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第2の体内時計に目を向けてみませんか?

こんにちは。YuaMi(ユーアンドミー)です。
自らの経験を経て、”女性の不調に寄り添いたい”という想いで発信し始めました!

月経周期や女性の健康と向き合う方々から学んだこと、私が実際に月経周期そしてホルモンバランスを整えるためにやっていることなどを、紹介していきたいと思っています。

※ご紹介する内容は、あくまでも現在までの自分の学びと私個人の実践です。

今回は月経が始まってから閉経までの間だけ存在する第2の体内時計
インフラディアンリズム(長日リズム)についてご紹介したいと思います。

インフラディアンリズムって何?

一日24時間の周期よりも長いサイクルのこと。つまり、人の周期においては月経周期を意味します。

月経周期は4つ(卵胞期、排卵期、黄体期、生理期)で成り立っていて、それぞれに特徴があります。この4つを大きく2つに分けると卵胞期と排卵期が前半、黄体期と生理期が後半となります。

※それぞれの周期は体内の中の春夏秋冬と似ているため、ここでは「季節」と表現する場面があります。

24時間の体内時計(サーカディアンリズム:概日リズム)に比べて、あまり知られていない私たちの第二の体内時計。

しかし、それは月経周期がある私たちにとって、一日のリズムを司る概日リズムに相当する大切なものになります。

インフラディアンリズムのそれぞれの季節について

上記で、月経周期は4つの異なる季節から成り立っているとご紹介しました。
ホルモンに関連した詳しい説明や役割については別の機会にご紹介したいと思いますが、少しだけ触れさせていただこうと思います。

※以下でご紹介するそれぞれの期間の長さは健康な生理周期がある場合の目安の日数になります。ご自身の現状の身体の状況によって異なってきます。

卵胞期:

何かを始めるための準備の時期(月経の最終日の翌日から数えて7日~10日)で、体内の季節は「春」です。

排卵期:

何かに向かって本格的に始動する時期(卵胞期後の3~4日)で、体内の季節は「夏」です。

黄体期:

始動させている活動に専念する時期(10日~14日)で、体内の季節は「秋」です。

生理期:

活動に一区切りを打ち、休息する時期(3日~7日)で、体内の季節は「冬」です。

それぞれの周期の特性を知った時、「私たちの実際肌で感じている外側の春夏秋冬の流れに似ているなぁ」と納得でした。

月経周期と真剣に向き合うきっかけを私に与えてくださった先生は著書でこんなことをおっしゃっています。

Your cycle phases give you tremendous creative force and provide ongoing momentum in your life.  In short, they are your power source.  

Alisa Vitti, In the FLO

月経周期のそれぞれの時期には創造的な力をあなたに与えてくれ、あなたの生活において現状にはずみをつけてくれる。簡単に言うと、それらはあなたの原動力なのです。

月経周期の役割とは?

月経の役割とはどのようなものでしょうか?と質問されたら、あなたならどう答えますか? 「排卵があり、赤ちゃんを授かるためのもの」という回答が聞こえてきそうです。私もそれだけのためだと思っていました。

もちろん妊娠のために大切なものであるのですが、それ以外にも非常に大きな役割を担っています。

大きく分けると、次の5つの体内の働きをコントロールしています。
・脳
・免疫システム
・新陳代謝
・微生物叢
・ストレス反応

体内時計の乱れが身体の不調に直結している

サーカディアンリズムを無視した生活で1日の体内リズムが乱れます。睡眠の質が悪くなったり、自立神経の働きが乱れて高血圧(本来は昼間に高く、夜は低くなる)になったりします。

インフラディアンリズムにおいては、上記5つの働きと関連しているため、多くの不調を招くことになります。

私たちの脳は一周期の中で最大25%も変化するという研究結果が出ています。

前半の周期で自分の許容範囲を超えて頑張りすぎたり、やるべきことを抱え込んでしまうのは危険です。後半の周期で頭がぼんやりしたり、朝が辛くて起きれないといった症状を引き起こしてしまいます。

免疫システム

生理期に近づくにつれて免疫力が低下し、体調不良になりやすいのを実感されている方も多いのではないでしょうか。

生理期に近づくにつれて低下するホルモンの放出が免疫力低下にも大きく影響を与えています。

変化は避けられないですが、その状態を少しでも和らげ、体調を悪化させないためにもそれぞれの時期に適当な食事、運動そして生活習慣を心掛けることが大切です。

新陳代謝

周期の前半と後半では新陳代謝の速度が大きく異なります。なので、新陳代謝の働きが加速する後半には前半よりも一日に必要なカロリーが増える、要するに食欲が増進することになります。

この点から、一般的に「健康によい」とされている食事法が月経周期のある女性の身体には悪影響になってしまう場合があるのです。

微生物叢

第2の脳とも言われている「腸」は微生物の宝庫。一日の生活を整えるために大切なホルモンであるセロトニンの大半(90%)は腸で作り出されています。

女性ホルモンとして知られているエストロゲンの循環をコントロールしているもの腸の微生物叢です。

エストロゲンが適切な量に保たれていない(エストロゲン優位な状況になっている)とPMS、生理痛そして出血の多い生理期を引き起こす原因となります。

ストレス反応

重要なホルモンの一つ、コルチゾールは私たちのストレスレベルによって変化します。適量のコルチゾールは私たちの身体に恩恵をもたらしますが、コルチゾールが過剰に放出されるとホルモンバランスが大きく乱れて月経周期に様々な症状をもたらします。(排卵の遅れ、月経周期が短くなる/長くなる、生理期が極端に短い/長いなど)

体内時計(月経周期)と向き合って生活することが健康でいるための鍵

エネルギッシュな日々を送るために必要なこと、それは月経周期と向き合うことです。つまり、「自分は今どの期間にいて、どう過ごすのがよいのか?」を知るということ。

現代社会(24時間の体内時計だけが優先された環境)で生活する私たちにとって、それぞれの時期に沿う生活に変えることは容易ではありません。

しかし、周期に合った食事を少しでも取り入れたり、セルフケアや自分と向き合う時間を大切にすることで、その溝を埋めることは可能です。

そう完璧を目指すのではなく、
できることを意識して実践することが健康的な月経周期やホルモンバランスに近づく一歩になります!

私は女性の健康を諦めない、だからあなたも諦めないでいてくれると嬉しいです★

今回も読んでくださり、ほんとうにありがとうございました(^^)/



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