見出し画像

何度も足を運び本音で語り合える関係を構築する - ヴェルジェ商品部長 川島厚司

こんにちは!
ヴェルジェファミリーの素顔をお届ける紹介インタビュー。
第4回は創業期からヴェルジェを支える商品部長の川島厚司さんです。

幼少期からこの業界で働くことを決めたという川島商品部長。
商品部長としてファミリー、そして農家の方々からの信頼を集めている人徳者です。

転職が当然となっている現代において幼少期に掲げた仕事をずっと続ける人は稀少なのでは。
なぜ川島商品部長はここまで想いが変わることなくこの業界の第一線に立ち続けられるのか。
そしてこれまでの人生で多くの方から信頼を得てきた方法とはなんなのか。

ふとした笑顔に優しさがこぼれでる川島商品部長にお話しを伺いました。


畑だと川島商品部長の笑顔は輝きを増します


一丸となって変化し続けられたからこそ今がある


ーー商品部長は子供の頃からこの業界で働くと決めていたと伺っています。何かきっかけはあったんですか

子供の頃、先代の社長の手伝いをやっていくうちに、将来はこの業界に入るんだと心に決めていました。
覚えているのは、お手伝いをしている時にお客さんから「かわいいね」や「頑張っているね」と温かい言葉をかけてもらい、気づけばこの仕事が大好きになっていましたね。


ーーそれではすぐにヴェルジェに入社したんでしょうか

高校を卒業してからは、まずはこの業界で活躍していくためのスキルが必要だと感じて仲卸し業で働きました。その後、ヴェルジェに入社した形です。


ーー常にこの業界で働くことを見据えて進路も選んでいかれてたんですね

そうなりますね。


ーー入社してから今に至るまで多くの壁があったと思うんですが、特に印象に残っているものはどういったものでしたか

壁か...
ヴェルジェは最初の10年間は八百屋さんとしてやってきて、次の10年で新しい業態に変化したりと振り返ると10年スパンで大きな変化が会社にやってくるんですね。
しっかりと軌道に乗って次に進んでいかないといけない移行期間はいつもかなりしんどいです。
ただ、その期間に一丸となって変化し続けられたからこそ今があると思います。


川島三兄弟に水野顧問を交えた一場面
(左奥:本部長、左手前:水野顧問、右奥:社長、右手前:商品部長)


ーー変化に対応することってかなり難しいことだなって個人的にも壁にぶるかる度に感じているのですが、何か壁を乗り越えられた秘訣があれば教えていただきたいです

もちろん乗り越えてきたものは予想もしてなかったものばかりですし、ヴェルジェも最初の頃から今の業態になるとは想像もしていませんでした。
だからこれからの未来も今の業態のままだとは思いませんし、その時々でベストを尽くし続けることが秘訣かもしれません。


ーーなるほど。今の形にこだわらず求められてることに応え続ける、というのが大切なんですね

この業界が現状のままだとは思ってませんし、時代に合わせた対応をスピード感を持って行うことが大切だと思います。
最初の頃はみんな短パンTシャツでやってたんですけど、今の社長がある日、「八百屋だけどネクタイを締めてやろう」と言い始めたんですね。
最初はみんなびっくりしましたけど、今は業界としてもそれが普通になってきていますし、時代を読む力のいい例になるのかなと思います。


ーー短パンからTシャツからネクタイってかなり大きな変化ですね

違和感はあったんですけど、迷いはなかったですね。


ーー迷いはなかったんだ...そうしたお仕事の中でどのあたりに喜びを感じているんでしょうか

なんでもない会話になるんですけど、暑い日に「今日は暑いね、大丈夫?」という一つの声掛けがすごく励みになったことを覚えてます。


ーーやはり長い間続けられている理由もお客さんとのつながりにあるんですね

大きな原動力になっています。
自分が関わってきた商品でお客さんに喜んでもらい会社が大きくなっていくことや、新しい方との出会いが増えていくことも原動力になっています。


ーーここまでの短い時間だけでも子供の頃のお手伝いから現在の商品部長という立場になるまで、様々なご経験をされてきたことが伺えます。時間とともに見る世界も変わってきたのかなと思うのですが、子供の頃から今までこの業界への想いは変わりませんか

想い自体は変わっていないですね。
立場が変わり、現場に立つ機会は減ってきましたけど、お客さんとのコミュニケーションや自分が関わった商品をお客さんが喜んでくださったり、「美味しかったよ」という言葉を聞くとこの仕事に就いている意義を感じますし、その気持ちは今も変わっていないですね。


