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長編小説の概要の完成

1 挨拶

 皆さんこんにちは。
 先程、長編小説の概要を確立させることが出来ました。
 つきましては、以下の通り、その表紙・解題・概要等を、ご紹介させて頂きます。

2 拙作『トロピコ市民共和国』

 以下の通り、拙作の解題から引用しつつ、様々な文献や情報をも紹介いたします。

2.1 拙作の概要

 まず、拙作は、Limbic Entertainment社が開発して下さった経営シミュレーションゲーム『トロピコ6』を舞台にした、ZUN(太田順也)先生並びに上海アリス幻樂団様の代表作である『東方Project』の二次創作であり、ゲーム自体と原作自体とは全く以て一切関係無く、「東方Projectの二次創作ガイドライン」に遵守した二次創作のフィクションの長編小説である。

 また拙作は、同様に『東方Project』の二次創作である拙作『レイマリ 抒情的・美学的・哲学的な恋愛物語詩集』を前日譚(たん)(番外編)とし、そしてその続編の作品(本編)である。

 次に、拙作は全五巻で構成されており、上巻・中巻・下巻の三巻は、本作の本編であり、補巻は本作の本編の内容ではあるものの、その内容が戦争であるため、前述の三巻の内容が大きく異なる。そして別巻であるこの巻は、解題と後書きがあり、そして遺書と書簡集である。
 そして拙作は、長大なフィクションの政治小説・歴史小説・経営小説、そして戦争小説である。以下の通り、具体的に説明する。

2.1.1 政治小説

 政治の意味は、以下の通りである。

1 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。
2 ある社会の対立や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。

政治(せいじ)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

 前作『レイマリ』の物語の終盤は、幻想郷史上最大にして最悪な大異変によって幻想郷が全壊する寸前まで陥るものの、博麗霊夢と霧雨魔理沙の二人は、その相思相愛を以て大異変と大激変を繰り広げ続けた結果、間一髪で大異変に辛勝し、幻想郷の全壊を阻止する、というものであった。
 しかし、大異変による惨禍と大激戦により、幻想郷は全て完全に廃墟と焦土へと化し、居住することはおろか、すぐに再建することですらも不可能となってしまった。そこで幻想郷の住民達は、「下の世界」即ち「現実世界」へと移住しては、仮住いする場所を設け、そして幻想郷を再建と再興する力を長年掛けて蓄積と鍛錬すると同時に、大異変の原因であった現実世界の激動の時流を根本的かつ徹底的に根絶し、そして二度と同様の大異変が起こらないようにするまで解決してから、幻想郷を再建と再興して帰還する。これが、今回の拙作『トロピコ市民共和国』の物語の概要であり、そして、幻想郷の住民達が仮住いする場所が地球上の太平洋上に存在する「トロピコ島」であり、後に幻想郷の住民達と原住民達・移民達が一致団結に同心協力して、「トロピコ市民共和国」と言う島国を建国するが、この島と島国こそが、『トロピコ6』を参考にして設けた本作の舞台と国家である。

 さて、以上が『トロピコ市民共和国』の物語の概要であるが、自分が拙作を政治小説として創作する動機並びに目的は、以下の通りとなる。

人々が徳育・知育・体育を以て社会化し、次に情操教育・成人教育・社会教育を以て社会統合し、そして生涯学習を以て、正しい社会参画及び社会実装、並びに善き社会開発及び社会変革を自分自身の為に自ら自力で成し遂げ続ける事の必要性及び重要性を訴えること。

実に残念ながら、「政治」と言う言葉を聞くと、総じて人間の弱さ・醜さ・愚かさ・悪さ等が真っ先に思い浮かぶ人々が多いであろう。そして実際、政治学・歴史学・社会学等を研究すると、それを学び知ることになる。しかしながら、社会の対立や利害を調整する為に、人々が自制・自重・自省・自戒等しては、克己して謙譲し合い、そして社会全体を統合すると同時に社会の意思決定を行う為に、健全な利己心と誠実な利他心を同時に兼ねてこれを実現する作用、これが政治ではないだろうか?政治は確かに遠くて大きいものである。故に「社会」と「国家」という概念がある。だが同時に、政治は確実に近くて小さいものでもあるのだ。故に「個人」と「家族」という概念がある。
 拙作は、政治がいかに必要で重要であり、そしていかに身近で日常的・基本的なものであるのかを読者の皆様方に訴え、更には、権力と民主・秩序と自由・個人と公共・統一と多元等を、読者の皆様方が主体的に再考することに貢献できることを切に願っている。

