『ワールドブルー物語』疑惑
この物語はフィクションです
前回までは…
「蒼林！どういうことだ！？」
ワールドブルー本社のお先します部に、蒼身 守の怒号が響いた。
「蒼身…」
蒼身は蒼林に詰め寄ると、胸ぐらを掴みそのまま壁に押し付けた。
「お前、育根に何をした！？」
「…いや、俺は何も…」
蒼林と話をしていた部長の蒼木が止めに入る。
「蒼身、落ち着け。今、事情を聞いているところだ」
「部長、だって育根はコイツとふたりきりだったんでしょう？」
「確かにそうだ。しかし、気掛かりな点が幾つかある。まずは落ち着いて、その手を離せ」
「…分かりました」
蒼身は、しぶしぶ掴んでいた手を離した。
「…蒼林、説明しろ」
「…あぁ、分かった」
「その前に、場所を変えよう」蒼木はそう言うと受話器を取り上げた。
「ゆにさん？社長は？…え？蒼森君の救急車で一緒に？…そうですか。…はい。…ええ。…分かりました。それで、これから社長室を使わせて欲しいのですが…ええ、私の他に蒼林君と蒼身君の3人で。…はい。今から向かいます。よろしくお願いします」
3人は場所を移した。
社長室に着くと、ゆにさんの姿は無かったが、淹れたてのコーヒーが3人分用意されていた。
「ゆにさん、どこへ行ったんですかね？」
蒼身がキョロキョロしながら言った。
「察して、席を外してくれんだろう。それじゃ蒼林、話してくれ」
要約するとこうだ。
蒼林と蒼森育根は、盗聴盗撮がいっさい出来ない部屋にふたりで入った。
育根が、どうやら犯罪の現場を見てしまったらしいことを聞いた。
そして、異常なしと言う声を聞いたと。
蒼木部長を交えてその話を聞くべく、呼びに部屋を出たところで扉が閉まり、ロックされた。
しばらくすると、突然ロックが解除され、中へ入ると蒼森育根が倒れていた。
そしてつい先程、昏睡状態で病院に運ばれた。
蒼林の説明が終わるまで、蒼木と蒼身は黙って聞いていた。
「ところで蒼林、異常なしってなんなんだ？」
「詳しい話は省くが、マイトンが絡んでいるようなんだ」
「マイトンが？犯罪にか？」
「…恐らく」
「じゃあ、育根もマイトンに？でも、お前とふたりきりだったんだろ？」
ここで、蒼木が口を挟んだ。
「直接マイトンが手を下したとは考えにくい。ここ数日は社内で見掛けていない。逆にここ数日、不審者の目撃情報はあるがな」
「不審者？」蒼林と蒼身の声が重なった。
「不審者と言うより、不審な動きのある清掃員の目撃情報が複数寄せられている。ただ、今日の蒼森君の件との関わりは不明だ。しっかりとした調査が必要だろう。…ところで、『あの部屋』の正式名称を知っているか？」
「正式名称？」またもやふたりの声が重なった。
「ごく一部の人間にしか知られていないが、あの部屋は『マッシュROOM』と言うんだ」
「まさか！」
「マッシュルームだって？」
「そう。あの部屋の基本設計は『マッシュルーム社』によるものだ。実は私も設計に関わっていてね。それから、いさやボア君もね」
「姉もですか？初耳です」
「そして、ここが肝心な点なんだが、設計管理責任者は…常務だ」
「常務って…」
「蒼 樹常務ですか！？」
「そうだ。だとすると、突然ロックされたのは？蒼森君が倒れていたのは？…嫌な予感がする…」
229話目。
どうも、あおです😄
誰か『ワールドブルー物語』のガイドブック書いてください！
もう、何がどうなっているのやら…カオスでめっちゃ楽しいです(笑)
昨日アップされたアルロンさんの
【ソーシャリー・ヒットマン外伝17「蒼き車内の情報交換」】
この内容と食い違いが無ければいいんですけど…
(誰か上手く繋げて！)
だって、ほぼ書き終えた時に投稿に気付いたんだもん。
気分はまさに、あばばば。
さて、
『常務』のワードを出したのは、今回が2度目だったんですけど、最初の時点で蒼 樹を常務の設定で考えてました。
社長の息子でNo.2なら無理のない設定でしょ？
業務をこなしているかは知らんけど…
ちなみに『常務』と『蒼身 守』の初出しは⬇️
新入社員にサークルの参加を早める様に指示を出したのが蒼樹常務でした。
果たして、その思惑は？
(もちろん、ノープランですw)
そのノープランの先は、あなたが書いちゃいましょう！
新規参入も大歓迎です😁
ワールドブルー物語に参加すると、参加者さん同士での「スキ」や「コメント」の交流や物語内での交流も楽しめます。
他の参加者さんも素敵な記事をたくさん投稿しているので、noteを続けるための分かりやすい情報も手に入れやすいと思います。
noteを楽しむきっかけにもなると思いますので、お気軽に参加してみてください。
#ワールドブルー物語
ところで、『ワールドブルー物語』って何？⬇️
ゆにさんが作ったサイトマップ！⬇️
マイトンさん詳しく解説！⬇️
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この壮大な物語を収めたマガジンは⬇️
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と言う訳で今回は、
意図しない方へ転がって行くのってホントに面白い！
って、お話でした。
今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございました😊
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ではまた！
あおでした😁
サポートしてくださると嬉しいです！ よろしくお願いします😆