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哲学より愛を込めて

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1 文系の継承

 自分は、文系として、大学の夜間部に四年間遊学し、学生達の学生生活や授業中の態度、考え方や生き方、そして、講師達や教授達の講義や発言、動作や人間性等から、文系の不要論や廃止論を提唱する人達の考え方や主張を、よく理解できるし、部分的には、同意や賛成をするところもある。
 そして、去年、日本語学校(語学学校なので文系)に一年未満勤務していた間と辞める前で、遂に、文系としての誇り、そして、それと同時に、文系としての危機感ならびに責任感と使命感を確立させた。
 自分は、『老子』や『荘子』の「無用の用」という格言を、志に刻んで、日々、文系としての危機感ならびに責任感と使命感を高めている。
 「役に立たない」「意味が無い」「金にならない」「使えない」「机上の空論」「プライドや口先だけ」「胡散臭い変わり者」・・・今まで言われ続けて来、そして、これらも言われ続けるこのような、数々の言葉を、確りと受け容れては、弁明や反論等を一切せずに、沈思黙考して、「知への純愛」「知行合一」「言行一致」「有無の連携的な両立」等を、内省と挑戦、そして、奮励努力を積み重ね続けることで、実現を目指していく。

 敢えて、語法や文法に反したり、具体的にではなく抽象的に述べたり、それでも、決して叶わない理想・理念・理論を掲げては、実現を目指し続ける・・・これらが、文系だからこそ出来ることであり、そして挑戦であり、さらに、創造である。上記の拙作もまた、そのような挑戦・創造が、ふんだんに盛り込まれた作品である。これが、自分の文系に対する「哲学より愛を込めて」である。

2 二つの拙作

 自分は、哲学を以て、実用性や有用性もある思想や理論を構築して、主に執筆活動を通じて、日越両国をはじめ、世界各国に貢献していきたい。
 その最初のステップ、即ち第一作品の完成および出版は、既に今年度の四月に歩み出せた。そして今、次のステップ、即ち二つの作品の完成を目指している。
 まずは、今年の二〇二一年の年末に、第二作品目『修徳匡国』の完成および出版を実現することである。表紙は、以下の通りである。

00_修徳匡国(表紙)1

00_修徳匡国(表紙)2

 そして、来年の二〇二二年から、第三作品目『元気』(全六巻)の執筆活動を開始する。表紙は、以下の通りである。

00_01_元気_第一巻_勤労に関する哲学小説-1

00_01_元気_第一巻_勤労に関する哲学小説-2

00_02_元気_第二巻_教育に関する哲学小説-1

00_02_元気_第二巻_教育に関する哲学小説-2

00_03_元気_第三巻_福徳に関する哲学小説-1

00_03_元気_第三巻_福徳に関する哲学小説-2

00_04_元気_第四巻_正理に関する哲学小説-1

00_04_元気_第四巻_正理に関する哲学小説-2

00_05_元気_第五巻_啓発に関する哲学小説-1

00_05_元気_第五巻_啓発に関する哲学小説-2

00_06_元気_第六巻_敬愛に関する哲学小説-1

00_06_元気_第六巻_敬愛に関する哲学小説-2

 さて、去年から今年に掛けて、コロナをはじめ、経済低迷や政治不信、デモやクーデタ、抗議や暴動に、内乱や紛争等、世界中が悲惨な情勢に陥っており、こうして自分が、毎週仕事があり、平和かつ安全な地域で、快適かつ安楽な自宅で過ごしながら書いている間にも、大勢の人々や苦境や瀕死の状態にいるのである。
 自分は、まだまだ不徳で無学な身であるものの、だからこそ、この幸運な状況下で、誠心誠意を以て、学問に励んで、哲学を創造している。
 来年にコロナが収束するかどうかは不明だが、いずれにせよ、コロナの発生と世界規模の大流行は、極めて悪い意味でも、僅かながら良い意味でも、日本史、そして世界史の転機ではないだろうか?
 自分は、この転機の内容に、少しでも善良で方正な内容を加えていきたい。『論語』(子張 19:1)に「士は危うきを見ては命を致し」(志士は危難を見ると、己の身命を投げ打って直面し/志士は危難を見ると、これを解決の道と己の使命感を一致させ)とあるように、自分は、自分の溢れんばかりの哲学的な生命力と使命感を以て、現実に直面しつつ、理想に向けて挑戦していく。
 これが、自分の万民・万国・万世に対する「哲学より愛を込めて」である。

