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配属ガチャ失敗女が入社3年で表彰される人間になるまで

今回のテーマは配属ガチャです。
配属ガチャって、調べるとけっこう記事が出てきますよね。
そして多くは異動だったり、転職を促すものが多いように感じます。それはそれで参考になります。
でも、配属ガチャの失敗を、そのまま成功に繋がる体験談も、読む価値はあるはずです。

というわけで、
配属ガチャの失敗で絶望した1年目から、
3年目で営業貢献成績トップで表彰された私の経験
を記載します。



自己紹介

個人情報は避けたいのでざっと簡単に。

大手日系企業勤務。
新規事業や出版のデジタル化、企画分野志望。
初期配属はネットワークエンジニア。
現在は、新サービス企画業務。

表彰されるまで

- 内定〜入社前

下記のコースで内定を頂く
【大手企業 総合職】具体的な職種では応募せず、内定を頂いた後、いくつかの希望を出した上で、会社が決めた配属先で働く(=つまり配属ガチャ)。

楽天やバンダイなど、大半の企業では、
データサイエンティストやゲームプランナーなど、
専門性に特化した職種は、その職種ごとに採用が行われます。
ここで失敗が1つ。
職種採用は、基本的には理系や大学院生向けが多いので、コースをよく見ていませんでした。

結果、マーケティング系のコースを見落としていたんです。

更に、企業を甘く見ていました。
配属ガチャと言えど、希望を考慮してくれると勝手に期待していました。
そんな優しいところはありません。

例えば、自分が行きたい部署が、その年は人数が足りていて募集しないなんてことは、良くあるのです。
また、希望を面接で伝えても、「所詮学生」と大体の社員が舐めています。
舐めている、というか、そんなに間に受けていないのです。
「会社はそんなところじゃないのよ、現実をまだ知らないのね」って思ってます、多分。

最後にもう一つ、考慮し忘れたことがあります。
それは、学閥です。
少なくとも私が入社した日系大手では、東京大学・京都大学を始めとした旧帝大の上位大学出身者が、最もエリートコースに近い配属になります。
いわゆる、募集数1名の本社勤務の部署とか。
ただ彼らで賄いきれないと、次のランクから補充されます。
私は、その次のランクでした。
本当の希望先は、旧帝大組が取ってしまいました。

賢さと実務に相関関係はないけど、何にも知らない企業は表面的な部分で配属を決めることが多いと思います。

こういう企業は案外あると思うので、よく調べてみておきましょう。

ムカつくけど、これが社会です。
そんなことを知らないまま、私はのほほんと卒業旅行に行きまくっていました。

- 所属部署発表

入社1ヶ月前くらいにメールで発表。
しかし、この時点では部門のみ。つまり具体的な業務内容は不明です。明確になるのは、入社後でした。新卒研修の最中に、部長から言い渡されます。
「君、エンジニアだから。技術、頑張ってね」

心の底から、おかしいと思いました。

就職を控える文系諸君へ。
君たちは理系と比較して、需要はありません。

営業、事務、コンサル、理系でも出来ます。
データサイエンス、プログラミング、大半の文系には出来ません。
しかし、物を作るには、物を売るには、IT を扱うには、理系知識が必要です。けれど多くの文系学生にはそれがなく、そのまま営業や企画に配属されます。

そうすると、知識がないので、スケジュールの調整力ばかりが身に付いて、肝心な営業力の半分くらいはエンジニア任せになるのです。
そういうことが多いのです。

弊社はそれに嫌気がさしたようなのです。

結果、このような配属に至りました。
今では良かったと思っています。

とある文系出身営業マンの一言
「エンジニアの知識が一切ないから、客先に行くと同行が必須になる。スケジュールの調整力しか身に付かない。このままでは良くないと思うから転職を考えている。」と言っていました。この問題、ネットで調べると結構出てきます。

ただ、もう一つ言えることがあります。

会社の方針を決めている部署ってありますよね。
経営企画とか、方針や過程を決めて指示を出す業務のところ。
そういうところは、プログラミングとか技術の実務は不要になります。
ただし、組織の中核を担うので、理解は必要です。
となるとやっぱり、弊社の方針は正しいのです。
理系知識をちょっと磨いた文系は、案外最強かもしれません(と考えるようにしています)。

とは言え、当時は嫌すぎて発狂しそうになりました。本当に辞めてやろうと思って、4月のはじめなのに転職サイトに登録しまくりました。

周りの同期とも話したくなくて、
孤立の一歩を辿ることとなります(友達はいたよ)

- 入社1年目

部署の研修は地獄。さっぱり分からずちんぷんかんぷん。だけど復習はしたくない。しない。悪循環。
更に地獄のお題が課されます。
「IPAとCCNAを1年以内に取れ」と言うのです。

地獄の1年目が始まります。

ここでとにかく意識したことは「客観性」です。

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