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病んでもタダでは終わらない~それは顔と首の皮疹から始まった/がん闘病記①

「転んでもタダでは起きないヤツ」
ずっとそう言われてきた渦巻(@uzumaki_628)です。持病を持って生まれ、幼少期は長く入院生活を送り、両親や医療者の努力の甲斐あって克服。その後、母親の喘息を引き継ぎながらも、強くたくましく個性豊かに成長してきました。ちなみに、SNSでは一人称を「自分」で通しているのと、数々のユニセックスな物言いから男性だと思われることが多いですが、いちおう女性です。

中学時代はおかしな校則や理不尽な世の中に腹を立て、教師や大人に盾を突き、思春期を過ぎても厨二病を卒業できず、激しく哀しい自暴自棄な毎日を送る中、泥酔して車を運転し事故を起こして再び死にかけます。

そこからやっと更生の道を辿り、山超え谷超え紆余曲折を乗り越え、現在は、編集やら執筆やらデザインやらの制作業を営む個人事業主。偉そうにWEBコンサルなんかもしています。右に出るモンいないだろというほどのワンオペで子どもらを育て上げ、長女は大学を出て社会人として独立、16歳の長男と二人暮らしという身の上です。

さて、生い立ちや仕事のことなんかは、また追って少しずつお話しするとし
て(良かったら別記事も読んでみてください)▼

今回は想定外に我が身を突然襲った「がん」のことを、闘病記録として綴っていきたいと思います(2023年6月6日現在)。

なお、この記事を有料化してクローズドにするのには、理由があります。
自分の体に、いや、命に関わることでもあるので、一にも二にも「自分を応援してくださる人たちにだけ詳細をお伝えしたい」という想いからです。
それに、闘病記って興味のないひとや病気の話が苦手なひとにとっては、実に迷惑な情報だったりすると思うのです。宣告を受けて始めて気付いたのですが「癌(がん)」という言葉の持つ負のエネルギーは、想像を絶する熱量で、人によっては心に傷を負うことになるかもしれません。
そんな想いから、やはり興味のあるひと、また、情報が必要なひとにだけに限って、発信すべきことだという結論にたどり着きました。

また、こちらで得た収益は、今後の治療費及び大腸癌早期発見の啓発活動資金に充てさせていただく予定でおります。


と、いうことで、
「転んでもタダでは起きない」もとい「病んでもタダでは終わらない」と題した闘病記を、ほぼリアルタイムでお届けしていきます。
まずは半年前に遡って、通常と異なるレアなケースで始まった自覚症状からどうぞ!
※なお、記事は「だ・である調」で綴らせていただきますので、予めご了承ください。

2022年12月:顔と首に赤い皮疹が広がる

クリスマスの前辺りだったか、やけに首周りが痒いなぁ、と思って鏡を見たら、顔がまだらに赤くなっているではないか。
「え、なにこれ」
首からデコルテにかけても赤い皮疹が広がっている。思えば少し前から、うなじ周辺の生え際や頭皮も痒かった。
さすがに次の日、自宅の近くの皮膚科へ行くと「何かにカブレたみたいね」と女医先生。顔用のコレクチウムと首用のステロイド軟膏、頭皮用のローション、抗ヒスタミン剤を処方されるが、一週間経っても改善するどころか顔の赤みは増し、むしろ悪化していく。
再診し、薬の種類を変えるが、頭皮の痒みは治まったものの、顔や首の皮疹は一進一退の状態で年を越した。

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