2.1.2 歴史小説

 歴史の意味は、以下の通りである。

1 人間社会が経てきた変遷・発展の経過。また、その記録。
2 ある事物・物事の現在まで進展・変化してきた過程。

歴史(れきし)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

 四字熟語に、「反聴内視」・「反躬自問」・「反躬自省」等があるが、自分は、私達人類が、数え尽くせない程の甚だしい弱さ・醜さ・愚かさ・悪さ・病等を、常しえに抱えては繰り返し続けつつも、それと同時に、大変遅いながらも、着実に改善と進歩し続けると信じている。

過ちて改めざる是を過ちと謂う『論語』(衛霊公)15:30
過ちては改むるに憚る(はばか)こと勿れ『論語』(学而/子罕)1:8/9:25

 自分はこの厭世的で悲観的でありながらも、積極的な楽観的な希望と信念を以て、読者の皆様方に本作のフィクションの歴史、人類が繰り返し犯し続ける暗愚や醜態に罪過、そして幻想郷の住民達と人類の猛省と改善に成長や進歩の歴史をお届けし、いかに猛省に改善が必要で重要であり、そして進歩がいかに困難でありながらも、実は意外にも簡単であるのかを、読者の皆様方が実践的に気づくことに貢献できることを切に願っている。

2.1.3 経営小説

 経営の意味は、以下の通りである。

1 事業目的を達成するために、継続的・計画的に意思決定を行って実行に移し、事業を管理・遂行すること。また、そのための組織体。
2 政治や公的な行事などについて、その運営を計画し実行すること。

経営(けいえい)の意味・使い方をわかりやすく解説 - goo国語辞書

 経営は、共同体・組織・企業等に関する活動であることは、既に周知のことではあるが、それが、国家・家族・個人等に関する活動でもあることは、実質的には、あまり認知されていないのではないだろうか?思うに、政治が国家の利益並びに人民の幸福に奉仕し続けること・お互いに愛、学、財等を兼備して家庭を協力して築いては守り続け、そして家政を以てそれを改良や発展等させ続けること・自発的、自主的、能動的、積極的、知的、主体的な自由を確保しては護持して、自分自身の人生の為に自ら自力で創造し続けること、この三事は滅多に無いため、そうなるのも至極当然であろう。
 しかし、自分は以下の言葉とその思想で、この現実に創造的で主体的に善く抗い続けることを貫徹する志をより一層高めた。

労働者自主管理の原義は、勤労者たちが会社(オフィス、商店、工場など)で働く際に他者によって管理されるのではなく、権利として自分たちで自分たち自身を管理し、その結果責任を当然に負うこと。民主主義思想が政治の領域から経済や産業の領域に進出して生まれた社会思想である。(中略)労働者自主管理は、40年の実験の結果、失敗が確認された。しかし、その歴史のなかに学ぶべき貴重な経験も多くある。資本主義的自由企業システムの枠組みを桎梏(しっこく)と感じる勤労者たちの知的・道徳的生長と自主的努力の結果として、資本主義社会の内部から自生する労働者自主管理の可能性は、党社会主義の失敗で否定されはしない。逆である。その失敗に経験的に学ぶことで、自生的な労働者自主管理の展望にリアリティが増すであろう。
[岩田昌征]

労働者自主管理(ろうどうしゃじしゅかんり)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

 自由ある人生において「autonomy(オートノミー)」(自主性・自律性・自決自治)は、必要不可欠にして重要不可欠である。オートノミーを以て主体的に学び知っては自ら生きていけば、政治に国家は確かに政府の仕事と決定であり、歴史に運命は確かに天の命令と既定であり、経営に巨富は確かに経営者の決断と資本家の意志であると学び知るものの、いずれは自分自身の為に自らの自力で、それらが自分自身の仕事と決定・受容と解釈・決断と意志へと変えていくことが可能であり、そして大切であると、学び悟ることであろう。
 自分は「autonomy(オートノミー)」に基づいて、「労使関係が止揚する」即ち「対立から交渉へ、交渉から協定へ、協定から協調へ、協調から融和、融和から一体へ。」と言うように、経営が創造的で発展的に高度化、そして調和的で進歩的に深化し続けることが、今後の人類のあらゆる経営の善き未来であると心底から強く信じている。この信念を読者の皆様方に長編小説という形と内容で共有して、懐疑的かつ批判的、そして発展的に考えて下さることを切に願っている。

