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『フロントマンへの道は遠い』

3月25日に出演したライブの感想です。

感想というか反省点というか備忘録というか。
むしろ反省ばっっっかりなんですが、せっかくなので包み隠さずにぶちまけようと思います。

前提として、私は先日こんな記事を書きました。

SUPERBEAVERに出逢い、渋谷龍太に出逢い。
“あの人みたいなボーカル、ひいてはバンドの顔、フロントマンになるんだ!!“と決意した私は、3月25日に出演するライブに向けて、もう1度、初めから自分を鍛え直すことに決めたのです。

某感染症が世界的に猛威をふるい、バンドとしてもライブから遠ざかって早数年。
とても久しぶりのライブだったワケですが、この日、私がどう過ごして何を感じていたのか。
当日の私の行動と共に、見ていくとしましょう。


・打ち合わせ〜リハーサル

当日、昼まで仕事をしていた私は、ライブハウス側の都合で急遽早まった打ち合わせ(他のバンドとの顔合わせ)に参加出来ず、旦那(ギター)とベース(リーダー)に全てを任せることにしました。

仕事を終えて、ダッシュでライブハウスに飛び込んだ私に知らされたのは「今日、ウチがトリだって」というベースからの言葉。

「( ゚д゚)は!?なんで!?〇〇(地元でも結構有名なバンド)じゃないの?」

「(´・ω・`)〇〇は中盤だね」

「(ベース)今日バンド少ないんだって。ウチと〇〇ともう2組くらいなんだけど、その2組は学生バンドっぽいし、トリやれるのがウチと〇〇しかいないみたいよ」

例えばこれが対バンライブなら、主催がトリを張るのでこんな心配はいらないんですが、今回ウチが参加したのはとある企画もの。
想像以上に集まった出演者のジャンルもバラバラで、路上出身の2人組アコースティックデュオがいたり、ラッパーがいたり、かと思えば初々しい初心者バンドがいたりと、本当に色々集まってました。

その中でそれなりにバンド歴が長いのは、ウチと、〇〇というバンドの2組だけ。
〇〇とは何度か対バンしたり主催の企画に呼んでもらったこともあるので、顔見知りだったのですが、ここのバンド、普通にインディーズでCD出してるんですよね。
えぇ……それを差し置いてウチがトリ張るの?
正直嫌なんだけど、と〇〇に代わってもらえないか言いにいこうと思ったんですが、ベースに止められたのでやめました。

「(ベース)アンタ、今日は渋谷龍太になるんだ〜☆って言ってたじゃん!!自信持てよ!」

「( ゚д゚)それとこれとは話が別な件」

「(ドラム)それよりリハーサル何やるか決めてないんですけど、そろそろ決めません?」

ウチは基本的に、当日の朝まで、リハでやる曲をほとんど決めません。
ギターとベースがコーラスをやる曲なら、マイクの調整があるのでその曲は持っていきますが、大体リハで演奏するのがワンコーラス3曲として、この日も3曲のうち、1曲しか事前に決めてなかったんですね。

メンバーのコンディションと相談しながらリハでやる曲を決めて、久しぶりのリハに臨みます。

「( ゚д゚)ノシよろしくお願いしま〜す」


・お昼ご飯〜出演直前

リハを終えて、まあ、なにはともあれ、ご飯を食べないと話にならない、というコトで。
お昼を食べに行くことにしました。
このチーズびよーんしてる物体はラザニアです。

旦那のチーズびよーんが下手すぎて3回ほど撮り直しました。リコンしました。(ライブ前に何やってんだか)