3 恋愛作品と第三作品『元気』

 さて、第三作品は全四巻で構成されているが、本日、半日に亘って構想を積み重ねた結果、恋愛作品である『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』を主要な参考文献に加えることを決めた。

 上記の作品は、もともと「漫画エンジェルネコオカ」の掲載されたマンガ動画であるが、多くの方々の要望により、小説化、そして最近では、漫画化(電子書籍・紙書籍)も果たされた。
 こちらの作品と同様に、小説化を果たされた素敵な作品は、他にもある。

 残念ながら、現在、自分はブログやサイト運営に、第二作品の執筆のための本格的な文献研究や熟思熟考、そして執筆活動、さらには、これらと仕事の両立等の時間の関係で、まだ上記の二つの作品を購入ならびに味読できていない。年度末、第二作品目を完成させた後に必ず購入ならびに味読させて頂く。
 さて、『クラスの大嫌いな女子と結婚することになった。』、こちらの素敵な作品を味読させて頂き、それによって、自分は様々な喜楽的な気分や多くの快活な思考を養っては、元気になっている。本当に、この作品の誕生と維持、そして展開に携わっている方々に対して、心から感謝している。
 そして今日、深思し続けた結果、第三作品目『元気』(全五巻)の構想は、『クラ婚』(略)から、絶大な影響を受けていたことを自覚し、さらに、題名『元気』もまた、その影響の現れの一つであると自覚した。
 確かに本格的な哲学は、極めて複雑かつ難解であり、苦悩や難題に満ち溢れる世界であり、そして、苦難や危難に満ち溢れた挑戦である。
 しかし、『論語』(憲問 14:37)に「下学上達」(身近で容易なことから学んで、だんだんに高度で深い道理に通じること。また、手近なところから学び始めて、次第に進歩向上してゆくこと。)とあるように、『クラ婚』は、苦境や難儀な運命へと突き進んでいる自分の基礎を作って、元気にしてくれている名作の一つであるのだ。
 そこで、自分はこの作品から、深謝の心をより一層深めていくと同時に、深遠な思想や高遠な理論をさらに構築していくことにした。
 これが、『クラ婚』に対する「哲学より愛を込めて」である。
 また、今後の『クラ婚』の続編の配信や発売、そして展開とますますの成功・繁盛、さらに、作品に携わる多くの方々のご健康とご成功を、心から願っている。

4 笑顔や笑い声に喜びや楽しみ

 愛国心はベトナム民族古来の精神的価値であり、道徳である。自分の国を思い、民を思う心も、その愛国心が発する深遠な意識である。
『ベトナム革命の素顔』(タイン・ティン⦅著⦆、明子 中川⦅訳⦆、めこん、2002)

 今夜、上記の二作を完読することになる。この二作を通じて、伯(敬称)ティンの博学篤志で謹厳実直な愛国心に深い感銘を受けると同時に、読み進めていく内に、何度も何度も、思わずため息が出たり、思わず本を置いて席を立ったり、思わず涙を目に浮かべたりした。
 亡くなった著者および関係者の方々に、深謝を意を表すと同時に、哀悼の意を表す。
 『論語』(為政 2:11)に「温故知新」とあるが、生きており、肉体的にも精神的にも「温かさ」(生命活動と共感能力)を持っている自分は、この「温かさ」を以て、個人や故事を「温め」(学び受け継ぐ/受け継ぎ行う)ては、「知」(内界的過去・過去系現在)を新しくして、「知」(現在・未来)を新しくしていく。そして、新しくした「知」に「笑顔や笑い声に喜びや楽しみ」があるように・・・これが、「哲学より愛を込めて」である。

【ベトナムのサクソフォーンによる無声音楽】(「帰郷」が主題)

5 拙作


ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。