2.1.4 戦争小説

 戦争に関する古哲達の格言に、以下のものがある。

戦いは万物の父であり,万物の王である
Polemos pantōn men patēr esti, pantōn de basileus

ギリシアの哲学者ヘラクレイトスのことば。万物のうちに存する相反する傾向(冷と熱,乾と湿など)相互の戦いないしは対立抗争は生成の世界を貫徹する普遍的,恒常的法則であり,「万物は対立抗争と負い目とに従って生じる」との意。

戦いは万物の父であり,万物の王である(たたかいはばんぶつのちちであり,ばんぶつのおうである)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

Igitur qui desiderat pacem, praeparet bellum; qui uictoriam cupit, milites inbuat diligenter; qui secundos optat euentus, dimicet arte, non casu.
故に、平和を願う者は戦争の準備をしなければならない;勝利を望む者は兵士を厳しく訓練しなければならない;結果を出したい者は技量に拠って戦うべきであり、偶然に依って戦うべきではない。

Vegetius Liber III (thelatinlibrary.com)

孫子曰、兵者國之大事。死生之地、存亡之道、不可不察也。故經之以五事、校之以計、而索其情。一曰道、二曰天、三曰地、四曰將、五曰法。
孫子曰く、兵は国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざる可からざるなり。故に之を経るに五事を以てし、之を校ぶるに計を以てして、其の情を索む。一に曰く道、二に曰く天、三に曰く地、四に曰く將、五に曰く法なり。

孫子:計篇 - Web漢文大系 (kanbun.info)

For all the arts and that have been introduced into society for the common benefit of mankind, and all the ordinances that have been established to make them live in fear of God and in obedience to human law, would be vain and insignificant if they were not supported and defended by a military force;
人類の共通の利福の為に社会に齎されて来た全ての芸術、そして、人民を神への畏敬[の念]の中と、人間の法律への服従下で生活させるために確立されて来た全ての布告は、もし軍事力に拠って支援されては警衛されなければ、無効で無意味になります

the art of war : niccolo machiavelli : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive

 四字熟語に、「緯武経文」・「右文左武」・「允文允武」・「文武兼備」・「文武両道」・「好学尚武」・「文事武備」等がある。拙作では、トロピコ市民共和国を、「反戦しては平和を誠に愛する経済大国・軍事大国・重武装中立国、そして、民主国家・法治国家・文化国家・科学技術創造立国」として著述し、読者の皆様方が「戦争がいかに醜悪で悲惨であると同時に必然的な存在であるのか。」・「平和がいかに大切で尊いものであると同時に凄まじい程までの不尽にして不断の奮励努力の結実であるのか。」・「軍事の必要不可欠と重要不可欠性、そして軍民転換と軍民両用の善用」等について、学び問うては深く考え始めることに貢献できること、そして微力ながらも、着実に、平和主義・国際協調主義の主体的で強大な善き国防に貢献できれば、誠に幸甚の至りである。

2.2 拙作の構成

 拙作は全五巻で構成されており、その大まかな主題と物語及び内容は、それぞれ以下の通りである。

上巻
-主題-
実事求是:哲学、言語学、美学等
-物語-
・幻想郷の住民達がトロピコ島へと移住(1901年)
・ポーランド=ヨーロッパ連合王国の植民地並びに高度な自治領として島の開拓と民族解放運動の開始(1901年~1916年)
・トロピコ独立戦争の戦後復興と建国(1920年~1930年)
・人材開発と国土総合開発の基礎を確立(1930年~1941年)

中巻
-主題-
経世済民:倫理学、教育学、語学、経済学、経営学、法学、政治学、社会学、心理学、宗教学、歴史学等
-物語-
・トロピコ自衛戦争の戦後復興(1945年~1950年)
・大規模で長期的な人材開発と国土総合開発(1951年~1961年)
・国力の総合的な激増と高度な大躍進(1962年~1969年)
・大恐慌と大流行に経済封鎖の克服(1970年~1973年~1978年)