そこからは1度自宅に戻り、化粧を直したり制服を衣裳に着替えたりして、改めてライブハウスへ。

このとき、実は緊張MAXです。
口からエクトプラズム出てます。

私の場合、出番の直前よりも、数時間前のほうが緊張するんですよね。
直前になれば「あ、もう逃げられない」と腹も決まるんですが、それまでは大体ウダウダ言ってます。

ベースや旦那にウダウダ言いつつも、他の出演者の演奏を観ていると楽しくて、少しずつ緊張もほぐれてくる、ってのがいつものお決まりのパターンなのです。

この日もそんな感じで、3組目の人を観ていたあたりで「よし、やるか」って気になってきました。
楽しもう、とにかく楽しもう。
パフォーマンスが云々よりも、まずは自分たちが楽しんで、その楽しさをお客さんにも感じてもらわなければいけないワケですからね。


・そして出番中

出番直前に、イトーダーキさん主催の春のリレーエッセイの走者順を見てしまい、そこでも自分がまさかのアンカーで、ビビり倒すハプニングはございましたが、なんとか自前のマイクスタンドとマイクを抱えてステージへ。

そんなこんなで、本番の感想なんですけどね。

まあ、結論から言うと。
まだまだだなぁ、って感じでした。

ライブ自体が数年ぶり、っていうのもあって、予想よりも全員緊張してて。
歌詞は飛ばすわ、ベースは突然音止まるわ、ドラムはリズムキープ出来てないわ、あの旦那ですら珍しく間違えるという。

初ライブ以来ですよ、初っ端から歌詞飛ばして
「( ゚д゚)すみません、もう1回!」って曲を最初からやり直したの。

なにが「渋谷龍太になる」だよ、チャンチャラおかしいわ。

とはいえ、良いこともありました。
曲中の動きは格段に良くなってたし、MCは詰まらずに話せたし、マイクのおかげで低音はだいぶ抜けてたし、自分に限って言えば、1曲1曲の完成度はそれほど悪くなかったと思うし。

それは恐らく、練習期間が長かったから「もうこれ以上は練習出来ん」と思うところまでやりきったから、出来たことだと思うんですよね。
練習って結局自分の自信に繋がっていくし、やっぱり練習って大事だなぁ。

とはいえ、もっともっと改善しなきゃいけないところも見つかって、早いとこ、次回のライブを見すえた練習に切り替えていかなきゃいけないな、と思ってます。


バンドにとってはライブこそが至高で。
自分たちの集大成を見せる場がライブだし、少なからずそれで人様から金をもらっている以上、しょーもないステージは見せられない。

わかってたはずなのに、プロを目指すのをやめてから、私はたぶん、このへんの意識がナアナアになってたんだと思うんです。

プロじゃないし、とか。
素人のお遊びバンドだし、とか。
そんな言葉に逃げて、自分を、自分たちを高めることなく妥協した。

それは別に悪いことではないのだろうけど、でも、”それじゃあつまらない“と思う自分がいたのも事実。

もっともっと上に、と思えるほど、音楽のためにさける時間もないし、そればかりを考えてはいられないけれど。
どうせやるなら、“カッコいい“と思ってほしいじゃないですか。

だから今回、渋谷龍太を目指した私の努力は決して間違ってなかったと思うし、出来なくて悔しい気持ちもあるけど、それを忘れずに次回に備えていけばいいんだと思うので。
うん、まだまだ諦めないですよ、私。
いつか最高のフロントマンになってやる。

でもまあ。
とりあえず疲れたから、来月までは練習はしなくてもいいかな。


あとがき。
というわけで、私は渋谷龍太のようなフロントマンにはなれませんでした(笑)
でも、本番が楽しかったのは間違いないですし、明確な目標をたてることで、練習時もめちゃくちゃ張り合いがあったので、これからもこのスタンスでやっていこうと思います。
実は来月、ビーバーのライブ行くんですよ。
それまで練習はちょっと置いておいて、生で渋谷さんのすごさを味わってこようと思います。

もしもサポートをいただけたら。 旦那(´・ω・`)のおかず🍖が1品増えるか、母(。・ω・。)のおやつ🍫がひとつ増えるか、嫁( ゚д゚)のプリン🍮が冷蔵庫に1個増えます。たぶん。