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ちょっと試してみない?居心地を良くする一つの解決案[ソワカ⇸ミロク]

前略 ミロク様

唐突だけれども。ミロクさん、順調に鼻呼吸出来ていて?わたしはというと、元々のアレルギー性鼻炎を治すべく、ミロクに紹介して貰った耳鼻咽喉科でお薬をいただいてから半月は過ぎた。ちっともマシになっている実感が湧かないの。季節的なことなのか、はたまた年齢的なことなのか...わたしのお鼻さんの具合、酷くなっているような気がしてるわ。お医者様にはお叱りを受けるかもしれないけれど、寝る前の飲み薬のみにしてみたり、噴霧薬のみにしてみたりとなんとか自分に合う方法はないものかと試行錯誤してみたけれどまるでダメ。もう鼻の管の狭さは自分に与えられた体の一部として諦めようかしら。でも前のお便りでも書いたようにこのことを含め、未だに体調が優れないのは由々しき事態!改善方法の一つとして、次はデトックス期間と称し、以前もお伝えしていた高城さんオススメサプリがやっと届いたので飲み始めることにするわ。そんなに早く実感できるものではないと思うので気長に続けてみるとするわ。一つは錠剤、一つはクレイ状。クレイ状のサプリって初めてだからなんだか嬉しい。乳白色の泥。ご飯は美味しくないと悲しくなるけれど、これは別物。美味しいとか美味しくないとかいうものではないという認識の切り替えはわたしが得意とするところね。また良ければこちらでご紹介いたします。

このマガジンは往復書簡形式で日々思ったことなどを書き連ねております。前回のミロクのお便りはこちら。もし宜しければ是非お読みくださいませ。

”いつも一緒”の方々に送る解決案

わたしたち姉妹、良く「仲良いですね」と言っていただくわね。皆さんのご想像以上に!一緒にいると思う。この状況を面白がって“ウツワ合宿"と呼んでいるわ。なかなか良いネーミングよ。仲良いのは基本的にはそうなのだけれど、”仲良くせざるを得ない”と言った方が正解かしらね。

ミロクは3歳ほど離れた妹で、物心ついた時から一緒。っていうか、あなたは生まれた時からわたしがいるわね。オホホ。でも、今になって「え?そんなことあったの?」ということが多々ある。あなたのこと全く知らない期間も結構あるのよね。ま、離れて暮らすようになったり、お互いが自分のことで精一杯だったから...ということかしら。

頻繁に話すようになったのはやっぱりミロクが海外に住むようになってからね。両親は頻繁に子どもに連絡するようなタイプではないから、わたしが実家に帰った時に連絡して近況を報告、みたいなルーティンになっていた。もちろん心配だったけれど、「ミロクって我が妹ながらなかなかおもしろいじゃ〜ん」と思うようにもなったキッカケだったわ。”人”として見るようになった。

何が言いたいかというとね。妹でも家族でも、自分以外の人格。血が繋がってるという意識はあるものの、何でも許されるとは思ってないの。俗にいう、親しき中にも礼儀あり、ね。

とは言いつつ、なんやかんやで甘えてしまっているけれど。一緒にいる時間が長ければ長くなるほど、ケンカの数も多くなる。以前はちょっとしたことでも険悪ムード。幾度となく周りの方に気を遣わせてしまったわね。でも、話さないといけないことがあるため、お互いになんとかこの状況を脱しなければと思っていたのではないかしら。なんとなく話すようになり、時間に解決してもらうという流れ。ある時、せっかちなわたしはふと思ったの。「この時間、無駄なのでは?」ミロクに話して、ルールを作った。
”相手が不機嫌だと感じたら、フッと笑いが生まれるようにおもしろく聞いてみる”

相手の行動や発言に憤りを感じていれば伝える。それはごもっともなのだけれど、なかなか言いづらい。怒ってる時は距離を取ってしまうタイプも多いのでは?また、ただただ自分の機嫌が悪い時もある。だって人間なんだもの。これらを全部ひっくるめて言いやすくしよう!という試み。

言いにくいことはおもしろく伝える

この謎のルールの元にあるのは、”言いにくいことはおもしろく伝える”という一種の処世術みたいなものね。わたしはいつからか頭で考えるより先にこのことを実践していたの。人に指摘され、初めて気づいたとんだお間抜け者なのだけれど。でも、自分でもなるほど〜と思ってしまった。

自分が悪い時は誠心誠意謝るべき。また、あまり関係性が近しくない人には当てはまらないこともあるかもしれない。時と場合を見極めることは必要よね。これまた何にでも言えることだわね。

基本的にグッドアトモスフィア求む!

この考えの根本にあるのは、”居心地の良い空間はみんなでつくるもの”だということね。みんなで耳触りのいいことばかり言い合おうって言ってるわけではないの。それはそれで虚像で怖い。わたしが求めているのは、独立した個それぞれが、集まった時にそれぞれの個を持って一緒の時間を楽しむということ。せっかくの限られた時間を楽しいものにしようと空気を読みあう必要性は社会生活では兼ね備えていた方が良い。それが家族であっても。

65歳永眠
曹操様

草々

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