見出し画像

見出し画像のお作法②

以前、僕のnote記事の見出し画像の作り方について書いたことがある。

いつも記事内容にあわせて「いらすとや」の絵を加工して使っている、と。
毎日いちからイラストを起こしたいがそこまで時間を割けないし、かといって引っ張ってきた絵はそのままでは記事にしっくりこないからだ。

昨日ももちろんいつもと同じように見出し画像を作った。
作るうち、なぜだか久しぶりにそのメイキングをお伝えしたくなった。

昨日の記事は、かつて走っていた寝台特急〈トワイライトエクスプレス〉について書いたものだった。
大阪から札幌へ向かう〈トワイライトエクスプレス〉は、ちょうど日没時に日本海の沿岸を走るようにダイヤを組まれていて、絶景の夕日を楽しめることから〈トワイライトエクスプレス〉の名がある。

となると、見出し画像には「海」と「夕日」と「線路」を入れたい。
雄大な絵が頭に浮かんだのが、メイキングを急に伝えたくなった理由だ。

さっそく「いらすとや」で見つけたのはこの2枚の画像だ。

いい感じのものが見つかって、この時点でいい絵になる予感しかしない。
さぁこれを加工していこう。

まず線路のイラストをキャンバス左側に置く。

右に夕日のイラストを置く。

大きくカーブを切る「線路」の傍に雄大な「海」と「夕日」を望む構図。

青い空はいらないから、左の空を切り落とす。
海が見えるよう、木々も一部を伐採する。

なんとなく2枚のイラストがつながるゴールが見えてきた。

右下の空白部分を、夕日のイラストの岸の色にあわせて描く。
線路の脇にもその岸が見えるようにしたいので左側まで大胆に。

これを最背面(絵のパーツのいちばん奥)に回すと…

バラバラだった2枚のイラストがつながった。

同様に左の空きスペースに海と夕焼けの空を描く。
空は右とつながるよう、橙(下)から赤(上)へのグラデーションに。

で、またこれらを最背面に回すと…

おぉ! 海と空が一気に広がった。

あとは雲とバラスト(砂利)を描き込んでできあがり!

「いらすとや」にあった
・地面に敷かれた線路と枕木が遠くまで続いているイラスト
・ハワイなどの南国の海に、大きな太陽が沈んでいく様子を描いたイラスト
が融合し、「〈トワイライトエクスプレス〉から見る雄大な日本海の夕日」に生まれ変わった。

こういう作業、楽しくて一日中でもやっていられる。

文章も絵も、いちから創造するのも大好きだが、すでにあるものをつなぎあわせ、新たな価値を生み出していくのもたまらなく好きだ。

(2022/9/7記)

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