下巻
-主題-
利用厚生:家政学、情報学、社会福祉学、人間学、博物学、環境学等
-物語-
・トロピコ愛国戦争の戦後復興(1990年~2001年)
・国際的で創造的な人材開発と国土総合開発(2002年~2009年)
・国力の総合的な激増と革新的な大躍進(2010年~2017年)
・国際平和と協調への貢献と世界遺産の完成(2018年~2020年)
・トロピコ市民共和国自体が転移して幻想郷へと変化(2021年)

補巻
-主題-
戦争と平和の哲学、軍事学、平和学、国防、外交政策、人民戦争等
-物語-
・以下の三つの総力戦と人民戦争の戦前、戦中、戦後
・トロピコ独立戦争(1916年12月19日~1920年5月7日)
 ポーランド=ヨーロッパ連合王国軍の暴圧に対する独立戦争
・トロピコ自衛戦争(1941年11月1日~1945年4月30日)
 大日本帝国軍の侵攻に対する自衛戦争
・トロピコ愛国戦争(1979年1月1日~1990年1月1日)
 大越世界連邦共和国軍の総攻撃に対する徹底抗戦と祖国解放戦争

別巻
-主題-
商魂・道徳経済合一説、社会正義、持続可能な社会、徳治思想、自学自習、成人教育、生涯学習、摂理等
-内容-
霧雨魔理沙の実父が愛娘に向けて書き遺した遺書と十部百通の書簡

 以上のように、拙作は、小説としては、上巻・中巻・下巻の内容はトロピコ市民共和国の国史であり、補巻の内容はトロピコ市民共和国の戦史であり、別巻は書簡集であり、そして学問としては、別巻は理論編であり、上巻・中巻・下巻は実践編であり、補巻は理論と実践を兼備した軍事学編である。
 そして上巻・中巻・下巻の主題並びに物語は、「実事求是」(事実の実証に基づいて物事の真理を追求する)・「経世済民」(世を善く統治しては人民を救護する)・「利用厚生」(事物や物事を活用に善用しては、その利益で民生を豊富で敦厚なものにする。)の三つの主軸で、体系的に構成されている。この三つの主軸に基づいて、トロピコ市民共和国の七転び八起きの成長・発展・進歩等を著述し、読者の皆様方が、人類の成長・発展・進歩等について学び問うては深く考え始めることに貢献できることを、切に願っている。

2.3 拙作の思想と参考文献

 前述の創作の動機並びに目的・拙作の主題・拙作の物語等から、以下の四人の先哲達と学会の全集・著作・注解書や解説書・参考文献等を、拙作の参考文献として用いさせて頂き、そして、それらの思想を学術的・体系的に網羅しては、物語並びに歴史として批判的に解説と詳解すると同時に、理論的かつ実践的、そして発展的に応用しつつ独創していく。四人の先哲達と学会は、そしてそれぞれの文献は、以下の通りである。

いしだ‐ばいがん【石田梅岩】
[1685~1744]江戸中期の思想家。石門 (せきもん) 心学の始祖。丹波の人。本名、興長。小栗了雲に師事。実践的倫理思想をわかりやすく説き、町人層に歓迎された。著「都鄙 (とひ) 問答」「斉家論」など。

石田梅岩(いしだばいがん)の解説 - goo人名事典

『石田梅岩全集』〈全2巻〉(柴田 実⦅編集⦆、清文堂出版; 改訂再版、1972)

渋沢栄一は天保11年2月13日(西暦:1840年3月16日)、現在の埼玉県深谷市血洗島の農家に生まれました。家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を手伝う一方、幼い頃から父に学問の手解きを受け、従兄弟の尾高惇忠から本格的に「論語」などを学びます。(中略)栄一は第一国立銀行を拠点に、株式会社組織による企業の創設・育成に力を入れ、また、「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業に関わったといわれています。栄一は、約600の教育機関・社会公共事業の支援並びに民間外交に尽力し、多くの人々に惜しまれながら1931(昭和6)年11月11日、91歳の生涯を閉じました。

