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🎬劇場 19本目 22.09.15【友朱瑠の映画note】

今朝の映画は【#劇場】でした。
#Amazon Prime 鑑賞
※見出し画像引用 https://gekijyo-movie.com/

2020.07.17 公開

出演 #山﨑賢人 さん、#松岡茉優 さん、
#寛一郎 さん、#伊藤沙莉 さん 他
原作 #又吉直樹 さん『劇場』
監督 #行定勲 さん
脚本 #蓬莱竜太 さん


#Filmarks では 、22.09.15時点では 3.7
私的には 4.0 といった感じ…でしょうか。
(※私的採点1最悪だ 2つまらん 3普通 4かなり良かった 5最高☆)


この映画は、、、
悔しいかなw、結構刺さってしまった、、、

この映画は…
夢を追った者、
そして夢を追い、東京に上京し暮らした者、
そこで恋をした者、、、

この辺に該当してしまう人には
ガッツリ刺さってしまう…のかと。
そしてまた、
そんな中で創作をしてきたすべての人にも…。

そんな映画でした☆
最後、ちょっと泣いてしまった。。。


ここからはネタバレ含みます。


最初のナンパの感じはなぁ、、、
ちょっとキモい感じあるのは…
あれはあんまり好きじゃない。
その後で
「知らない人と話すの苦手だから」って
言ってる人が
あんなナンパをするんかい?!?!


ナガターランド…で笑ってしまったw
可愛かった。
って言うか、もう全編通して
松岡茉優、可愛い☆

同じ本買ってきちゃって、
「この瞬間さ、
おんなじこと考えていたんだね。」
これ、言えるー??
パッとこの意見になる人、ステキだ~☆


若い時の……
あの余計な慢心と自信とプライドは……
あれは何なんでしょうかねぇ、、、
そんな中で、一丁前に恋をする。
誰かと暮らしたりする。同棲したりする。
ただ一緒に居るのが楽しい…から始まり、
足りないものを補って…暮らす。。。

そして、
創作することの疲れ…と虚無感、
創作の意味…を自問自答してしまい、
その生産性にも疑問を持って、
疑心暗鬼に囚われて…ただただ苛立つ…
誰かの優しさに苛立つ…支えに苛立つ…

この感じ……刺さりますよねぇ……
分かり過ぎて、
心がリンクするのを避けて観てた 笑

その尖った感じ、反骨心、、、
それで良いのよね、それじゃなきゃダメなの、
でも、それだからダメ…なのよ。。。泣


「僕を気遣って話すのをやめた時、
その静けさはとても大きな音として
僕の神経を逆撫でするようになった」


はぁ~、なんだこの描写、、、
この感じ、この空気感、、、
ヤダ~、私にもそんな時あった~、、、泣


「梨があるところが安全です」
素敵なセリフ…愛があったなぁ。。。
そしてそれもまた、
時に胸を刺して苛立ったりもする…のでしょう。


全体を通して……
癒やしのベッドシーンしかなかったの、
あれ、すごく良かった☆
無駄に余計なラブシーンもキスも要らなかった。


「沙希が笑うと安心する
笑っていないと
怒られてるような気さえする
何かから守ってやれないことに
怯えていると思っていたけど、
守られていたのは僕の方だった」


そう、そうなんですよね……
その、
自分の中から生むもの…に、
果たして価値はあるのか、評価はあるのか、
そんな日々の中では、
一緒に暮らす人が居る時、
その人が笑ってくれていないと
不安で、どこか責められているような、、、
勝手にそんな沼にハマる、ハマって堕ちる。

自分が何者か…を探す旅の中で
誰もがそれに…少なからず向き合うのだけれど、
創作…に神経を全力で振ってしまうことを
生業にしよう…とした者は、
自分が何者か…と、まともに向き合うことになって
壊れる、壊れかける、壊れていく……ものですよね。

誰かを守る…力も無いくせに…と
自分を責めて、でもまた創作に入って…


沙希ちゃんが、松岡茉優さんが、
大人になっていく様……が
しっかり描かれていて、しっかり演技されていて、
しっかり感じ取れたのは
素晴らしかったですよね。

そして、
永ちゃんが、山﨑賢人さんが、
不安定のまま、若く幼いまま
そんな彼を置いて変わっていく沙希ちゃん……

いや~…良かった…し、キツイ、胸が……笑


「私もう、東京ダメかもしれない」

このセリフも、、、
そう、
「別れよう」でも無く、
そこに永田を責めている気持ちを伏せて、

「東京」で生きていくことの辛さ……
誰かと東京…を共有して、
過ごしていくことの…その辛さ。。。

それを踏まえて、
「東京…ダメかもしれない」
くあぁぁ~、これ刺さった、、、
その感じ、その空気感、、、
分かる、、、
上京して東京…で暮らした年月が
長い人、戦った人、苦労した人、、、
この辺の界隈の人、
みんなに刺さりそう。。。じゃない?笑


「勝手に年をとって
焦って変わったのは私の方だから
だから、
どんどん自分が嫌いになっていく
ダメだよね」


この感じ…かぁ、、、
夢を追う人に寄り添うって…
辛いなぁ、、、
相手には変わらないでいてほしい、
そのまま尖って繊細でいてほしい、
でも、
現実、若くはいられない。
少なくとも、自分は若くいられない。

変わらない相手、変わっていく自分……

切なかったなぁ、、、


さて、、、
こういう小説…書いちゃうのね、又吉直樹さん…
劇中のセリフは…
原作内にそのまま溢れている…ものなのかしら?
それに触れたくなってしまった、、、
原作、読みたくなりました☆
『恋愛がわからないからこそ、書きたかった。』
!?わからなくて……これを書くんか。。。

良い映画、良い1本でした。
この…懐古と追想をありがとう☆


「いつまでもつだろうか
次に不安が押し寄せてくるのは
いつだろうか

朝までは もちそうだ」


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