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一個人としてのジャーナリスト・コメンテーター・コラムニストを志して


1 挨拶

 自分は哲学者を志している在日ベトナム人です。
 今年度から、自分は、一個人としてのジャーナリスト・コメンテーター・コラムニストに成る為の独学を開始することを決意しました。
 この挑戦を志したことについて、皆様にご紹介させて頂きます。

2 ウェブサイト版の個人機関紙『開物成務』の立ち上げ

 かつて自分は、『哲学ニュース – 自主管理個人主義』というウェブサイト版の個人機関紙の運営と作成をしておりました。以下は、その代表的な画像の一つです。

 しかし、当時の自分の未熟ぶり・浅学ぶり・力量不足等により、順調にいかず、投稿数も投稿頻度もだんだんと減少し続けた上に、著述した内容の質はほぼ向上しなかったため、この機関紙は廃止しました。とは言え、この大失敗から学び得た経験や教訓は数多く、自分の今後の著作をはじめ、サイトの内容とその基本方針に運営に、絶大な好影響を得ることは出来たため、決して徒労や無駄ではありませんでした。このサイトの遺訓は、拙作『律民』の中の一ページに確りと著述し、サイトは終了しても、その大要は確りと遺り続けます。

 拙作は、こよなく愛するここ第二の祖国日本に、「草の根民主主義」が起きて、積極的・能動的・主体的な参政と知的な民主主義の国民主権に基づくものになれることに貢献できるのを切に願いながら著述した、短編の政治哲学の書物である。
 日本国憲法の前文にも、「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。」と「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と明記されている。
 私見としては、善き本当の国民主権の実現するために必要不可欠にして重要不可欠なものの一つが、「草の根民主主義」であると確信している。
 今現在、日本国民は総じて、政治に対する不信・疎遠・忌避・無関心等である傾向が極めて強いと思わずにはいられない。
 そこで、拙作が、「草の根民主主義」即ち「参政が民心まで根を下ろして、知的かつ抜本的、なおかつ、日常的かつ積極的な参加を基礎とする民主主義。」のの進展に貢献できることを、切に願っている。

 そして先日、深く思索し続けた結果、新規蒔き直しして、再度新しいウェブサイト版の個人機関紙を立ち上げることを決意しました。
 もちろん、真正直に言うと、新しい個人の知的で長期的な収入源が必要という理由もあります。在野の独り身の哲学者・思想家・研究者・著作家等として、個人的かつ知的な活計と経済力が必要です。
 ですが、何よりも、社会的・倫理的・道徳的・利他的・文化的・愛国的・哲学的なジャーナリズムを個人的にかつ孤高に実践躬行することを、自分は志しているのです。

 この志、そして先日の数多くの深い思索の結果、以下(書籍版)の通り、新しい個人機関紙『開物成務』とその概要「共育と課題解決型学習を垂範する機関紙」と三つの主題「㈠権力分立の補完・㈡経済主体の刷新・㈢人間開発の決行」を完成させました。

 そして上記の拙サイト=拙作の主要にして最重要参考概念は、「TRIZ」(発明的問題解決理論:Theory of Inventive Problem Solving。ソビエト連邦発の問題解決理論・全体最適化理論・システム思考・クリエイティブシンキング)です。この概念に関する著名の日本語文献は、以下の二つです。

 トリーズ(TRIZ)は、「ロシアの特許審査官が特許をベースに作成」し、「200万件以上の特許で、科学的、定量的に検証・ブラッシュアップ」し、「分野を超えて利用できる」ようにした、ほかに類を見ない、非常に優れた、発明的な問題解決の理論です。
 ロシアの特許審査官だったアルトシューラーは、来る日も来る日も特許を見ているうちにあることに気づきました。「分野が違っていても、問題解決の手法には共通要素があるのではないか?」と。そこで、何百、何千件の特許を元に、「発明のコツ」を抽出していきました。そして、そこからついに、発明の「共通要素」を法則化することに成功したのです。
 さらにアルトシューラーはもうひとつのことにも気づきました。それは「ある分野で新たに解決された問題の9割は、実はほかの分野で既に解決されている問題である」ということです。
 そうしてアルトシューラーがたどり着いたのが「問題解決プロセスの一般化」で、これらをまとめた科学的問題解決プロセスがトリーズ(TRIZ)です。
 本書でご紹介する「40の発明原理」は、一つひとつの具体的な問題解決方法の中から、問題解決プロセスを一般化して抽出したものです。これを活用することで、他分野における過去の失敗や成功からより深く学べるようになります。
 また、異分野の技術者同士やビジネスパーソンの間で今まで難しかった「技術の本質に迫った話」ができるようになります。
 TRIZは、今も進化を続ける巨大な理論体系ですが、本書で紹介する「発明原理」は、TRIZの原点であると同時に、ほかのすべての理論の基本にもなっています。
 本書は、現在、欧米を中心に高付加価値なビジネスを成り立たせているこの手法の原点を、一般の方向けに初めてご披露するものです。さっそく、TRIZの世界へご案内いたしましょう!

トリーズ(TRIZ)とは、ロシアの特許審査官が特許をベースに作成し、200万件以上の特許で、定量的に検証・ブラッシュアップされた、分野を超えて利用できる、他に類を見ない、非常に優れた発明と問題解決の理論です。そんなトリーズのなかで、とくに課題設定におけるベースとして重視されているフレームワークが、本書で紹介する「トリーズの9画面法」です。横軸を時間軸、縦軸を空間軸に取り、それぞれを3つずつ、計9個のマスに区切ったもので、アイデアの整理や伝達だけでなく、発想についても同じフレームワークで行うことができます。

 上記の二つの文献は、他の拙作の重要な参考文献として用いさせて頂いているものです。ですが、拙サイト=接作『開物成務』での参考文献は、以下のTRIZの本格的・学究的・専門的・応用的で高度な内容の文献にします。

イノベーションがビジネスや社会で成功するには、その土台に技術の革新が必要です。技術革新を起こす、科学技術に基づいた体系的創造性プロセスを、本書は記述しています。ロシア生まれのTRIZを西側文化と融合させて、現代化したTRIZの、世界的な教科書です。 技術開発、商品開発、技術問題解決を目指すために、あらゆる科学技術分野・産業分野で適用可能な知識と技法です。 分かりやすく、懇切丁寧に記述しています。TRIZの技法と知識ベースの簡潔なハンドブックにもなっています。

 読者の皆様方の貴重な時間・明晰な良識・奥底の徳性に対して上質・適正・善美なる機関紙に成るように奮励努力に初志貫徹することを、ここに天に誓います。

3 結語

 今現在、自分の以下の拙作『町政』の完成に向けて苦心惨憺しております。在日ベトナム人として、こよなく愛する第二の祖国日本の、極めて遠いものの、新しい善き未来に貢献できる、極めて抽象的で哲学的ながらも現実的で日常的な内容の拙作の一つに成るよう、誠心誠意を込めて完成させます。

㊼民徳を国基とし、民福を国是とし、民主を国政とし、民本を国策とし、民情を国情とし、民心を国柄とし、民意を国勢とし、民力を国力とし、民活を国利とし、民営を国益とし、民声を国威とし、民権を国防とし、法治国家を護持しては情治国家を建設し、文化国家を生成しては夜警国家を確立し、礼治国家を実現しては徳治国家を創造する。政治力の、礎は愛国心、盤は克己心、本は道徳心。

拙作『町政 博学篤志と切問近思のコミュニティ・シンクタンク』(第Ⅶ章 継続教育)p.45

ありがとうございます。心より感謝を申し上げます。