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【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ①

午後11時の公園。
波の音と鈴虫の声が聞こえる。
白岩亜樹はベンチに座って考え事をしていた。

「隣……座ってもいい?」

驚いて見上げると50代くらいの女性が立っていた。

「びっくりさせちゃってごめんね。私、丹羽ひかりって言います。そこの7階に住んでいるの!」

北側に建つマンションを指差した。