吉田真由美(フリーアナウンサー)

パートナーズ・プロ所属。『眠れない夜に、ここでは少しホッとできる』と思って頂けるような…

吉田真由美(フリーアナウンサー)

パートナーズ・プロ所属。『眠れない夜に、ここでは少しホッとできる』と思って頂けるような場所を目指して物語を作り朗読をしています。「必ず思いは届く!」と言葉の力を信じて…心を込めて頑張ります♬

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自己紹介

吉田真由美元 NHK大津放送局キャスター(リポーター)       パートナーズ・プロ所属 小さい頃から話すことやテレビを見ることが大好きで、  「いつか私もあの中(←テレビ)に入りたい♡」とずっと思っていました。                       高校2年生の時に日本テレビの『恋のから騒ぎ〜女子高生SP〜』に出演させて頂き、”中に入る”という夢が叶ってすごくうれしかったです♡笑 【NHK大津放送局】決め台詞は「あなたの学校にいざ潜入!」         記者

    • 小説 『お見通し占い師 上多世綿子』 ④

      ①はこちら ②はこちら ③はこちら 7.5畳の縦長の客室。 障子から朝の光が漏れている。 掛け布団を頭まですっぽりとかぶって眠っている映見に、いってきます……と呟いてそっとドアを閉めた。 赤絨毯が敷かれた廊下を進み、急な階段を降りて誰もいないフロントの前を通って外に出たら空気がひんやりとしていた。 慌てて、昨日量販店で映見とお揃いで購入した黒のパーカーのファスナーを目一杯上げた。  下ろし立ての真っ白なスニーカーで、ゴロゴロとした石を踏みしめながら川に近づいた。 白い水が

      • 小説 『お見通し占い師 上多世綿子』 ③

        ①はこちら ②はこちら 「……あんなこ……と?」 「心ない言葉に深く傷つき、追いつめられ、絶望し……多くの人たちが自ら命を絶ってしまった……」 綿子は、目に涙を溜めながら続けた。 「全ての人にとって優しい世界になるといいのにね。ごめんね。大変な事を流々さんに背負わせてしまって……」 「えっ?どうして綿子さんが謝るんですか?」 「だって……私が流々さんにファンの心を癒すお役目をお願いしたから……」 「お役目……?私が……お願いした?」 「ほらっ!《ラッキーアイテムは、青い

        • 小説 『お見通し占い師 上多世綿子』 ②

          神殿をイメージして作られた番組セットは、床や壁、ソファーやシャンデリアに至るまで全て白で統一されている。                           スタッフの拍手と共に登場した流々は、マスカットのように甘く爽やかな香りがした。 スタイルの良さが際立つ黒の細身のパンツスーツにサックスブルーのシャツを合わせ、腰辺りまであるさらさらの黒髪を下ろしている。 流々が、会釈をしてソファーに腰掛けた。 背筋をピンと伸ばし、睨まれているのではないかと不安になる程とても強い眼差しでこ

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          小説 『お見通し占い師 上多世綿子』①

          (※以前公開した『その星は、暗闇の中で光っている』を改題・大幅に加筆修正したものです🙇) 朝靄漂う都心の神社。 近くを走る車の音と鳥のさえずりが聞こえる。 1人の女性が、賽銭箱に25年前に製造された5円玉をそっと入れた。 鈴を鳴らし、丁寧に2度お辞儀をすると合わせた手を2度叩いて…… (誰かのお役に立てるように、どうぞお力をお貸し下さい……) 手を下ろすと、もう一度深々と頭を下げた。 ⭐ 港区にあるミマサカテレビ。 上多世綿子が楽屋に入ると、ヘアメイクの安斉照子とア