渋沢栄一略歴|渋沢栄一|公益財団法人 渋沢栄一記念財団 (shibusawa.or.jp)

『昔夢会筆記 徳川慶喜公回想談』(徳川 慶喜⦅著⦆、渋沢 栄一⦅編集⦆、大久保 利謙⦅校訂⦆、平凡社、1966)
『徳川慶喜公伝』〈全4巻〉(渋沢 栄一⦅編集⦆、平凡社、1967)
『雨夜譚』(渋沢 栄一⦅著⦆、長 幸男⦅校注⦆、岩波書店、1984)
『論語講義』(澁澤 榮一⦅口述⦆、二松學舎大學出版部⦅編集⦆、明徳出版社; 復刊版、1994)
『渋沢栄一の経世済民思想』(坂本 慎一⦅著⦆、日本経済評論社、2002)
『論語と算盤』(渋沢 栄一⦅著⦆、KADOKAWA、2008)
『渋沢栄一と“義利”思想 近代東アジアの実業と教育』(于 臣⦅編集⦆、ぺりかん社、2008)
『渋沢栄一 国富論 実業と公益』(渋沢 栄一⦅著⦆、国書刊行会編集部⦅編集⦆、国書刊行会; 初版、2010)
『渋沢栄一 先見と行動 時代の風を読む』(渋沢 栄一⦅著⦆、国書刊行会編集部⦅編集⦆、国書刊行会; 初版、2010)
『渋沢栄一 徳育と実業 錬金に流されず』(渋沢 栄一⦅著⦆、国書刊行会編集部⦅編集⦆、国書刊行会; 初版、2010)
『渋沢栄一 立志の作法 成功失敗をいとわず』(渋沢 栄一⦅著⦆、国書刊行会編集部⦅編集⦆、国書刊行会; 初版、2010)
『現代語訳 論語と算盤』(渋沢 栄一⦅著⦆、守屋 淳⦅訳⦆、筑摩書房、2010)
『渋沢栄一の福祉思想 英国との対比からその特質を探る』(大谷 まこと⦅著⦆、ミネルヴァ書房、2011)
『渋沢栄一を知る事典』(公益財団法人 渋沢栄一記念財団⦅編集⦆、東京堂出版、2012)
『義利合一説の思想的基盤』(大江 清一⦅著⦆、時潮社、2019)
『父 渋沢栄一』(渋沢 秀雄⦅著⦆、実業之日本社; 新版、2019)
『渋沢栄一の精神構造』(大江 清一⦅著⦆、時潮社、2022)

廣池千九郎(ひろいけ ちくろう)(1866~1938)
法学博士。大分県中津市生まれ。青年期に小学校教員として初等教育に携わり、のちに『古事類苑』編纂員、早稲田大学講師、神宮皇学館教授などを歴任。その間、東洋法制史、漢文法、日本の精神文化の研究などを行う。大正時代より道徳の科学的研究に取り組み、総合人間学モラロジーを提唱。昭和10年、千葉県柏市にモラロジーに基づく道徳教育を行う「道徳科学専攻塾」を開設。

廣池千九郎について | 廣池千九郎記念館公式サイト (hiroike-chikuro.jp)

『廣池博士全集』(道徳科學研究所⦅編集⦆、道徳科學研究所、1937)
『道徳科學の論文 新科學としてのモラロジーを確立する爲の最初の試みとしての道徳科學の論文』(廣池 千九郎⦅著⦆、道徳科学研究所⦅編集⦆、道徳科学研究所、1972)
『廣池千九郎日記』(モラロジー研究所⦅編集⦆、広池学園出版部、1985-1993)
『最高道徳の格言』(モラロジー研究所⦅編集⦆、モラロジー道徳教育財団、1999)
『道徳経済一体思想 廣池千九郎著作抜粋集』(廣池 千九郎⦅著⦆、モラロジー研究所企業部⦅編集⦆、モラロジー道徳教育財団; 増補版、1994)
『伝記 廣池千九郎』(モラロジー研究所⦅編著⦆、モラロジー研究所、2001)
『廣池千九郎語録』(モラロジー研究所⦅編集⦆、モラロジー研究所; 改訂版、2009)
『「三方よし」の経営学 廣池千九郎の教え99選』(廣池 千九郎⦅著⦆、廣池 幹堂⦅編集⦆、PHP研究所、2017)
『道経一体経営原論 廣池千九郎の経営論とその現代的展開』(モラロジー道徳教育財団⦅著⦆、モラロジー道徳教育財団; 第2版第1刷、2021)

