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社民党、消滅へ……

社民党が立憲民主党に合流するという噂は前からあったが、福島瑞穂がいつの間にか党首に復活していて(私が知ったのは確か8月か9月頃w)、「あ~こいつが党首じゃ合流はないんじゃないの?」と思っていたのですが、まさかの事態に。

なんと福島瑞穂以外は全員社民党に移籍するそうです(笑)。

なんか、この展開、少し前の国民民主党の騒動にも似てるような(笑)。

そうなったら、もぬけの殻になった社民党と、れいわ新選組が合併したりして(笑)。

まあ、これで、立憲民主党が、名実ともに日本社会党の後継政党になるわけですね。どんどん左傾化を強める立憲民主党。もちろん、これがあったからといって私の判断に影響があるわけじゃないですが、こんな左に凝り固まった政党が出来てしまっては、もはや自民党以外に選択肢はありません。

次の政権交代は30年後くらいでしょうかね。いやーさすがに10年以内にはまともな野党が生まれてくることを期待したいですが……。

それとね

ここに、社民党が滅んだのは自社さ政権が原因というようなことが書いてありますが、違いますからね。確かに自社さ政権の後、社民党は分裂して約半数は新しく発足した民主党に合流し、さらに社民党に残ったほうの議員も半数以上が落選してしまうということもありましたが、それでもまだ、2桁の議席は有してましたから。

社民党が世間から決定的に見限られたのは、2002年の小泉訪朝ですよ。金正日が拉致問題を認めたことで、それまで「拉致問題は存在しない」と言っていた社民党が完全に終わったのです。当時、社民党の議員だった田嶋陽子さんも、拉致問題に対する社民党の対応を批判して離党し、そして神奈川県知事選挙への出馬を口実に議員辞職してしまいました(なお、知事選は大敗)。

ただ、それでも20年近くこうやってゾンビのように生き残ってきたことが奇跡的なのですが、その要因は、福島瑞穂さん個人の知名度が大きかったと思います。彼女はもともと、橋下徹さんや丸山和也さんのようなタレント弁護士の先駆者的存在でした。福島瑞穂さんがいなかったら、社民党はもっと早く完全消滅してたでしょう。ですが、そうした個人の知名度に頼った党運営が長く続くはずもなく、福島瑞穂さんが党首を辞められた後の惨状を見れば、もはやこの政党に存在意義などなかったことはわかりそうなものです。日本維新の会が、橋下徹さんの引退という危機を乗り越えて、個人の知名度に頼らない政党に脱皮できたこととは対照的な気がします。

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