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【受験勉強】公認会計士受験生が勉強習慣を身につけるためにやっていたこと

私が受験した公認会計士試験という試験は、日本の国家資格試験の中でも特に難易度が高いとされ、最低でも約4,000時間の勉強が必要と言われています。

学生など時間のある受験生は、
1日に10時間程勉強する人が多い試験です。

私は元々勉強が出来る訳でもなく、
長時間勉強をすることも苦手な人間です。

おまけに
田舎に住んでいるため、周りに予備校はなく、大学受験生でいうと「宅浪(自宅のみで学習)」のような状態で勉強していました。

そんな私が
勉強習慣を付ける上で工夫したことをお伝えしたいと思います。

以下、公認会計士時間に限らず
様々な試験勉強に共通するお話をしたいと思います。

①朝起きる時間を固定する(土日含む)

当たり前のようにも思えますが、
結構大切な事です。
起きる時間が何時間か遅くなってしまうと、
「今日はもう堕落してもいいかな」という気分になってしまい、その後もダラダラ過ごすという傾向に陥りがちです。

私は勉強の休息日というものは設けない方針だったので、平日に限らず、土日も同じ時間に起きるようにしていました。

もちろん、休息日を設ける方法が合っている方もいらっしゃると思います。
その方がメリハリが付くという場合は、休日は思い切ってゆっくり寝るというのも策略の一つだと思います。

②勉強を始める時間を固定する

私の場合は、
8時半には何があっても勉強を開始する
というマイルールがありました。

私は朝はどうしてもダラダラしてしまいがちなので、始まりの時間を固定することが、
きちんと勉強時間を確保する上で必須でした。
(後述しますが、終わりの時間は特に定めず、やる事が終わったらキッパリ勉強をやめるようにしていました。)

また、勉強を開始する時間は固定されているため、自然とその他の行動の時間も固定化されていくようになりました。

例えば、8時には掃除をして
8時15分になったらコーヒーを淹れて
といった具合です。

コーヒーを淹れて部屋に運ぶと、
習慣として、コーヒーの匂いが
私を勉強モードへといざなってくれます。笑

行動の流れが習慣化される中で
自然と勉強の時間も習慣に組み込まれるのです。

私は8時半始動でしたが、
朝に弱い方はもっと遅い時間でも良いと思います。

大切なのは、自分にとって継続可能で、
現実的な時間設定です。
無理な時間設定だと結局破綻するので、
私は早すぎない時間で無理をしないことを心がけていました。

③休憩時間にはアラームをかける

休憩時間も、
学校ならばチャイムが鳴り、強制的に着席させられますが、
自宅で1人だとダラダラと伸ばしがちです。

私は休憩時間はあらかじめ何分と決めておき、
アラームをかけてから休憩を取るようにしていました。

この休憩時間の長さも、現実的な時間設定が大切です。

一律で10分!などと固定はせずに、
今疲れているな〜、と思ったら20分程度の仮眠を取るなど
自分の体の状態に合わせて
自由に休憩を取るようにしていました。

大切なのは、20分と決めたら
必ず20分で席に戻ることです。

きちんと終わりの時間が管理できれば、
ダラダラと休憩をとってしまうことを防ぐことができます。

④気分の乗るものから始める

1日の勉強の始まりは、
1番自分がわくわくするものから手をつけます。

そうすると、自然と勉強の波に乗ってきて、
気が乗らなかった科目にも意外と手が出せるようになったりします。

とはいえ、気分の乗るものが何もない日もあります。

そんな日は、自分がテンションが上がる洋楽を聴きながら、計算問題を解くことから始めるようにしていました。 

私は音楽を聴きながらだと、文章系は頭に入ってこないタイプなので、
音楽を聴きながらやるのは計算問題だけ、とのマイルールを持っていました。

音楽を聴きながらでも勉強できる方もいると思うので、自分で出来ると思われるのであれば、常時聴きながらでも良いと思います。

自分が音楽を聴きながら勉強することに向いているか、向いていないか、を把握することが大切だと思います。

⑤何時間勉強したかではなく、今日やるべき事ができたか

前述した通り、
私は勉強の始まりの時間は固定していましたが、終わりの時間は定めないようにしていました。

これは、パーキンソンの法則と呼ばれる法則があるように、
今日は〇〇時間もある!と思うと
その時間に合わせてダラダラと勉強してしまう傾向があるためです。

(パーキンソンの法則について気になる方は調べてみて下さい。)

周りの受験生が「今日は〇〇時間勉強した!」などといった話をしていたりすると、
自分もそのくらいやらなければいけないのかな〜という気持ちになったり、
「今日は〇〇時間も勉強できた!」などと
目的が勉強時間の確保にすり替わってしまったり、といったことがあります。

しかし、勉強の目的が
〇〇時間勉強すること にすり替わってしまうと、
たとえその日のやる事が終わっても
勉強をやらなければならないという
「やらされている感」が生まれ
モチベーションが段々と下がってきてしまいました。

真の勉強の目的は
勉強時間の確保ではなく
勉強内容を頭に定着させることだと思います。

その日のやるべきことが全部終わったら、
たとえそれが何時であっても
キッパリその日は勉強を終えることで
効率的に時間を使う意識も生まれ
嫌々勉強をさせられている感もなくなります。

モチベーション維持のためにも
能率向上のためにも
1日のやるべきことを明確にして
それを終えたらキッパリやめる
ことを大切にしていました。

⑥まとめ

以上、
公認会計士試験に限らず、
高校受験や大学受験など
さまざまな受験勉強の参考になれば幸いです。

お読みいただきありがとうございます!

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