倉本 長治 クラモト チョウジ
元禄時代からの菓子商の家に育つ。山下汽船教習所に学び、商業論に傾倒。東京商工会議所から雑誌「商店界」の編集に参加、大正14年編集長となり、商業評論、広告、宣伝のコンサルタントとして活躍。昭和23年創刊の「商業界」主幹となり、アメリカ式経営技法の導入と同時に“商道”を説き「儲けない商売に誇りを持っても儲からぬ商売を恥じよ」と主張、商人に職業への使命感を訴えた。

倉本 長治(クラモト チョウジ)とは? 意味や使い方 - コトバンク (kotobank.jp)

『商人の心の書』〈全6巻〉(倉本 長治⦅著⦆、商業界、1967)
『倉本長治著作選集』〈全12巻〉(倉本 長治⦅著⦆、商業界、1982)
『倉本長治 昭和の石田梅岩と言われた男』(倉本 初夫⦅著⦆、商業界、2005)

ドラッカー【Peter Ferdinand Drucker】
[1909~2005]オーストリア生まれの経済学者・経営思想家。ドイツのフランクフルト大学を卒業後、ロンドンの金融機関で証券アナリストなどを経て、1937年に米国へ移住。1939年に処女作「経済人の終わり」を発表し、当時の英首相チャーチルに激賞された。その後も、「現代の経営」「断絶の時代」「マネージメント」「見えざる革命」などの著書を通じて社会の将来像を示し、「企業の社会的責任」「知識労働者」「民営化」などの新しい概念を次々と打ち出し、ビジネス界や経営者に大きな影響を与えた。

ドラッカーの解説 - goo人名事典

『ドラッカー全集』〈全5巻〉(P.F.ドラッカー⦅著⦆、高宮 晋、村上 恒夫、林 雄二郎、小林宏治、岩根 忠、清水 敏允、現代経営研究会⦅編訳⦆、ダイヤモンド社、1972)
『マネジメント 課題・責任・実践』(P.F.ドラッカー⦅著⦆、野田 一夫、村上 恒夫⦅監訳⦆、風間 禎三郎、久野 桂、佐々木 実智男、上田 惇生⦅訳⦆、ダイヤモンド社、1974)
『実践技術マネジメント 管理の基本と問題解決法』(ウィリアム・A・コーエン⦅著⦆、中川 秀彌、長原 萬理雄、矢澤 速夫⦅訳⦆、ダイヤモンド社、1984)
『善への誘惑』(P.F.ドラッカー⦅著⦆、小林 薫⦅訳⦆、ダイヤモンド社、1988)
『ドラッカー20世紀を生きて』(ピーター・ドラッカー⦅著⦆、牧野 洋⦅翻訳⦆、日経BPマーケティング日本経済新聞出版、2005)
『P.F.ドラッカー経営論』(ピーター・ドラッカー⦅著⦆、ダイヤモンド社、2006)
『ドラッカー名著集』〈全15巻〉(P.F.ドラッカー⦅著⦆、上田 惇生⦅訳⦆、ダイヤモンド社、2006-2008)
『マネジメント 務め、責任、実践』〈全4巻〉(ピーター・ドラッカー⦅著⦆、有賀 裕子⦅訳⦆、日経BP、2008)
『ドラッカー先生の授業 私を育てた知識創造の実験室』(ウィリアム・A・コーン⦅著⦆、有賀 裕子⦅訳⦆、武田ランダムハウスジャパン、2008)
『知の巨人ドラッカー自伝』(ピーター・F.ドラッカー⦅著⦆、牧野 洋⦅訳⦆、日経BPマーケティング日本経済新聞出版、2009)
『ドラッカーの講義(1943-1989)~マネジメント・経済・未来について話そう』(P.F.ドラッカー⦅著⦆、リック・ワルツマン⦅編集⦆、宮本 喜一⦅訳⦆、アチーブメント出版、2010)
『ドラッカーの講義(1991-2003)~マネジメント・経済・未来について話そう』(P.F.ドラッカー⦅著⦆、リック・ワルツマン⦅編集⦆、宮本 喜一⦅訳⦆、アチーブメント出版、2010)
『ドラッカー先生のリーダーシップ論』(ウィリアム・A・コーン⦅著⦆、橋本 碩也⦅訳⦆、武田ランダムハウスジャパン、2010)
『ドラッカーの妻 ピーター・ドラッカーを支えた妻ドリスの物語』(ドリス・ドラッカー⦅著⦆、野中 ともよ⦅著⦆、泰文堂、2011)
『ピーター・ドラッカー マーケターの罪と罰』(ウィリアム・A・コーン⦅著⦆、松浦 由希子⦅訳⦆、日経BP、2013)
『ドラッカー 人・思想・実践』(ドラッカー学会⦅監修⦆、三浦 一郎、井坂 康志⦅編著⦆、文眞堂、2014)
『ドラッカー・コレクション珠玉の水墨画 「マネジメントの父」が愛した日本の美』(河合 正朝⦅著⦆、美術出版社、2015)
『プラクティカル・ドラッカー 英知を行動にかえる40項』(ウィリアム・A・コーエン⦅著⦆、池村 千秋⦅訳⦆、CCCメディアハウス、2015)
『ドラッカー全教え 自分の頭で考える技術』(ウィリアム・A・コーエン⦅著⦆、井口 耕二⦅訳⦆、大和書房、2018)
『P・F・ドラッカー マネジメント思想の源流と展望』(井坂 康志⦅著⦆、文眞堂、2018)

