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Butterfly Effect

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第二作自伝。 よくいるサラリーマンが素人ながらバンド組み 成長する作品。 昔友人から何気なく貰ったボロボロのベースを出していざステージへ メンバーはビジュアル系バンドに無理矢理入…
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自己紹介

自己紹介

まずは私の説明をしよう

どこにでもいるサラリーマン
この当時独身で一人暮らし
毎日仕事終わって友人と飲みに行ったり
休みの日は趣味のバスケをするなど

よくありがちな成人男性

贅沢な給料を頂いている訳では無いが
ホドホドに生きている

好奇心は人一倍あり
どこにでも首を突っ込む性格で
知り合いはかなり多い方だ

自分のアパートがたまり場になっており
帰ると知らない人達が知らない人と
鍋パーティ

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斬新バッグの中身

斬新バッグの中身

さて
話を戻すがいきなりの大阪出張

二泊三日らしい
他にも沢山の同業者の方々が全国に集まるらしい
旅行バックに

仕事着
パジャマ
my歯ブラシ
シェーバー

あとは
トランプ
UNO
遊びにに行く私服

現場で仲良くなった時を考えて
遊び道具を沢山持っていく

もはや仕事という事を忘れていた
明日は早いので早く寝ようとしたが
友達から連絡が来て飲みに行く

大事な忘れ物

大事な忘れ物

出張当日
夜遅くまで飲んでた為
眠気が取れないまま新幹線に向かう

普段車で通勤しているので交通機関が変わると
いつもと違う朝を見れる事になる

この電車に吸い込まれていく
スーツの人達は毎日の作業
当たり前を少し変わると新鮮で楽しい

新幹線に乗り込み速攻寝て
気付いたらすぐに到着した

大阪駅に降りて
目的地に向かう為貰った紙切れの地図を
鞄から出す

…‥!!

ない!

鞄の中には無惨に散

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大人の迷子

大人の迷子

知らない土地でビシッとスーツを着た
大きなバッグには遊び道具詰めて
迷子になったサラリーマン

どうしよう笑
やるかどうか分からないUNOより大事な物を忘れた
出張序盤から凡ミスをする

あった!!!

結果的に奇跡的に自分の性格を熟知している
本人なので
携帯のカメラで地図をとっていた為
難を逃れた

大阪の人達は歩くのが早いと聞いていたが本当に早かった
一人だけ歩くのが遅いと関西ノリで
知らな

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沈む男

沈む男

2日の出張も終わり恐らく自分が飲みに行こうと
発信するだろうと
皆が近場にいた

「飲みに行きますかーー」

「イエーイ!!」
そして今日も20人ぐらいで知らない人達と飲みに行った

昨日奥の方でちびまる子ちゃんの沈んでいる時のタラーっというのが実際出てる男
(分かりにくい例えですみません)

気になって隣に座って話しかけた

「飲まないのですか?」

どうやらお酒は飲めないらしい

「何か元気な

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失恋ドラマー

失恋ドラマー

着いてきた20人はカラオケ行く事になって
誘われたが断って男二人で飲みに行った

少し小さめな小洒落た古風のある居酒屋

「どこから来られたのですか?」

驚く事に一緒の県に住んでいた
何故落ち込んでいるか聞いてみた

「実は付き合ってた彼女と別れたのです」

彼は好きな人を見つけると周りが見えなくなるぐらい真っ直ぐな男だった
話を聞いていると多分向こうが合わなかったのだろうと思ったが初対面で言え

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蒸発約束

蒸発約束

タラー男と一緒に演奏する約束をして番号を交換

大体飲みの席でノリで始めようとした事は
翌日にはアルコールと一緒に蒸発していくのが
定番だろう

彼もあまり面白そうですね!
ぐらいの勢いであまり本気で話している感じはなかった

ほぼ飲みに行った記憶しかない大阪出張は無事終わりアパートに帰る

しまった
たこ焼き食べ忘れた!!