          小説 『お見通し占い師 上多世綿子』①

          小説『彼女たちのブルースかい?!』に改題、加筆修正しました🐦️💠

          小説投稿サイト《エブリスタ》で公開していた『愛おしき足あと』を改題、加筆修正しました。 《アラフィフ女性たち×姑・夫・ママ友!!!》 友情と再起の物語です。 ↓こちらから、無料・ご登録なしでお読み頂けます👍️💠 天然な梨子、姉御肌の環、癒し系の菜々子。 noteで、【笑いありホラーあり!?嫁たちのお正月】という番外編を書かせて頂いたくらい、私は3人が大好きです。 どうか、皆さまにも彼女たちが愛されますように…💠💠💠

          小説『彼女たちのブルースかい?!』に改題、加筆修正しました🐦️💠

          《詩》 物語の世界ってすてきだね

          物語の世界ってすてきだね 本を開けば わたしはお姫さま 『パジャマ』に魔法をかけてもらい 可愛いドレスを着て踊ってる ルルララ ルララ ルルルララ 本を閉じれば 本当のわたし 暗いお部屋にはなんにもないし  ず~っとずっとひとりぼっち 物語の世界ってすてきだね 想像の翼を広げれば わたしは作家 『悲しい』に魔法をかけて 笑顔になれるお話を作ってる ススササ スササ スススササ 想像の翼をたためば 本当のわたし  鏡の中にはもう泣き顔はないし とってもと~っても幸せな気持ち

          《詩》 物語の世界ってすてきだね

          手紙 【育児や家事を頑張りすぎてしまう人たちへ💠】 『Dear…』

          シンクに残ったままの食器や洗濯カゴからはみ出してしまった洋服を見て、どうか自分を責めないでね💠 大丈夫!明日洗ってもいいんだよ😊 うっかり食材を焦がしてしまったり毎日同じようなお弁当のおかずになってしまっても、どうか落ち込まないでね💠 子供たちの好きなキャラクターの絵を描いたり絵本を読んだり…料理以外でもちゃんと愛情は伝えられるよ😊 周りのお母さんと比べたりママ友がいなかったりする事で、どうか自分を否定しないでね💠 あなたは責任感が強くて、頑張り屋で優しくて…とってもとっ

          手紙 【育児や家事を頑張りすぎてしまう人たちへ💠】 『Dear…』

          【笑いありホラーあり!?嫁(わたし)たちのお正月】小説『愛おしき足あと』番外編 

          嫁姑の数だけお正月はある… 1月6日。 壇上梨子、一色環、立原菜々子の3人は、お正月のお疲れ様会をしようと集まった。 店は、「ぜ~ったぁい(絶対)に並びたくない!」という環の鶴の一声で決まった、商業施設の中にある餡と餅の専門店。 環は黒の革張りの椅子に座り、ショート丈の真っ赤なダウンコートなどを隣の席に置きながら言う。 「お正月って、身心ともに疲れるから1年でい~っちばん嫌い!」 「何で~?家族みんなでご飯が食べられるから、私は好きだけどな~!」 梨子がアイスブルーの袖

          【笑いありホラーあり!?嫁(わたし)たちのお正月】小説『愛おしき足あと』番外編 

          【Dear…】伝えたい思い🐦️小説『愛おしき足あと』から 人生に後悔している事がある人たちへ…

          【「どこで道を間違えちゃったんだろう?」「ねぇ~、分かれ道ってあったと思う?きっと、他の道なんて初めからなかったんだと思う。だから、何も間違えてなんかない。ちょっと、頑張りすぎちゃっただけだよ!」】 【頑張っても全然報われないのは、ただ自分が《今いる場所が違うだけ》なのかもしれないよね。ほら!渡り鳥みたいなイメージ!《生きる為に場所を変えてみる》っていうのも、あたしはいいと思うんだよね!】 【↓小説は、こちらからお読み頂けます♪】

          【Dear…】伝えたい思い🐦️小説『愛おしき足あと』から 人生に後悔している事がある人たちへ…

          小説『愛おしき足あと』

          ↓こちらから、お読み頂けます👏💕 【イラストは、《Sinoくま》さんに描いて頂きました♪】 【あらすじ】 35年来の友人3人が、カフェで人生を語り合う♪ 仕事をしたいのに、長年、専業主婦を続けてきた一色環。 あえて、部屋を片づけないようにしていた立原菜々子。 なかなか食べてもらえないのに、家族の為に料理を作り続けている壇上梨子。 「どこで道を間違えちゃったんだろう?」 「分かれ道ってあったと思う?」 人生に後悔している事がある人たちに贈る… 友情と再起の物語。

