Value Partner  槌田 昌子

中小企業をvalue upする経営のヒントをお届けします! <略歴>京都大学MBA在籍…

Value Partner  槌田 昌子

中小企業をvalue upする経営のヒントをお届けします! <略歴>京都大学MBA在籍、HEC Exchange program修了。東京の投資会社・M&Aファームを経てUターン、地元で中小企業向け事業創造コンサルティングを展開。 http://valuepartner.biz/

マガジン

  • Praxis Column(プラクシス・コラム)

    「Praxis」とは、アリストテレスの著作に由来し、「理論を行動として実践すること」を意味します。Praxis経営コラムは、アカデミアの豊かな経営知識を、現場での経営実践に直接結びつけることを目指す連載です。 経営のサイエンスで、今の経営を、一歩絵へ!

  • HEC Paris 留学編

    京都大学GSM⇒HEC Paris交換留学 交換留学の準備からフランスでの生活、HEC Parisでの学びの経験を書き留めた留学記録です!

最近の記事

飲食店経営者必見!エアレジデータで作る、売上アップの成功方程式

POSレジを導入済みの飲食店は全体の20%~40%程度といわれていますが(出展:BESPRA2024年2月5日記事, https://dx-bespra.com/archives/672)、皆さんはこれらのデータをどう経営に活かしていますか? 日々蓄積するデータは、使いようによっては宝の山。データを経営に使いこなせるかが、飲食店の業績向上の鍵となります。このコラムでは、飲食店で人気のエアレジのデータを用いた売上改善について、具体的な方法をステップごとに解説します。 エアレジ

    • モチベーション・マネジメントのメタ理論:Deci&Ryanの自己決定理論(2)

      前編では、自己決定理論(SDT)の基本的な考え方と、基本的心理的欲求の内容、モチベーションの向上に向けた経営者の役割について説明しました。後編では、1989年にエドワード・デシらが発表した研究成果をもとに、リーダーシップが従業員の自律性や職場満足度、組織との信頼関係にどのように影響するかを、解説します。 リーダーシップにおける「自律性の支援」が、企業のパフォーマンスと成長を高める鍵になります。 ※前編をまだ読んでいない方は、先ずコチラからお読みください。 1989年の研究

      • モチベーション・マネジメントのメタ理論:Deci&Ryanの自己決定理論(1)

        現代のビジネス環境では、従業員のモチベーションをどのように高めるかが、企業の成功に直結する重要な課題です。モチベーションの向上をテーマとした数多くのHow to本やコラムが存在しますが、これらは時として具体的な方法論やテクニックに焦点を当てすぎ、根本的な理解を欠いていることがあります。 そこで、今回は、モチベーションの本質を捉えたパワフルなメタ理論:「自己決定理論(self-determination theory: SDT)」を解説します。自己決定理論の知識は、経営者にとっ

        • マッキンゼーの7S Frameworkで、変化に向けて組織をととのえる!

          イントロダクション 組織の診断ツールとして有名なマッキンゼーの7S。 本記事では、7Sとは何か、さらに、フレームワークの効果を実感するための重要ポイントを解説します。 思うように組織が動かない! と、聞くと、多くの経営者の方が思わず頷いてしまうのではないでしょうか?そんな悩みを解消する手掛かりになるのが、マッキンゼーの7Sフレームワークです。 7Sフレームワーク 7Sとは、組織の有効性に大きく影響する、、”S”から始まる7つの要因。7Sフレームワークは、つかみどこの

        飲食店経営者必見!エアレジデータで作る、売上アップの成功方程式

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        • Praxis Column(プラクシス・コラム)
          2本
        • HEC Paris 留学編
          9本

