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資本政策データベースサービス「shihon(シホン)」有償β版をリリースします
こんにちは、シクミヤの山岡です。
IPOした企業が設立から行った資本政策を、周辺情報と合わせて見れるデータベースサービス「shihon(シホン)」の有償(月額3000円)β版をリリースします。
まずは招待制という形で半分クローズドな形でリリースをいたしますが、このnoteの最後に、招待のエントリー用のリンクもありますので、是非読んでいってください。
![](https://assets.st-note.com/img/1681826996079-TcEOatpL7o.png?width=1200)
shihonはどのようなサービスか
shihonは「資本政策」を軸にして、起業からIPOまでのデータを収録したスタートアップのデータベースです。実際にIPOをしたスタートアップが、設立からIPOまでに行った全資本取引を収録しています。
実際に「資本政策」の検討上、考えるべき要素は多数あります。shihonには関連する企業がどのような状況だったか、当時のサービスのKPIがどの程度だったのか、資本取引に登場した個人はどういう人かの情報を掲載しており、資本政策が行われた背景となる周辺情報も収録しています。
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IPOした企業から資本取引の情報へ、資本取引からそこに登場した投資家の情報へ、その投資家の情報から別の投資先企業の資本取引の情報へ、その資本取引の情報に登場した個人の情報へ……といった具合に、気になった関連情報を辿っていけるサービスとなっています。
shihonは「資本政策」という専門的な情報を取り扱うサービスとなりますが、これから資本政策について検討をはじめる人や、資本政策について学びたい人に向けて、各資本取引に対する解説を掲載しています。
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バリュエーションやその時点の新株予約権比率など取引の概要を掴むための情報から、具体的な株式の動き・種類株式の設計・新株予約権の設計などの実務上での検討に役立つ情報まで幅広く情報を格納していますが、資本取引の解説を通して、「初学者から専門家まで、興味深いデータだと思ってもらえるサイト」をコンセプトとしています。
なお、資本政策について学ぶためのコンテンツとして、2019年から取組はじめたnote「資本政策の感想戦」や、それが書籍化された「実践スタートアップ・ファイナンス 資本政策の感想戦」を発信して参りました。shihonはこれらに収録されているデータを、データベースの形で再編したものとなります。
「資本政策の感想戦」のケーススタディを作成した過程で得た知識・経験や、これらを購入いただいた方のフィードバックを元に、サービス開発を行っております。
shihonが目指すこと
shihonでは、公表情報である登記簿謄本や有価証券報告書に記載されているデータを加工して提供しています。
データが公表されているにも関わらず、読み解くためには専門知識が必要とされており、万人に向けて公表されているといい難い状況です。また、これらの書類に慣れ親しんだ人であっても、これらの情報がPDFで提供されているため、検討材料として用いるためには加工が必要です。
公表されているデータが、リテラシー・工数の壁よって、実質的に手に届きにくい状況・本質的にアクセスしにくい状況にあることは社会的に解消したい課題だと考えています。
これから起業される方や、起業家にアドバイスを送る士業、起業家を支援するベンチャー・キャピタルお勤めの方など、過去に行った具体的な事例を調べたくなる時に、いつでもスタートアップに関連する詳しい情報にアクセスできる場所を作りたくて、shihonを開発しています。
shihonの現在地
資本政策を収録している企業数は、β版リリース時点で10社です。
資本取引が251取引収録されており、全ての資本取引に解説コメントがついていて、コメントに関連する資本取引や個人のページに飛んで周辺情報を色々確認できるようになっています。
1社ずつの資本取引のデータ・解説は、どのような資本政策が行われているのか・上場するまでにどのようなイベントがあったのかを学べるコンテンツとして、noteとして出していた「資本政策の感想戦」と近い体験が可能なものが実現できました。
しかしながら収録企業数はまだまだ少ないです。起業家が大事な意思決定をするための材料を大量のデータから拾い出すデータベースとしての良さは、まだまだ実現しきれていないと考えています。
なぜβ版をリリースするか
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企業数がまだまだ少ない中ですが、有償β版としてリリースします。
個人的な肌感としては、30〜50社が収録された時にデータが無数に存在する感覚になれるデータベースサービスとしての良さが表現されはじめると考えています。
現状の10社収録時点からshihonが直近の目標とする50社収録にたどり着くまでの間は、残念ながら理想とする幅広い層ではなく、noteや書籍の読者の方々や、投資家・起業家・士業など仕事上で資本政策に対して強く関わる方が対象となるように思えます。
このように、一部の限られたユーザーが価値を感じられるサービス状況ですので、招待制のβ版として少しだけ門戸を狭めて提供したいです。
shihonの運営に伴い、各資本取引に関する解説や、収録している資本政策の加工、周辺情報など、幅広い層の方がお手軽にデータを参考・理解していただくために、各種データの加工・生成を行っております。
β版の期間中に、安定してコンテンツを供給し続けるチームを組成して、サステナブルにデータを追加し続ける体制を構築していきますので、shihonのコンセプトが良さそうだと思った方は「招待エントリー」からエントリーをお願いできれば嬉しいです!
招待エントリー
※2023/5/12 12:00に一次エントリーは終了しました
![](https://assets.st-note.com/img/1682575105314-SfEhS8PQ1Y.jpg?width=1200)
β版について
・月額3000円で以下のサービスがご利用いただけます。
- 収録されている全データ(資本政策・企業・個人)の閲覧
- 毎月2企業以上の資本政策データの追加
- β版ユーザー専用のSlackユーザースペースにご招待します
収録企業や機能についてのご要望について交流できる場にします
・ご利用に際して、無料トライアル期間が1週間付与されます
・β版利用のユーザーは3名までユーザーの招待が可能となります。
招待されたユーザーは特典として1ヶ月の無料トライアル期間が付与されます。
FAQ
正式版はいつでますか?
2023年冬〜2024年春を予定しております。
正式版とβ版で料金は異なりますか?
はい。β版は月額3000円(税込)で提供していますが、正式版では月額5000円(税抜)とする予定です(変更する可能性もあります)。β版で申し込んだユーザーは継続して同一の金額でご利用いただけます。
どんな企業が収録されていますか?
β版リリース時点で、グッドパッチ、スペースマーケット、UUUM、ニューラルポケット、エアークローゼット、識学、GameWith、プレイド、Gunosy、カバーの10社が収録されています。
どのぐらいの頻度で更新されますか?
月2件超のペースで更新予定です。
トライアル期間はありますか
招待された方に1週間のトライアル期間を付与しています
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