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物語と小説

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記事一覧

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 最終話

「ありがとうございます」 「ううん。私は何も。ほら見て!きれいよ」 見上げると空に星が輝…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ⑨

「どんくさいのに完璧主義者なんです」 「そっか。頑張り屋さんなんだね!自分で自分を許して…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ⑧

「種は“心の冷凍庫”にしまっているから、取り出すと鮮明に記憶がよみがえっちゃって正直書く…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ⑦

ひかりさんは、眠れない夜に小説を書くようになったと言う。 「辛く悲しい経験もね、そこから…

【1話140字】 小説 『パーク スパークオブホープ』 ⑥

ひかりさんは亜樹の顔をしっかり見ながら、「私もね、眠れなくなっちゃった事があるの」と言っ…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ⑤

公園に着きしばらく鈴虫の声に耳を傾けていた亜樹は、近くに虫がいっぱいいる光景を想像してし…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ④

「聞いてくれてありがとう。もしかして~、あなたも“家出”?」 「いえ……眠れないからコンビニにでも行こうと出てきたんですけど、気がついたらここに」 亜樹はスマホを操作すると、「これを聞いていました」と差し出した。 月明かりに照らされた海の映像が流れている。 寄せては返す波の音が心地いい。

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ③

「家、出てきちゃったの」 ちょこんと端に座ったひかりさんが、うふふと笑った。 夫の好物を…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ②

「こんな時間に1人でいると危ないよ」 母親が幼子に言うようだった。 初対面の相手に個人情…

【1話140字】 小説 『パーク スパーク オブ ホープ』 ①

午後11時の公園。 波の音と鈴虫の声が聞こえる。 白岩亜樹はベンチに座って考え事をしていた…

【1話140字】 小説 『ホワイトライ フィールブルー ①』

スノードームのようだと思った。 薄暗い部屋に高窓から差し込んだ陽光が、漂う白い何かを浮か…

【1話140字】 小説 『ホワイトライ フィールブルー 最終話』

「溺れそうになったら浮いて待つ!苦しい時、辛い時こそもがかないで!そうすればちゃんと呼吸…

【1話140字】 小説 『ホワイトライ フィールブルー ⑥』

再生ボタンを押すと、ウミガメが映っていた。 羽ばたくように泳ぐ姿や海の青さに癒される。 ス…

【1話140字】 小説 『ホワイトライ フィールブルー ⑤』

「あんたはさ~優しすぎるんだよ!だから、時々誤解されちゃうのかもね。でも、相手の事ばかり考えて自分の本当の気持ちを隠すのって、ずっと自分に嘘をつき続けているようなものでしょ。『嘘』に溺れる!そりゃ~疲れて当然よ!」 「水の中はいいよ~!」とスキューバダイビングの動画を送ってくれた。