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好きな曲は好き~약속(Promise)/JIMIN of BTS防弾少年団~

はじめに


今日はBTSのメンバーの一人であるジミンが作詞した『약속(Promise)』という曲についてお話しします。
曲名の発音は日本語とほぼ同じで「やくそく」です。
この曲は韓国語の曲なので、翻訳してくださっている方の動画を参考にさせていただきます。

ぜひ私が感じた文章を読む前に聴いてみてほしいです!


君は僕


優しいアコースティックギターの音色から始まります。

『一人座り込む
考えばかり大きくなっていく』

きっと誰もが一度は経験したことがある悩んでいる時期、私にとってはここ数年であって、うつでした。
そんな時にこの曲と出会いました。
一人でベッドに横になっているときに、この始まりの歌詞を聴いて涙が出ました。
何もできなくて、何もしていないのに、時が過ぎていくことに怖くなって、だからどいって何かをできるほど元気も気力も意味も感じない、そんなときに、『考えばかりが大きくなっていく』という歌詞に共感しました。

世界的大スターであり、努力家のトップに居るような方だと思っていますが、彼のつらさが私と同じもののように感じました。
一学生で一般人である私とはきっとレベルの違う悩みなのかもしれませんが、彼も人間なんだと感じました。

『いつからか君は僕を傷付けていった
君でさえも分かっていないじゃないか』

悩みや負の感情が自分に向かいやすい人はいると思います。
私はそうです。
いつからか、何か嫌なこと、理不尽なこと、悲しいことがあった時に、まっさきに自分を責めるようになっていました。
うつうつとしているときにはその傾向が過度なものとなって自分に向かっていました。

この歌詞における『君』は、自分のことだと私は考えています。
自分に言ってあげたい言葉が詰まっている優しい曲だと思っています。
私も私を大切にしてあげたいけれど、どうしていいかわからないし、自分にナイフを突きつけているのは自分です。
こんなことをぐるぐると考えて迷子になります。
だからこそ、この歌詞が響いて残って、忘れられない曲になりました。



君のつらさは僕だからわかる


次の歌詞です。

『君もつらいんでしょcause you’re mine
I just wanna blow your mind
こんな風に君はまた遠ざかって行ってばかりだけど
「なんてことないよ」
なんていうけど
実は僕がそうじゃないみたいだ』

どんなにつらくても、そのつらさを言葉にできなくて、理由もわからず迷子になってしまうけれど、“つらい”ということはわかります。
でも、自分が辛いと感じた時にはもう遅い、なんてこともあります。
病院の先生に初めに、「私は今つらいけど皆つらいことはあるのはわかっている。この程度で助けを求めていいかわからないけれど、どうしたらいいか。」ということを話したことがあります。
先生のお仕事ですから笑、「それはとてもつらいことなのですよ。」と私のつらさを認めてくれました。
そういうお仕事だから、と言いましたが、「つらかったらつらいで良いんだ」と自分のハードルを下げてあげることも大事だと思います。
私はそう思います。
自分ですから。いいでしょう。
つらさを真っ先に認めてあげられるのは私ですから。



今の自分の中で輝く理想の自分


次の歌詞です。

『I want you to be your light baby
You should be your light
これ以上つらくないように
君が笑えるように』

私はこんな風に自分に言ってあげたい、寄り添う曲でありながら、この歌詞はジミンの自分に厳しいところが垣間見える部分だと思っています。
自分に自分の光になってほしいのです。
歌手という夢に向かって様々なことに耐えて練習して乗り越えてきたジミンは、目標とする自分の理想像がきっとあったと思います。
それに向かって、“輝いている”自分であってほしかったのかな、と思いました。

ただ、この“輝いている”というのは“有名になる”とか“裕福になる”ということだけではなく、“自分の理想とする姿になりたい”という理想の輝きです。
私はこれにとても共感できるのです。

私も自分に課す課題が大きく、成功してもそれは過程だと一蹴してしまい、認めてあげられないことが多いです。
それはなんとなく理想の自分がいて、その理想の自分が現実の自分の中であまりにも輝いているからです。
憧れです。
いまだに私はその理想の自分になれたら、“心から笑える”と信じてしまっています。
きっと、これまでもそうだったように、どうせ認めてあげられないくせに。



夜にだったら正直になれるかな


次の歌詞です。

『I want you to be your night baby
You should be your night
この夜が君に正直にいられるように』

先日もお話ししましたが、夜になると正気を失ったり、正直になったりすることができると思っています。

何度も裏切られたような気分になりますが。
ただ、仕事や学校、昼間はいろいろな義務がある我々だからこそ、夜だけでも自分に正直にいてあげてほしい、優しくありたい、という思いを感じました。

その夜に正直でいることを自分に許すのも自分なのです。
だからこそ、この歌詞なのでしょうか。



約束しよう


さいごの歌詞です。

『これからは僕に約束してよ
一日に幾度もひとりぼっちだと感じても自分を見放さないで』

曲もクライマックスを終え、ゆったりとエンディングに向かう部分です。
ここで、こんな言葉を言われると優しさに泣いてしまいます。
私は私に何度も約束させたいです。
約束してあげたいです。
絶対に、自分を見放さないことと諦めないこと。
けなしてしまったり、許せなかったり、飽きれることはあっても、絶対に自分を諦めないと約束したいです。

この部分の『僕』は私たちから見たジミンであるとも考えました。
第三者を挟んで自分と約束することで絶対に破れないものにする、という構図が浮かびました。
そのために、僕とも約束しようね、というジミンが浮かびます。
勝手に保証人のようにしてごめんなさい、の気持ちです。

『ここで少しの間立ち止まって指切りをして今僕に約束して』

そしてさいごにいちばんやさしい声で、これを言ってくれるのです。
この時には完全に私がジミンと約束するような気持ちになっています。

さいごに


この曲はジミンが辛かった時に長い時間をかけて作ったと言っている曲です。
だからこそ、響くものがあります。
いつまでも、私に寄り添って、私の欲しい言葉をかけてくれる曲です。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
♡励みになりますありがとうございます。


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