UXデザインの様々な法則は「意訳して腹落ちさせる」ことが秘訣!?
こんにちは。電通総研 UXデザインセンターの鈴木です。
UXデザインセンター所属と名乗っているからには、たまにはUXデザインについて語りたいと思いますw
UXデザイン界隈には数多くの原則・法則・ガイドラインがありまして、これらを効果的に活用することがとても大切です。ただ、その法則をしっかりと活用するためにはそれらを単なる「覚えごと」として捉えるのではなく、自分のデザインの引き出しに入るように理解し、腹落ちさせることが重要なんじゃないか、と思っています。
法則は自分の言葉で意訳してみる
皆さんはUXデザインにまつわる様々な法則をどうやって自分の引き出しに入れているでしょうか?
私は勝手ながら、それらの法則を自分の言葉で意訳しちゃったりします。意訳ですから、文言の一言一句の正確性みたいなことはあまり気にしません。なんというか、一度自分の言葉で、自分ごとに置き換えられる文脈で理解した方が頭に残りやすい=自分の引き出しに入りやすい、という気がするんですよね。
例えばUXデザイン界隈では有名な「Laws of UX」。
日本語版の書籍もありますね。未読の方はぜひご一読を。
で、こちらを私なりに超意訳してみるとこんな感じになります(法則の原文や詳細はサイト上で確認してくださいね)。
いかがでしょうか?
もちろん各法則について詳細を読み込むことはしますが、その後にあえてこのような大味で捉え直して、デザイン時や説明時に「あ〜確かあんな法則あったよな〜」と思い出しやすい理解の仕方をしています。自分の言葉で各法則に付箋を貼っておくような感覚って言うんですかね。
理解したら実践して腹落ちさせる
ただ、こうやって法則を自分なりに解釈するだけでは不十分で、しっかりと腹落ちさせることが肝心だと思うんです。
どうするかと言えばやることは単純で、実際にこれらの法則を自分の手でデザインに落とし込み、ユーザーがどのように感じたか、その結果を体感するということです。さらに言えば、そのデザインに対するユーザーのリアクションがポジティブな結果として体感できた時、そこで初めて法則が腹落ちすると思うのです。
大切なことは学び・実践・体感
結局のところ、私たちデザイナーにとって真にスキルを向上させるには「学んだら実践し、その結果を体感する」という以外にないんだろうなぁと思ったりします。
言いたかったことは、法則をただ知識として覚えるのではなく、ユーザーとのやり取りを通じて深く理解し、自らの経験と照らし合わせること。そして目の前のデザイン、その次のデザインにちゃんと昇華させていくことが重要だよね、という至極当たり前のことでした。デザイナーですから批評家然とせず、しっかりものづくりしないと!ということですね。
以上、なんとなく今回は自戒も込めてそんなことを語りたくなりました。これからも精進する次第でございます。