見出し画像

涼しい粉「涼粉」

今回は「涼粉」というものを食べた。何が涼しくて、何が粉なのか見た目からは全く分からない一品。この「涼粉」だが、海藻などを使ってゼラチンのように固まっているものであり、袋から取り出す際にプチプチと切り出し、液体につけて食べるものである。


ところてんにも近いものがあると思うが、それよりは水に近い(この商品は)感じを受けた。天突きで押してしまうと、途中から「もうだめです」という音を出しながら、切れ切れとつながっていない、残念な感じのものができあがるだろうーそれは時として蜜と混ぜるとよく絡まるのでおいしかったりするのだが。


冷やして食べるものであり、初夏の今にとっては清涼を得られるものであると思う。今回食べたものの味は、海藻の味が少し強く、2回は食べようと…と思う商品だった。不味くはないけど、自分では買わないかなといったところだ。それならば、「东北拉皮」の方がおいしいかなと思った。あれは、ゴマダレで食べるとツルツルいけるので、これまたおいしいのだが、次回紹介したい。


さて、この「涼粉」に合わせるタレづくりが難しいとは買うときに全く思わなかった。なにせ味がついていないのだから、濃い目に作る必要がある。今回は「酸っぱい」を考えて作ってみたが、まだまだ足りなかった。無に味を付け加えることがこれほど難しいとは思いもよらなかった。塩分などを過剰に気をつけていると、うまくいかないことがあると思うが、それにしても気にしたい。そうなると、薄味になってくるので、その調節が難しい(それでよいじゃないかと思えるぐらいになるとよい)。


ピーナッツもこちらに来てからはよく食べる食べ物になった。こちらは生で売られているため、炒るか揚げるかをしなければならない。まだまだ初心者なので、黒くなるのはご愛嬌。というか半生のピーナッツほど、微妙なものはない!と主張したいぐらいだ。もう少し炒った方がおいしいと思った瞬間(ほんの十数秒の差)で黒くなってしまう。カリカリが良いと思って限界を狙うのではなく、早めに切り上げたほうがよい。なんかポーカーでも、ルーレットでも通用しそうな怪しげな理論を振りかざしてみた。


真ん中のラー油も手作りだ。これは油を使って手作りすることができる。唐辛子を大量に入手できるのであれば、ぜひチャレンジしてほしい一品だ。最後の唐辛子に油を入れるときにゴマを入れればさらにおいしいのでは、と作ってから気づいたので、次回作る時はちょっとそうして試してみたい。香味野菜の味を油にうつし、その油でラー油を作るとなんとも香ばしいにおいが油からしてくるのと、唐辛子の辛さが相まって素晴らしい一品になる。これがあれば万能!と思えるものである。特に混ぜ麺などとの組み合わせはよく、間違いなく看板メニューになりそう(ご飯とラー油だけでも)。これに肉そぼろ、ネギを入れて混ぜたラーメンとかあったら最高だろうな(もちろん食感を増すためにピーナッツやベビースターなどを入れても良い、あれこれどこかのラーメンだと聞いたことがあるような、はい、あのラーメンに近いですね。


一番後ろは、パクチー。パクチーの言葉はどこから来たのでしょうか、というだけで話のネタができてしまう面白さがある。中国語では「香菜」といって、市場であればすぐに見つけることができる。中国の人は誰でも食べていると思われているが、実は嫌いな人もいて、その差が激しい。これは日本でも同じ気がする。好きな人は、ずっぽりハマって、なんでもパクチー症候群に陥ってしまう。そういう人にお勧めしたいのが、パクチー火鍋。こちらでも、火鍋の中にパクチーを入れて煮たものをタレにつけて食べれば、もうパクチー天国であろう。個人的にはゴマダレとパクチーの組み合わせが好きなので、こちらもおすすめ。


5月も3分の2が過ぎ、すぐに6月。2020年も半年が過ぎようとしていると思うと、すべきことが山積みの中で要領が悪いとつくづく思っている。それならば、雑種のままいろいろ漁っていろんなことを(すでに1つのことを詳しくということからは外れている)極めていきたい。いろんな分野で知らないこと、わからないことを埋めながら勉強していきたい。よし!と思いながら、最近のマイブームである文字を書いているのであった。

この記事が参加している募集

#おうち時間を工夫で楽しく

95,578件

#私のイチオシ

50,632件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?