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マダガスカル島での大惨事ひとつだけじゃない!

 マダガスカルはインド洋を遥かに西南に下った、アフリカ大陸の右下の海を隔てた、沖縄や小笠原諸島などの島々を寄せ集めても足りないくらいの日本全体の大きさを余裕で越えた大きな島国です。もともとはフランスに植民地化されていて、未だにフランス色の強いところでしたが、欧米化される前は、もともとは遥か東南アジアの特にインドネシア辺りから小さな小舟(現・ボート)で嵐や高波に遭いながらも命懸けでやってきた人達が住み付いて、ずっと長い間アフリカ大陸とは異なった生活をしていたそうです。数億年前のゴンゾワナ大陸という南極やアフリカ大陸など南半球の大陸が繋がっていた時代に存在していた、この途轍もない大きな大陸が大陸移動して分断された結果、アフリカ大陸からぽろっと千切られたせいか、このマダガスカルに存在する生物はどれも固有のものが多い。植物だと星の王子様で知らせるバオバブの木とか、アロマテラピーで万能の効果で知られるランバサラやマラリアに効果がある日本にもある日日草(マダガスカルで育ったものにしかマラリアの効能はない)、動物ではCMにも使われたワオキツネザルや横跳びジャンプで知られるシファカ、童謡として子供の頃に必ず出会う歌でお馴染みのアイアイという夜行性の動物とかがまさに固有種である。そんなマダガスカルに行ったときのエピソードを語ります。

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