        記事

          【HEC Paris 留学編 7】英語とフランス語の赤裸々なお話

          フランス語と英語がどの程度必要なのか? 私の赤裸々な実例を、とことん正直にお話しします! フランス語 いりません。(もちろんあるに越したことはないですが。) 3か月間、(多少の不便は感じますが)困ることは全くありません。 銀行の担当者とのやり取りも、フランスの銀行やオンラインサービス企業からフランス語で様々なメール通知が来るのも、問題なく対応できています。 文字は、デジタル/紙媒体に関わらず、全て翻訳をかけられるので、一切困ることなく対応できます。大家さんや銀行担当者か

          【HEC Paris 留学編 7】英語とフランス語の赤裸々なお話

          【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム②Marketing Specialization

          交換留学で参加した、Strategic Marketingプログラムについてご紹介します。 クラスの雰囲気 クラスは全体で25名弱。女性が過半数、約7割程度でした。5大陸から生徒が参加しており、国籍はバラバラ。アメリカからの交換留学生の参加が多かったので、アメリカからの生徒が一番多かったです。本科生と交換留学生の間の壁のようなものは全くなく、むしろ留学生の方が積極的に発言していました。 全体として、にぎやかで明るく、先生との距離も近い和気あいあいとした雰囲気です。 先生

          【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム②Marketing Specialization

          【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム①全体像

          HEC Paris のカリキュラムについてザックリご紹介します。今回の交換留学で私が参加した Marketing Specializationについては、次の記事で詳しくご紹介します。 HEC Paris のカリキュラムの構造 まず、入学は9月入学と1月入学の2パターンがあり、在籍期間は16か月です。どちらの場合も最初2タームはFundamental phaseと呼ばれる基礎科目を、後半ではCustomized phase と呼ばれる選択科目を受講します。 Custom

          【HEC Paris 留学編 6】カリキュラム①全体像

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―後編

          前編からのつづきです。 スーパーに通って手あたり次第いろんな食材を試した結果、気に入った食材をご紹介します。思いつくまま、順不同です。 ワインは当たり前すぎるのと長くなるので除外です。 フランスのイチオシ食材 1.フランス産AOPチーズ チーズは、本当にいろんな種類があって、そしておいしい。せっかくフランスにいるのなら、シェーブルチーズはマスト・トライです!個人的にはロカマドゥールを数日常温で放置してとろかして食べてみて欲しい。 AOP指定の有無にかかわらず、おいしい

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―後編

          【HEC Paris 留学編 5】フライパン一個でお米を炊くサバイバル術

          体調が悪くなると時々無性にほかほかのやさしい炊き立てごはんが食べたくなります!そんなときに編み出した、フライパン一個で日本米をおいしく炊き上げるサバイバル術をご紹介します。 用意するもの お米 計量カップ/コップ 軟水(なくてもOK) ざる(なくてもOK) フライパン(少量のお米なら小さめのフライパンがベター) フライパンの蓋 1.一人分のお米を計量する 計量カップ、なければコップで一人分のお米を計量します。 私の場合、100ccの分量です。計量カップがなけ

          【HEC Paris 留学編 5】フライパン一個でお米を炊くサバイバル術

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―前編

          フランスの生活も早2か月。気になる食費と食卓事情のリアルをご紹介します。 1.食費 2023年9月の食費は226€、10月は190€です。 外食は月に3回以内(ランチ含む)で、外食費は除外しています。 また、9月はまだ到着から日が浅く基本調味料やパスタ・缶詰などの保存食材を次々買い足していた時期なので、平均額より少し高めかなと感じます。保存食・調味料を一通りそろえ終わった今の食生活であれば、朝昼夜、三食食べて、1か月でおおよそ200€くらいになりそうです。 どうでしょう?

