【1話140字】 小説 『ホワイトライ フィールブルー ③』
スマホを持つ手に力が入る。
「もしもし。本当はね……ずっと休職して家にいるんだ。相変わらず協調性がなくて」
「はぁ?あんたはいつも自分よりも他人を優先するじゃん!2人でいてパンが3つあったらどうする?」
「2つ渡し……」
「ほら!1つは半分こすればいいしあんたが2つ貰ってもいいんだよ!」
スマホを持つ手に力が入る。
「もしもし。本当はね……ずっと休職して家にいるんだ。相変わらず協調性がなくて」
「はぁ?あんたはいつも自分よりも他人を優先するじゃん!2人でいてパンが3つあったらどうする?」
「2つ渡し……」
「ほら!1つは半分こすればいいしあんたが2つ貰ってもいいんだよ!」