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これからのWEBメディアに求められる「コミュニティ育成×体験プロデュース力」(COO木綿)

こんにちは。バリーズ株式会社COOの木綿です。

2019年7月からバリーズにジョインをしまして、現在は海外旅行特化型のコミュニティメディアTabiMUSEを活用したブランドスタジオ事業の立ち上げから、システム開発環境の整備、採用まわり、新規事業構想…などなど。
会社として「今やらないといけないこと、やるべきこと」を実行しています。

もともとバリーズにジョインする前は、女の子のためのトレンド情報アプリ「MERY」や他女性WEB媒体ででコンテンツ企画制作をしたり、新卒の会社ではデジタルエージェンシーでWEBプロモーションの企画制作プロデューサーをやっていました。

かれこれ10年以上WEBメディア・広告業界にずっといる私ですが、今日はそんな自分がなぜバリーズにジョインしようと思ったのか、ジョインしてから感じたメディアの今後のマネタイズの可能性についてお話したいと思います。

バリーズに入ったきっかけーメディアの枠を超える挑戦ー

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バリーズにジョインする前の私は、メディアのマネタイズについて、モヤモヤする日々でした。

ーInstagram広告などでターゲティングして効率よく運用できる時代の中で、以前ほどメディア自体に勢いがなくなってきているー
そんな危機感を個人的に感じていました。

どうしたらタイアップをすることにより価値を感じていただけるか?
メディアのブランド力を活かして別の事業展開をすべきではないか?
サービスに濃いファンがいる優良なメディアにいたからこそ、悔しい気持ちが続いていました。

そんな時に、以前からランチと頻繁にするような仲だったバリーズ代表の野々村から面白い話を聞いたのです。

それは、TabiMUSEでは、今ツアープロデュースを始めており、今後はこのツアーを事業の新しい柱にしていきたいという内容でした。

「TabiMUSEで発信した体験が、リアルなツアー商品になる」
「共感と憧れで繋がるコミュニティから生まれた声で、ツアーが生まれる」

…話を聞いていて、胸が高鳴りワクワクしました。

メディアの枠を超えて体験価値をプロデュースしていくことに、野々村と一緒に挑戦してみたい。そんな出会いがきっかけで思いきって、大好きなサービスを卒業し、バリーズにジョインすることを決意したのでした。

バリーズにジョインして感じたコミュニティの持つパワー

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バリーズにジョインをしてから、まず驚いたのはTabiMUSEの記事を書いている「ミューズ」と呼ばれる旅の達人たちのセンス抜群のクリエイティビティと、旅と発信することへの熱い想い。そして、それをつなぐ野々村のコミュニティ作りの丁寧さでした。

ミューズは、思わず「ここに行ってみたい!」と思わせるような素敵な旅のシーンを撮影し発信するだけではなく、あらゆるものをセンス良く編集し自分のライフスタイルに取り入れている素敵な女性達。

他メディア編集部時の私は、ライターの方にギャランティをお支払いして記事作成をするのが当たり前だと思っていたので、正直こんなに素敵な旅体験を発信してくれる人たちが、TabiMUSEで無償で記事を書いてくれていると言う事実に、初めはとても驚きましたがバリーズにジョインしてから、その理由を徐々に理解し始めました。

・TabiMUSEの想いに共感してくれる方がミューズになってくれている。

・ミューズ自身が、自分の旅をTabiMUSEで発信することに意義を感じ熱い気持ちを持ってくれている

・TabiMUSEの運営側やミューズ同士や読者さんとの交流を通じて、また刺激を受けていい旅を発信してくれる循環ができている

そこには、まさに共感で繋がるコミュニティ育成の工夫が散りばめられていたんです。

TabiMUSEの運営側が、頻繁にミューズ同士や読者との交流会など密なコミュニケーションをとったり、一人一人とのDMのやりとりをしたり、海外取材などミューズがワクワクするような活躍の機会を用意したり…。

様々なアプローチでミューズと密なコミュニケーションをとることで、ミューズが楽しく発信できる「場」づくりを作っていました。

ミューズたちにとっても、

「TabiMUSEにいると、なんか面白いことがある!」
「私にとって、刺激を受ける素敵な人々に出会える場所」

…なんて声も。TabiMUSEは、彼女たちにとっても大切な場所になっていることに、コミュニティの持つパワーと可能性を感じました。

一緒にツアー体験を作り出すまでに

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そして、それは記事だけに止まらず、ツアー体験のプロデュースにまで広がっていました。

2019年の5月にはパリが大好きなOLトラベラーのKaoriさんがツアープロデュースに挑戦。

野々村とKaoriさんで密に打ち合わせをしながら企画を練り、告知をした反応は…

なんと1週間で完売!!

Kaoriさんの世界観に共感しているユーザーさんやTabiMUSEのファンの方々の熱量の高さに驚きを隠せませんでした。

Kaoriさんおすすめのパリの素敵なスポットを巡るだけでなく、一人一人の参加者の写真を撮ってあげたり、エッフェル塔の近くでフォトジェニックなピクニックをしたり…。女性達が「一度はこんなことしてみたい!」をツアーに詰め込むことで、他にはない唯一無二のツアー体験を共創することができたのではないかと思います。

濃いコミュニティから生まれる価値を、企業やブランドへ

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最近では、個の時代で価値観も生活スタイルも多様化していることもあり、企業やブランドのプロモーションは難易度も上がっているように思います。

・商品の機能訴求だけでは買ってもらえない、好きになってもらえない

・認知はとれても「共感」「自分事化」してもらえない

…など声も多く聞くようになりました。

逆に、個人でも消費者のココロをとらえて、D2Cで成功している人達も周りでも沢山見かけるようにもなっています。

そんな時代だからこそ、

・リアルとWebを掛け合わせた顧客との濃いつながり
・共感されるストーリーや世界観づくり

など、ダイレクトにココロに響く取り組みは、さらに重要になってきているのだと思います。実際に、濃い旅好き女性のコミュニティの可能性を目の当たりにした私は、改めてその重要性を肌で感じています。

それと同時に、

・一般的な消費者でもあり、センス溢れる共感性の高いクリエイティブなミューズ達

・ミューズたちの作り出す世界観やメッセージに共感する女性たち

・そんな人達を楽しく巻き込みながら共創できる環境づくりができるバリーズのプロデュース力

これらを上手く掛け合わせて企業やブランドとつなぐことでもっと面白い取り組みができたり、新たな価値が生まれるのではないか…と新たな可能性も感じはじめています。

次回は、そんなコミュニティと企業やブランドをつなぐ、ブランドスタジオ事業の取り組みについてお話したいと思いますのでぜひまた、お付き合いいただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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