会社に入っている数だけ多い安いお菓子をお土産に買って新幹線に乗る

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喫茶店待ち合わせ

喫茶店待ち合わせ

この度はご連絡ありがとうございます
この日が仕事お休みなので宜しければ一緒に演奏してみましょう

休みを合わせて
当日待ち合わせの喫茶店に集まる

前回出張の時と顔色が良く違って物凄く明るい
失恋から立ち直ったのかなと聞いたら

「会社に好きな人が出来ました」

立ち直りが早い

後で分かってきたことなのだが彼の恋愛の道は真っ直ぐしかみてないので
つまずくと全力で怪我をして恋をすると
全力で突き進

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男性化粧変化

男性化粧変化

彼はビジュアル系バンドだった
あまりこの世界は詳しくないがかなり本格的に
メイクされていた

5人いたがどれが
本人ですかと聞いて指をさした

「この端っこが俺です」

これは分からん!!!

他の4人はかなりメイク髪型が派手で雰囲気がでて本格的だったが
彼だけ目の上に少しだけ化粧を塗って後は90%見たままだった

(この世界はあまり詳しくないがもしかしたらこんな感じが流行っているのかな)

下手

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過去の説明

過去の説明

まず著者の私が楽器を弾けるのか?

ここから話していこう
この一年前全く弾けない状態でギターを片手にバンドを組み自分なりにオリジナル曲を作って
チャレンジ精神で主催ライブ、ソロでアコースティックライブ、野外ライブを経験していた

無理矢理ライブ日を決めてやるしかない状態にして何とか弾けるようになった

対バン相手の方々からこれだけ下手なのによく曲作ったり主催で活動できるなとよく褒められる
(もしや

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ボロボロ楽器

ボロボロ楽器

ロックバンドのライブは学生の頃から好きで
よくモヒカン頭や外人の客に紛れて盛り上がっていた

沢山のライブ演奏を見ているうちに
自分ならこうやって弾くかなとか
このギターソロもっと自分なら派手にパフォーマンスするのに
弾けないくせに頭の中で自分のステージ上の姿を描いていた

この思考が沢山貯蓄され実際にステージでは爆発して暴れまくって途中で息切れしながら
意識朦朧としているヤバいバンドマンである笑

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雑なセッション

雑なセッション

今回集まって演奏したいのは
またバンドを組んでやりたいとか未練があったので弾きたいとかではなく
単純に彼が失恋で落ち込んでいたので共通の趣味で一緒に楽しもうぐらいの感じ集まっただけ

そう…今回きりの気晴らし

そして何を演奏するかも決まってない

「適当に曲を弾くので適当に合わせて貰って良いですか」

回数だけ決めて私がその場で即興で思いついたコードで曲を作り
さて一回弾いて合わせてみよう
素人

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光のビート

光のビート

ドラムが叩き出すと適当に弾いた音楽が
とてつもないロックになった

上手いのは勿論なのだが
叩く音が心に突き刺さるビート
彼の純粋にドラムの好きな真っ直ぐな性格が
そのまま音に出ている

…凄い!!

昔から色んなプロの方や様々な演奏を楽しんで
聞きに行ったが今まで感じたことないドラム音

何故かワクワクがとまらない
このリズム音ずっと聞いていたい
気付いたらずっとニヤニヤしていた

心の奥に閉ま

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適当な要求

適当な要求

演奏が終わって
その後も色んなパターンを即興で弾いてみた

私はドラムの専門的な用語が
さっぱりわからないので

「南国のリゾートで流れているようなリズムで」
「メタルの一曲目にながれそうなドラム音で」

とか雰囲気で曲調を伝える
ほぼ意味の分からない無茶振りだが自分が要求した遥かに格好良いパフォーマンスで返ってくる

…すげー!!

技の数々がえげつない
どんだけ練習しているんだ

気付いたら2

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