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【言語化】ネガティブ感情から自分ルールに気づくと、もっと自由になれる。

心理士12年目、自分の「すき!」でビジネスをしている人を応援する言語化心理士のusagiです。

仕事、日常の中で
「~しなくちゃいけないからする!」「~するべき!」って思考に動かされて行動してませんか?

今回は、
「~すべき」「~しなくちゃいけない」という思考で苦しくなったら、
「それは何のために必要なの?」「本当はどうしたいの?」と疑問を投げかけてみようというお話。


1.唐揚げ弁当から、思い出す昔の自分。

先日、息子2人と私で近所のモールに行って、唐揚げ弁当をちょっと多めにお弁当を買ったんです。
それを食べている瞬間に思ったのが…「私、成長したな~」ってこと。

ある日の唐揚げ弁当。

なぜかというと、昔の私は”いい母”であり、”いい妻”、もっと言うと”いい人間”になろうとしていて、
「残したりしたら、お金も食べ物も、もったいないから、多いより足りないくらいで買うべき」と思って、
いつもギリギリ足りるか、ちょっと少ないくらいの量をめちゃくちゃ計算して買ってたんです。

そうして買ったお弁当は案の定、いつも足りなくて。
というのも、私の長男が大食いなんです。当時2歳くらいでも、大人一人前の弁当をペロリ。更に、私の分も「ちょうだい」と奪うくらいの食欲…笑

そんな長男との食事はいつも、私にとっては「ガマン」の時間。
長男から「ちょうだい」と言われたら、自分が食べたくても全部あげていて。
結局、長男が2歳になるころには、自然に産後ダイエット成功どころか、出産前よりだいぶ痩せてしまいました…笑

そんな状況の中、産後うつのこともあり、ふっと「これじゃいけない」と思いいろいろ学んで、自分がたどり着いたのが…

「私、いいママ辞める。ってか、そんなモノは最初からない。
私、usagi(本名)として生きていく」

って言葉。


2.言葉にすることで、自分になっていく

そう言葉にできるようになってから、少しずつ、私は”私”として過ごせるようになました。

それまでは、食事以外も、”いいママ”だったから、自分のことは横に置いて、長男の求めることは”全部満たしてあげないといけない”と思って接してきました。

でも、自分の「私は私。いいママや辞めた」を言葉できるようになってから、長男と兄弟かのように対等に喧嘩したり、気持ちが向かない時は遊びや食べ物をあげることを拒否することができるように。
(長男にとっては、いやだろうけど…)

何が言いたいかというと、”言葉の力ってすごい”ってこと。
そして、自分の中にある言葉どう利用していくかを考えることが大切ということなんです。

3.ネガティブ感情を頼りに自分を縛るルールに気が付く

言葉は自分を自由にしてくれるツールである一方、
身動き取れなくなるようなガチガチのルールで自分を縛ることもできちゃうんです。
しかも、その”ルール”っていうのが厄介で、当たり前すぎて気が付きにくいんですね。

でも、自分の心が、”苦しい””なんかモヤモヤする…””スッキリしない”感じがずっとする”みたいなネガティブ感情がふわふわしている時は、
だいたいこの”ルール”が自分のことを縛っています。

それで、この”ルール”に気づくヒントが、
「~しなくちゃいけない」
「~すべき」
「~しないといけない」
という語尾。
これは、心理学の領域では、べき思考と言われるものです。

そして、このべき思考が出てきた時に中心に誰がいるか?を考えてみる。
おそらく、今の自分のことを中心ではなく、今の自分以外の誰かを中心に考えています。
「○○に迷惑がかかるから、~しないけない」
「将来の自分のためには、~~すべきだから、する」とかね。

そして、このべき思考に刺激されてネガティブな気持ちになっている時は、「あの~、そろそろルール改定しませんかね?」とお知らせしてくれている合図だと、私は思っています。

今まではそのルールがあるから頑張れていた部分もあるかもしれないけど、
時代が変わったんですよ~みたいなね。

だから、ネガティブ感情の提案に乗ってみるのも一つの方法。

ルール改定では、
むくむくと出てきた「~しなくちゃいけない」「~すべき」などのべき思考に、疑問を投げかけてみます。

「それ、本当はどうなったら楽なの?」
「本当はどうしたいと思っているの?」
「あなたはどうなりたいの?そのために、そのルールってどこまで必要?

こうやって、疑問を投げかけてみて、
自分が本当に思っていることと、自分の中でルールにしているところで、
今の自分に合っていて、折り合いがつく改正案を言葉にしていきます。

お弁当の例だと…
本当の私=唐揚げは全部一人で食べたい。
べき思考の私=息子が「ちょうだい」って言ったら、母親なんだからあげるべき。残すともったいないから、少し足りないくらいで買うべき。
折衷案
⇒今は自分も子供もお腹いっぱいになることが大切。
追加で買っておいて、残したら夕飯や次の日に食べるでもOKじゃない?
のように。

もし、今、自分の中のルールによって居心地の悪さを感じている方がいたら、まずは、ネガティブ感情を”合図”をヒントに、自分の中のルールに気づくことから始めてみませんか?

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

言語化で大切なのはアウトプットです。
記事を読んで感じたこと考えたことをぜひ自分のノートやnote、コメント欄を使ってアウトプットしてみてください。
きっと、思ってもみない自分の新たな考えに出会えるはず✨

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