ヴェルジェの根幹を支え続ける川島4兄弟
(左から省吾マネージャー,商品部長,社長,本部長)


本音のコミュニケーションを大切にする


ーー商品部長は、「ヴェルジェらしさ」をどういうところに感じていらっしゃいますか

今は会社自体も大きくなって変わってきましたけど、メンバー同士のつながりの強さは変わらないなって思います。


ーーメンバーが増えていく過程で意識し続けてきたことってありますか?人や店舗数が増えれば増えるほど、しっかりとした関係を作っていくのが難しいと感じる方も多いと思うのですが

本音のコミュニケーションを大事にしています
この業界はなかなか新しく変わっていかないということもあって、人とのつながりが大きいです。新たな出会いもそうですけど人間関係を構築していくことは何より重要ですね。


ーー本音のコミュニケーション…!農家さんやお客さんとのつながりでも重要なことになるんですかね

そうですね、特に長いご経験のある農家さんであればあるほど、本音を話してくれるようになるまでに時間がかかります。
だから何度も足を運んで、最終的にはお酒を一緒に飲んでお互い本音で話し合えるような関係を構築することを目指しています


ーー何度も足を運び本音で話すこと。そこに商品部長として多くの農家さんと信頼関係を築いていらっしゃるエッセンスが詰まっているんですね

私が先頭に立ってレールを引く上では、本音の関係を意識してやってきました。
農家さんとの長く続く関係を作るためには欠かせません。


ーーその他に農家さんとの会話で意識していることはありますか

農家さんたちは、自分たちが作ったものがどういった人に食べてもらっているのかが気になります。
農家さんとお客さんの架け橋になるためにも農家さんにお客さんの直接の声を届けたり、何より農家さんが一番知りたいことを本音で伝えることが大事かなって思っています。


収穫時には農家さんとともに笑顔が溢れ出ます


自分たちにしかないものを今求められている形で


ーー商品部長が今後挑戦していきたいことはありますか

美味しい野菜・果物を届けることは当たり前として、今求められていることにしっかりと対応していくことと自分たちにしかないものを生み出していきたいですね。


ーー何かプランも考えていらっしゃるんですか

果物に関しては生産者さんが減っていて、昔は100%市場での取引だったのが今は美味しいものは個人で売ったりと市場流通も変わってきています。
そんな厳しい状況の中でも、美味しいものを届けるために農家さんと出会い、直接コミュニケーションを取り、つながりを大切にしていきたいです。
そうして生まれた信頼関係の中で私たちならではの方法で、農家さんも私たちもお互いが幸せになれるような方法を常に考えています。


ーーちなみにご自身として挑戦していきたいことはありますか

男女問わず忙しい日々を送る人が多い時代の中でお惣菜にお客さんのニーズを感じているので、私たちのコンセプトにこだわり、自信のあるお野菜を使ったデリカを届けていきたいですね。


ーー今後ますます事業を大きくしていくためには新しくヴェジェルを支える方の力が必要不可欠だと思います。商品部長はどういった存在を求めていますか

ヴェルジェが好きが一番です!
コンセプトを理解してもらった上で、同じ道を一緒に歩めるメンバーを求めています。


ーー最後にヴェルジェで働くことを考えている方に向けてメッセージをお願いします

社員同士のつながりもとても強く、そして業界の中で日本一の企業を目指すことを掲げているので、働きやすくかつ個人、会社共に成長していける環境だと思います!



編集後記

農家さんと関係を構築するためには、「農家さんが一番知りたいことを本音で伝えること」が大事だと語る川島商品部長。

言葉数は少ないものの、これまでの様々なご経験が乗った言葉の一つ一つに強さがありました。

本音で話すことって簡単そうに見えて意識していても実践することが難しいことであるように感じます。
仕事でもオンラインでのやり取りが成立してしまい本音が伝わりづらい時代だからこそ、意識していかなければならないことなのかもしれません。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ヴェルジェは一緒に食の未来をつくっていくファミリーを募集しています!
少しでも気になった方、ヴェルジェファミリーと話してみたい方はお気軽にご連絡ください!

▼採用ページ

※採用ページに移動後、ページ下部のフォームよりご連絡ください。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


(執筆・編集:遠藤 伶 / インタビュー:蒼島 成歩・遠藤 伶 / 写真・デザイン:蒼島 成歩・hinatä)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?