          【HEC Paris 留学編 4】月200€でフランスの食文化を満喫する―前編

          【HEC Paris 留学編 3】食品・インテリア雑貨の買い出しのおすすめ店舗のご紹介

          フランスのBièvreに住み着いて約10日。家主のmadamやChat GPT, 上の階のご近所さんらの力を借りながら、ようやく生活の基盤が整ってきました。 家具付きアパートで、調理器具からカトラリー迄何でもそろっていたものの、やはり生活するとなると、ちょっとした雑貨や日用品をいろいろと買い揃える必要がありました。 どこで、どんなものがいくらくらいで買えるか? 10日間自分の足でご近所をくまなく回ってみたので、これから留学にいらっしゃる方のために、個人的オススメをシェアします

          【HEC Paris 留学編 3】食品・インテリア雑貨の買い出しのおすすめ店舗のご紹介

          【HEC Paris 留学編2】フランスに免税扱いで身の回り品を送る

          *disclaimer* 以下は執筆時点の個人の記録であり、手続きについて何ら保証するものではありません。個別ケースの判断にあたっては、フランス税関又は専門家に正確な情報を確認してくだい。 今回、半年を超える長期滞在、かつ冬(=コート、ブーツで荷物がかさばる!)、ということで、段ボール二箱分の荷物を別送することにしました。留学の別送品は免税対象ですが、フランスでは、荷物配送時のVAT,関税の徴収が厳しくなっているという情報があったのと、配送業者の扱いが雑、という悪評も目にし

          【HEC Paris 留学編2】フランスに免税扱いで身の回り品を送る

          【HEC Paris留学編1】フランス一時滞在長期学生VISA

          *disclaimer* 以下は執筆時点の個人の記録であり、手続きについて何ら保証するものではありません。必ず最新の正確な情報をフランス大使館HPにて確認してくだい。 京都大学経営管理大学院の交換留学制度を活用して、HEC Parisに留学が決まりました!部局間協定締結後、派遣第一号で何もかも手探りで諸手続きを進めました。 中でも、初めてのビザ申請には四苦八苦したので、フランス留学される方の参考になればと思い、私の経験をシェアいたします。 1.Campus Franceへ

          【HEC Paris留学編1】フランス一時滞在長期学生VISA

          「ポテンシャル•モデル」で成長余地を見抜く、未来志向のリーダー育成

          採用や昇格を過去の実績で評価することは一見公平で合理的ですが、一方、人材の伸びしろを全く考慮していない点が問題です。 「この人材、磨けば光るぞ!」という若手や女性の伸びしろを可視化して、ポテンシャル(潜在能力)の高い人材を選抜してリーダーとして育成できるとしたら、どうでしょうか? エゴン・ゼンダ―の「ポテンシャル・モデル」 そんな未来志向のリーダー開発を可能にする人材評価モデルが、エゴンゼンダーの提唱する「ポテンシャル・モデル」です。 エゴン・ゼンダー(Egon Zeh

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          組織行動論から学ぶ、マネジメントのエッセンス

          マネジャーとは何する人ぞ? 最初は一人会社でスタートしても、会社の規模が大きくなるにつれて従業員が増え、次第に仕事の中心は、最前線の業務から、メンバーに仕事をしてもらうための仕事にシフトしていきます。こうした、組織の人やモノをうまく使って仕事の成果を出す役割をマネジャーと呼びますが、マネジャーの役割や求められるスキルについて、学んだことがある方は、どれぐらいいるでしょうか? 今この記事を読んでいる方の多くは、トップマネジメントの方々か、又はマネジャーとしての役割も担って日

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          P&Gのウィスパー撤退。敗北か、はたまた、したたかな戦略か

          比較的数の少ない女性経営コンサルタントという特徴を生かして、本日は、女性×経営知識の組み合わせならではの視点で記事をお届けします。 注目したのは生理用ナプキン市場。頻繁にGMSやDSを見回ってアンテナを張っていても、見落としがちなこの女性専用市場が、今、激変しているのをご存じでしょうか。 ひっそりと消えたかつてのトップブランド 日本経済が絶頂にあった1986年、日本の生理用品市場に「ウィスパー」という黒船が襲来します。米国発祥の世界最大の一般消費財メーカーP&Gがプロデ

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