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ロスジェネ世代から「コロナで希望職種に就職できない君へ」

今、就職活動をしている人はコロナで大変な思いをしていると思う。中でも、観光、航空業界は特別で、これまでずっとこの業界を目指し、学んできたのに、来年度の就職が叶わなくなっている人も多いと思う

そんな人たちに言いたい。

まずは一生懸命、希望する職種を目指して欲しい。

でもそれがダメなら、似ている仕事でも、全く違う仕事でもなんでもいい、とにかく何かの仕事について欲しい

そして、きっといつか希望する職種に就職できることを信じて努力してほしい

こんなことを言うのは、自分の経験があるから。

1. 希望が叶わない氷河期

ぼくが就職活動をしたのはいわゆる「就職氷河期」と言われていた頃で、ぼくが大学で学んだことを活かせる希望職種の倍率は、数十倍、数百倍になっていた。そもそも、採用数自体が「若干名」となっていて、何人とるのかわからないようなものもあった。

ぼくや同級生は、希望の職種に受験はしたものの、ほとんど誰も合格することはなくて、悩みながらも、似た仕事についたり、全く関係ない職種に就職をした人も多くいた

当時は、「新卒で採用されなければ中途なんてまずあり得ない」と言われた時代。とにかくどこかに入らないといけないと言う思いで、正規雇用の内定が出たのであればそれでラッキーと思える時代でもあった。

2. その後半数が希望職種に

その後どうなったかと言うと、大体半分はそのままその時に選んだ仕事を続けている。みんなそれなりにプロフェッショナルになって、部下も持って、責任感を持って仕事な務めている。

そして残りの半分は、元々希望した仕事に転職している。実は、ぼくもその一人である。

3. ぼく自身の経験

ぼくが新卒で雇ってもらった仕事で必要な知識は、大学で学んでいたものとは、ほとんど違っていて、それこそ「一から勉強」を地で行っていた

何もかもわからないことだらけの中、なんとか手に職をつけたいと、毎日勉強を続けて、採用4年目には、なんとその職種最難関の資格試験に合格することができた

学校でその職種に関する勉強をしていた同期たちの誰よりも早くそこまでたどり着けたのは、学んだことと違う職業についた自分にコンプレックスがあり「早く自分のアイデンティティを掴みたい」と思っていたのと、「自分はハンデがあると」ずっと意識していたからだと思う。

そして皮肉にも、その資格を取ったころ、景気が上向き出したこともあって、その資格を生かした形で元々希望していた職種に、少し想定とは違う形だが、就職ができることとなった

4. 今は毎日が充実

今は希望の職種で働けていて、もちろん大変なことはあるけど、本当に毎日が充実している

別の仕事で働いでいたハンデより、以前働いていた仕事で得た知識、経験、人脈が役に立つことがたくさんある。むしろ、最初からその職種に就くことができた幸運な人と比べても、より広い視野で仕事ができていると感じている。

そして何より、きっとぼくは最初からこの職種につくことができていれば、こんなにも今の仕事を好きになっていなかったと思う。初めての社会人として見る風景と、一度社会を経験した後に見る風景は全く違うからだ。

別の仕事を一度経験したからこそ、今この仕事の悪い部分もある程度許すことができて、心から楽しめることができている。本気でそう思っている。

5. まとめ

だから、希望する職種につけなかったら、一度違う仕事を経験してみて欲しい。

今は意味が見出せなくったっていい。

将来あなたが希望する仕事につけた時、そこに必ず意味がついてくるから。





ぼくがが考える「人生」について、マガジンにまとめているので、良ければ読んでください。





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