成度高くとnoteをお買い上げの方に価値を感じてもらえる棲み分けを行おうと考えています。 2021/6/22 筆者

    • 資本政策の感想戦2020年リリースパック

      「資本政策の感想戦」について、時期未定(2021年末目標)で書籍化作業を行っています。書籍がでるまで2割引の価格で販売します。 note版では取引詳細が個別具体的に見える表を掲載しています。書籍化に伴い図表等は全て書き直しますが、noteは個別具体的な取引を見るため、書籍は読み物としての完成度高くとnoteをお買い上げの方に価値を感じてもらえる棲み分けを行おうと考えています。 2021/6/22 筆者

    最近の記事

    資本政策データベースサービス「shihon(シホン)」有償β版をリリースします

    こんにちは、シクミヤの山岡です。 IPOした企業が設立から行った資本政策を、周辺情報と合わせて見れるデータベースサービス「shihon(シホン)」の有償(月額3000円)β版をリリースします。 まずは招待制という形で半分クローズドな形でリリースをいたしますが、このnoteの最後に、招待のエントリー用のリンクもありますので、是非読んでいってください。 shihonはどのようなサービスかshihonは「資本政策」を軸にして、起業からIPOまでのデータを収録したスタートアップ

      • 36歳の振り返りと今後1年の目標

        こんにちは。シクミヤの山岡です。 先日の2023年4月3日に37歳になりました。年齢を重ねるごとに忙しさを言い訳に何かをしないことに慣れてしまっている自分がいるため、まとまった期間内の自分の行動を振り返る機会は意図しなければ作れそうにありません。 誕生日を契機に、36歳の1年間に取り組んだことと、37歳に取り組みたいことについてnoteを書きます。 36歳:チームメンバーの入れ替えがあった1年36歳の1年間で、新たに取り組んだことや達成した点など喜ばしい点もたくさんある

        • 「紙」の偉大さはデジタルに宿るか - 経営管理のデザイン論

          アナログで行っていた業務をデジタル化したい、伝統的な手法で行われていた業務を効率化したい、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組みたい。これまで「紙」を用いることを前提として設計された業務をデジタル化したいという要望を寄せられることがある。 このような要望に答えて業務を観察してデジタル化をすすめると、敵視されている「紙」が多種多様な機能を兼ね備えていることを実感する。 しかしながら、紙を使った業務に慣れている状況だと、紙が持っているあまりにも多い機能に改めて気がつ

          • 「その問にはそのまま答えてはいけない」課題解決を通じた制度・環境のデザイン方法

            まだ成長過程にある会社内で経営管理業務を担っている人は、自分が担当している経理・労務・総務などの領域に関する作業の他、社内制度や環境の整備を継続的に行っている。 整備する内容は、例えば社内制度を立案する・業務フローを整備する・オフィスに機材を充足させる・ドキュメントのためのツールを導入するなど、規模感も種類も多岐にわたる。 実務を思い起こすと、社内制度や環境の整備は、何か別のトピックを解決する過程上で結果として行われていたということの方が多いように感じる。 「相談」を通し

          マガジン

          マガジンをすべて見る すべて見る
          • 経営管理からはじめる経営支援とは
            VisionaryBase
          • 資本政策の感想戦
            VisionaryBase
          • FUNDING FACTBOOK Vol004
            VisionaryBase
            ¥1,000
          • 資本政策の感想戦2019年リリースパック
            VisionaryBase
            ¥3,200
          • 資本政策の感想戦2020年リリースパック
            VisionaryBase
            ¥2,400
          • 経営管理テクニックブック
            VisionaryBase 他

          記事

          記事をすべて見る すべて見る

            2023年の目標

            あけましておめでとうございます。シクミヤの山岡です。 2022年はSNSや会う人々にnoteを書く書くといいながら、結局2つのnoteを書いたっきり、全く世の中に発信できずじまいでした。下書きボックスに眠っている2000字前後の書きかけの大量の下書きと共に年末を迎えました。 2023年は少し手離れよく2~3000字のnoteも書いてみたいと考えています。 (………実は、このように宣言しないと短めのnoteを出せない程度には「noteは最低5000字ぐらいを投稿する場所だ」

            経営管理からはじめる経営支援とは①「経営支援の抽象論」+3年半の振り返り

            こんにちは。シクミヤ代表の山岡です。2019年1月30日にシクミヤという会社を創業してから、2022年7月30日で3年半が経過しました。 まずは設立以降、信頼して仕事を依頼いただいたクライアントの方々、協力いただいた専門家の方々、一緒に頑張った社員・インターン・アルバイトの方々には改めて御礼申し上げます。 振り返るとそれなりの期間を活動してきたのですが、自分たちが何をやっているか・今後何をやりたいと考えているのか・どこに向かっているのかについてなど、シクミヤという会社その

