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生活習慣病からの生還~①異変~

こんにちは!
2020年、コロナで世界が一変した時、私の身体にも異変が起こりました。その時の様子を書いていきます。

身体がだるい、微熱が続く、食欲が落ちてきた…。
そんな異変を感じたのは、2020年の6月の下旬くらいだったと思う。世の中は新型ウィルスの影響で一変し、テレビでは連日このウィルスによる感染者、死者の情報が溢れていて、世界中が混乱のさ中にあった。
日本でも4月に緊急事態宣言が発令され、多くの産業が活動自粛を余儀なくされた。それは私の職場でも例外無く、在宅勤務が導入されたり、交代で休日を取り入れたりと、仕事環境が大きく変わったのだ。
そして家にいるからと言っても、どこかに出かけるとかの判断は当然せず、ただただ家に引きこもる日々を過ごしていた。
そんな中、自粛生活を有意義なものにするために自炊をする人たちの間で「 #おうちごはん 」というタグがちょっとした流行になっていた。それに乗せられてという訳ではないが、その頃、私も自炊をするようになった。と言うと普段は料理しない人に思われるかも知れないが、元々食品会社で商品開発を長く携わっていたので、料理自体は普通に出来る。ただ職場で料理してると家ではやりたくなくなるもので、長年外食や弁当に頼る食生活をしていた。
そんな折、久しぶりに毎日のように自炊してみると、これが結構楽しくて、外食はともかくコンビニやスーパーの弁当を食べるよりは美味しいので、ついつい食べすぎて…。そんな生活を2、3ヶ月続けた結果、6月の健康診断では体重か過去最高を記録してしまい、血液検査などの結果も軒並み悪化を辿っていた。
「ヤバいな…」
流石に大台(3桁)への到達が現実味を帯びてくる結果に若干の焦りを感じていた頃、徐々に私の身体は蝕まれていた。だが、その後訪れる苦しみなど知る由もなく、日々を送っていた。
思えばその頃から、冒頭の諸症状は感じていて、特にコロナ禍に突入してからは職場では検温が義務付けされ、37℃前後の体温が続いており、上司からも「大丈夫なのか?」と言われる事も屡々。その頃はまだ目に見えた形での体調の変化は無く、気にはなっていたものの、普通に過ごしていた。身体のだるさや食欲不振も、梅雨明けと同時に押し寄せる猛暑による夏バテくらいに感じていた。明らかな不調を実感したのは、夏休みの辺りからだった。
脱水症状みたいな感じになり、とにかく喉が渇く。常に水分を求めるようになり、その上1時間持たないレベルの頻尿となった。その頃になると明らかに気分も悪くて、軽い目眩や吐き気も起こる。夏休みが明けてからの仕事にも影響が出てきた。それでも脱水気味な状態がとにかく酷かったので「多分、熱中症だろう」と判断して、休みを取って病院に行く事にした。だがそこは時代が時代なので、まず最初にPCR検査を受ける事となり、熱中症ではなくコロナの対応を取らされた。
2日後に検査結果が『陰性』と出たので上司に報告すると、上司も安堵し仕事に戻る事となった。ただそこから病院に逆戻りするまでに時間はかからなかった。
数日後、再び体調不良を訴え早退。そこで血液検査を実施した結果、血糖値600超え、HbA1cは12超えという形で、即座に「糖尿病です」と言われた。
実はその時には覚悟はしていた。と言うのも、一度復帰した後、脱水症状と頻尿の症状が一段と酷くなり、その症状をツイートしたら、看護師をしているフォロワーさんから「多分二型糖尿病だと思いますよ」と言われていたので、そこで遅ればせながら色々検索してみると、他の症状含めて思い当たる事だらけだった。そして同時に、初めて死の恐怖を覚えたのだ。
前にも触れていたが、コロナ禍に突入した年である。連日の報道で感染者などの情報に加え、罹患した時の重症化、または死亡するケースについても様々な見解がされており、特に糖尿病はどの報道を見ても死亡リスクが高いと言われていた。
実際に死亡した人の多くは三大疾患、特に糖尿病患者の比率が高く、その報道を嫌という程見ていたので、まず先に恐怖心が頭を過ぎった。
~罹患したら一巻の終わり~
疑いが現実になってからは、もう恐怖でしかなかった…。
続く)

今朝職場に向かう時に路地裏にひっそりと咲いていた月見草

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