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なにわの古代ローマやで

こんばんは、お酒を飲んでぶっ倒れてさっき起きました。おはようございます。

先日、大阪に旅行をした。
初めての一人旅行で不安だったが、一人でも旅行は楽しいものなのだと実感した。友達と初めてのものを目にしてはしゃいでいるあの感じが全て脳内または体内で起こっている感覚でこれもこれで悪くないなと一人旅の良さに気付いた。

大阪には夜行バスで行き、到着した朝6時の私の体はすでにボロボロ。何時間もずっと同じ姿勢で揺られ続けた体は、深い折り目が付けられた紙みたいにどれだけ伸ばしても伸ばした気にならない。

そうなることは前々から予想がついていた私は到着後はすぐに温泉に行くつもりでいた。

この時間から入れるかつ到着駅から近い場所は1つだった。

「スパワールド世界の大温泉」

世界各地の温泉をモチーフにした内装になっていて、男湯はヨーロッパの各地(古代ローマ、ギリシャ、アトランティスなどなど)の温泉が再現されていた。

入ってみると、デカい古代ローマの彫刻がド~ンとあり「うぉーーー」となったり、青いライトが満たされた洞窟のようなエリアや女神の像に囲まれた神殿のようなエリアがあったりとても楽しかった。
早朝で人がほとんど居ないこともあってとてつもなく広い場所を独占しているため王様のような気分にもなれた。

しかし、私は気付いてしまった。

全然休まっていない。むしろ、疲れてきているということに。

私以外ほとんど誰も居ない広い神殿のような場所で、そこにいる人の何倍もの数の彫刻に囲まれている。真っ白な彫刻は目線が明確ではなくどこに居ても見られている気分になり、視線の圧が半端ではなかった。

体がもう少し楽であればこんなクレイジーな温泉、最高に楽しめたような気がするが、今私が求めている温泉はこれじゃない。

ほのかに木の香りが漂い、ただそこに湯が張られているだけの日本の温泉だ。
あぁ、そもそもここは現代の大阪だぞ、なぜこんな古代ローマやなんやらの温泉に浸かっているのだ。日本の温泉に行きたい。日本に帰りたい。あぁ日本好き。
日本アイシテマ〜ス!!

そんな気持ちになってしまった。

これを読んでくれているあなたもぜひ一度「スパワールド世界の大温泉」へ行ってみてほしい。

体を極限まで追い詰めた後の早朝に行くところではないことを分かってもらえると思う。

あまり考えたこともなかったが、何もないことの美や癒しがこれほどまでに必要な場合があるんだなと気付かされた。

日本アイシテマ〜ス!
オオサカアイシテマ〜ス!また行くネ〜!

(スパワールド。私は好きです。🥴)

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