            資本政策の感想戦「株式会社グッドパッチ」

             上場を目指すスタートアップはどのようにして資本政策を検討すれば良いのだろうか。資本政策の大切さを解く意見は数多くあれど、具体的に検討する段階で参考にするべき他社例にたどり着くことは困難だ。  この点、新規株式公開(IPO)を行なった企業を対象とすれば、新規株式公開に伴い作成した「新規上場申請のための有価証券報告書(以下「Ⅰの部」という)」に資本取引の情報が掲載されているため、その企業が上場までの直近期間においてどのような資本取引を行なってきたかを伺い知ることができる。

            有料
            2,000

            FUNDING FACTBOOK「LiLz株式会社」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年02月09日に資金調達を発表した「LiLz株式会社」の資金調達内容について取り扱う。 1. LiLz株式会社についてLiLz株式会社は、2017年7月28日に設立されたIoTサービスを複数展開する企業だ。アナログのメータを、IoTカメラを用いることで、人の手を使わず記録・分析するサービス「L

            有料
            500

            FUNDING FACTBOOK「エール株式会社」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年01月25日に資金調達を発表した「エール株式会社」の資金調達内容について取り扱う。 1. エール株式会社についてエール株式会社は2013年6月4日に設立された会社で、オンライン1on1サービス「YeLL」を提供している。 現在展開しているサービスを展開するまで、エール株式会社は何度かサービス

            有料
            500

            【イベント告知】書籍『実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦』のオンライン解説会開催します

            『実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦』出版に伴う、オンラインイベントの告知です。 2021年10月11日(月)20:00-21:00にオンライン解説会を開催します。 --- 追記:10月10日 13:00現在170人超から応募があり動画配信環境を検討しています。YouTube Liveの手配が完了すればYouTube Live,間に合わなかったならばZoomとする予定です。 応募者各位に対するオンライン解説を行うURLの通知は、当日17時前後になります。

            企業の資本政策を『感想戦』のように振り返る本を出します

             noteで発信していた「資本政策の感想戦」シリーズをベースとして、日経BP社から「実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦」が2021年10月7日に販売されます。  新規株式公開(IPO)をしたスタートアップ6社を題材として、設立から上場までに行われたイベントを、「資本政策」の軸から整理して解説した本になります。  資本政策とは、株式や新株予約権といった『エクイティ』を企業が有効活用するための計画を指します。  本書では、実際の企業がどのようにエクイティを用い

            FUNDING FACTBOOK「株式会社コーチェット」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年01月29日に資金調達を発表した「株式会社コーチェット」の資金調達内容について取り扱う 1. 株式会社コーチェットについて2020年1月8日に設立された株式会社コーチェット(以下「コーチェット」と言う)は、経営者などのリーダー層に対してマンツーマンでコーチングスキルを教えるプログラム「Coac

            有料
            500

            FUNDING FACTBOOK「株式会社東京ファクトリー」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年01月25日に資金調達を発表した「株式会社東京ファクトリー」の資金調達内容について取り扱う 1. 株式会社東京ファクトリーについて株式会社東京ファクトリー(以下「東京ファクトリー」と言う)は、2020年4月1日に設立された、製造業用のクラウド型生産管理システム「Proceedクラウド」を提供す

            有料
            500

            FUNDING FACTBOOK「プライシングスタジオ株式会社」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年01月12日に資金調達を発表した「プライシングスタジオ株式会社」の資金調達内容について取り扱う。 1. プライシングスタジオ株式会社についてプライシングスタジオ株式会社(以下「プライシングスタジオ」と言う)は、2019年6月26日に設立された(当時の商号は「株式会社Best path Part

            有料
            500

            FUNDING FACTBOOK「株式会社LEAN BODY」

            「FUNDING FACTBOOK」では、資金調達ニュースの対象となった非上場企業の調達情報を、登記簿謄本を確認し、その調達内容を詳細にスキームまで解説する。 この記事では、2021年01月12日に資金調達を発表した「株式会社LEAN BODY」の資金調達内容について取り扱う。 1. 株式会社LEAN BODYについて株式会社LEAN BODYは2015年12月17日に設立された会社で、オンラインフィットネスサービス「LEAN BODY」の運営を行っている。 会社設立から

            有料
            500

            資本政策の定跡「従業員に対するエクイティ・インセンティブの付与はどのように行うか」

            「資本政策の感想戦」シリーズを元に書籍として編纂した本『実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦』を2021/10/7に出版します。本noteは、元々書籍のまとめ箇所として描き下ろしたものを改編して掲載しています。 2021/9/28 山岡佑 ---- このnoteでは「資本政策の定跡」として、資本取引の種類ごとに ①「どのようにその取引を検討すれば良いか」解説を行い ②『資本政策の感想戦』で取り上げた企業を用いた実例の紹介を行う 資本政策の感想戦で取り上げた