見出し画像

人口密度が一番高い島はどこ?

どうも、ちきゅう探検家のくぬるぷです。

前回に引き続き離島の話です。
今回は人口密度が高い島を紹介していきます。

まずは日本。

他の島と橋で結ばれていない離島で、
日本で最も人口密度が高いのは
愛知県の日間賀島と言われています。
森博嗣さんの小説「すべてがFになる」の
舞台のモデルとされている島ですね。
人口:1,896人(2015)
面積:0.77km²
人口密度:2462人/km²

では橋で結ばれた島ではどうでしょう?

某サイトのランキングで
日本の島で一番上位は
なぜか新潟市の新潟島となっていました。
ヘッダーの地図の場所です。
西側が運河で、
」の形になったのは1972年だとか。
人口:53,838人(2023)
面積:10km²
人口密度:5384人/km²
1965年には13万0771人が住んでいたそうです。
昔は沢山ヒトが住んでいたから
ランクインしていただけで、
現在はもっと人口密度が高い島は
他に幾つもあると思います。

たとえば大阪市大正区の恩加島とか。
実は大正区は島から成っており、
他の区とは橋でしか繋がっていないんです。

恩加島

人口:55,428人(2023)
面積:6.98km²
人口密度:7941人/km²

日本各地を探せばもっと多い島も
ありそうですよね。
他に人口密度の高そうな島を
知っている方がいたら教えてください。

過去も含めると
軍艦島と呼ばれる長崎県の端島
人口密度が日本一だったとか。
全盛期のデータだと
人口:5,267人(1960)
面積:6.3ha
人口密度:83603人/km²

さてここからが本題
国外の島です。

2010年代に日本のテレビ番組で
「人口密度が世界一の島」と
何度か紹介されていたのが
コロンビアのイスロテ島です。
日本語版のwikipediaでは今でも
そう記述されています。
人口:1247人
面積:1ha
人口密度:124700人/km²
しかしこの情報は信憑性が薄く、
正確には
人口:485人
面積:1.21ha
人口密度:39951人/km²
となっています。

これではモルディブの
首都マレの主島の方が
よっぽど人口密度が高いです。

マレ

マレは最も人口密度が高い都市のひとつとされています。
現在は国際空港の北東に
フルマーレ島という人工島が建設され、
そちらにも人口が移り、多少は緩和された筈です。
フルマーレ島は東西が800mくらいの島なのに
30分おきに巡回バスが走っていて驚きました。
800mくらいなら歩けるのでは?
今のマレ本島は
人口:109,498人
面積:1.95km²
人口密度:56095人/km²
これでも全盛期の軍艦島には敵いません。

さて、海上にある島で
世界で最も人口密度が高いのは
ハイチのケイ・セイブルとされています。
現在はハイチ全土に退避勧告が発せられており、
渡航は難しいので、ハイチ旅行記も
書き残したいところですが、それはまた今度。

ケイ・セイブル

人口:250~300人
面積:0.16ha
サッカーコートの1/4以下の面積に
75軒ほどの家が密集しています。
たとえ人口が250人と仮定しても
人口密度:156250人/km²

さらに近年、
人口密度が世界一ではないかと
話題になっている島があります。
それはビクトリア湖の中のミギンゴ島です。
ビクトリア湖は
ケニア、ウガンダ、タンザニアに跨る
世界で3番目に広い湖です。
ドキュメンタリー映画の
「ダーウィンの悪夢」で有名ですね。
ミギンゴ島は
ケニアとウガンダの国境付近に位置する為
一時は領土問題になりました。
00年代後半にGoogle Earth
国境から510mほどケニア側にあることが
確認され、正式にケニア領になりました。

ミギンゴ島

2009年の人口は131人だったのですが、
映画「ダーウィンの悪夢」でも
描かれているように
ナイルパーチ(𝘓𝘢𝘵𝘦𝘴 𝘯𝘪𝘭𝘰𝘵𝘪𝘤𝘶𝘴)の漁は
お金を沢山稼げるので、
現在の人口は800人とも言われています。
さらに入居待ちの方が500人いるとか。
これが本当なら
人口:800人
面積:0.2ha
人口密度:400000人/km²

突出した数字ですね。

今回の記事はここまでです。
ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。
今後も世界の面白い情報を発信していきますので、
もし良かったらスキやフォローお願い致します。

この記事が参加している募集

#一度は行きたいあの場所

51,597件

世界中を旅してるなんて、 お金持ちだと思われるかもしれませんが全然違います。 非正規労働と旅の繰り返しで、常に貧乏旅行です。 物価の高い北欧、西欧、カナダ、米国、オセアニアの 世界遺産は殆ど行けてないのもその為です。 資金が集まったらより多くの旅の情報をシェアしていきたいです。