 第二次世界大戦後半世紀を過ぎた現在、我々は日常生活のなかで「戦略」という言葉を耳にする機会が多くなっている。「企業戦略」「経営戦略」「金融戦略」「マーケティング戦略」「人事戦略」「IT戦略」「戦略商品」等々、まさに百花繚乱で、その意味内容はきわめて広範かつ多義的であって、「戦略とは何か」について一定の理解認識を共有しているとはいえない。
 そもそも「戦略」という言葉は、語源的には軍事の分野に発祥したものであるが、日本では、この本来の意味との相関関係を十分検証しないまま、政治・経済・経営などの諸分野で「戦略」という言葉が濫用されている。
しかも、われわれ日本人は戦略的発想が貧困で、戦略的対応も拙劣であると批判され、あるいは自己批判して久しい。
 そもそも戦略的発想・対応の適否が俎上に乗せられるのは、危機・戦争といった異常事態に遭遇した時である。ではわれわれは平時において、現実に存在するこれらの異常事態を直視し、社会科学の研究対象として取り上げ、真摯に考究してきただろうか。戦争や軍事を忌避する社会科学音痴症候群に陥っていなかっただろうか?
 このような反省をふまえ、軍事を根幹として、経営など周辺分野をも包括した総合的研究集団として、われわれは戦略研究学会を設立した。
 戦略研究学会は、過去・現在・未来にわたる全地球的な戦略課題を社会科学的に研究し、「戦略学」の確立、質的向上を図るとともに、危機・戦争といった不確実、不透明な異常事態への日本の抗堪力、対応力の向上に貢献することで、既存の学会とは異なる使命を果たせるものと確信している。

『戦略論大系』〈全13巻+別巻〉(戦略研究学会⦅編集⦆、芙蓉書房出版、2008-2011)
『ストラテジー選書』〈全13巻〉(同上⦅編集⦆、同上、2008-2010)
『叢書アカデミア』〈全5巻〉(同上⦅編集⦆、同上、2008-2015)

拙作の表紙の出典:https://sozai-good.com/illust/free-frame/free-fopperyframe/85514

 ZUN先生と上海アリス幻樂団の関係者各位、数多くの『東方Project』の二次創作者の方々、Limbic Entertainment社の関係者各位、先哲や諸賢、研究者に学会や出版社の方々の碩学や偉業、出版サービス「MyISBN」、そして誰よりも、自分の父に、心底から誠に深謝の念を示す。

3 結語

 以上となります。
 今から家事・運動・食事を行い、そして休憩後に、詩作活動を再開します。
 必ずや長年を掛けて研究活動と執筆活動を行って、立派な長編小説(総3970頁)に完成させて出版します。

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。