          《Sinoくま》さんに、小説『愛おしき足あと』のイメージでイラストを描いて頂きました❤️

          ↓小説は、こちらからお読み頂けます😊 【あらすじ】 35年来の友人3人が、カフェで人生を語り合う♪ 仕事をしたいのに、長年、専業主婦を続けてきた一色環。 あえて、部屋を片づけないようにしていた立原菜々子。 なかなか食べてもらえないのに、家族の為に料理を作り続けている壇上梨子。 「どこで道を間違えちゃったんだろう?」 「分かれ道ってあったと思う?」 人生に後悔している事がある人たちに贈る… 友情と再起の物語。

          《Sinoくま》さんに、小説『愛おしき足あと』のイメージでイラストを描いて頂きました❤️

          【coming soon】 小説『愛おしき足あと』 あらすじ

          35年来の友人3人が、カフェで人生を語り合う♪ 仕事をしたいのに、長年専業主婦を続けてきた環。 あえて、部屋を片づけないようにしていた菜々子。 なかなか食べてもらえないのに、家族の為に料理を作り続けている梨子。 「どこで道を間違えちゃったんだろう?」「分かれ道ってあったと思う?」 人生に後悔している事がある人たちに贈る… 友情と再起の物語。

          【coming soon】 小説『愛おしき足あと』 あらすじ

          【『文字』では伝えきれない思いを、『声』に託して…🤲ぜひ、聞いてみて下さいね♪】 物語『インタビュー』から《あなた》へ

          【あらすじ】クラゲが大好きな丸高理紗は水族館で働きたかったが、ひょんなことから蔵毛(くらげ)テレビのアナウンサーになった。 毎日失敗ばかりだが、「『あの子』の分まで頑張ろう。夢を奪ってしまったせめてもの償いに」と懸命に働いていた。 ある日、話題の小説家・原田 楓にインタビューすることになったが忙しすぎて小説を最後まで読めないままインタビュー当日を迎えてしまう。 いつものように自分を責める理紗だったが、"最後まで小説を読めなかったこと"がきっかけとなって『楓の思い』を聴

          【『文字』では伝えきれない思いを、『声』に託して…🤲ぜひ、聞いてみて下さいね♪】 物語『インタビュー』から《あなた》へ

          物語『その星は、暗闇の中で光っている』🌟あらすじ

          話題の"占い師" 上多世綿子(かみだよ わたこ)は、的中率の高さから『女神』と呼ばれている。 ある日 出演する占い番組に、ゲストとして女優の小川流々(るる)がやってきた。 誹謗中傷に悩み "演じること"をやめようとしている流々に、綿子は助言しようとするが…流々は占いを信じていない?! 果たして、綿子は流々を『最悪の運命』から救うことができるのか?                            ぜひ、《最後まで》お読みください🌠

          物語『その星は、暗闇の中で光っている』🌟あらすじ

          【Dear...】伝えたい思い🐦️物語『その星は、暗闇の中で光っている』から

          《物語『その星は、暗闇の中で光っている』は、誹謗中傷に悩む女優が"占い師"の助言によって救われる話です🌟》 🐦️女優として『特別な景色』を手に入れた代わりに、みんなは普通に手にしている『人生の色』をなくしてしまった 流々(るる)は マネージャーが運転するワゴン車の後に座って、テレビ局に向かっている。 色のない景色が流れていくのを、ぼ~っと眺めながら。 セキュリティのために外から中が見えないようになっているが、中からも街の本当の色が分からない。 流々は女優として『特別

          【Dear...】伝えたい思い🐦️物語『その星は、暗闇の中で光っている』から