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夢日記760 ~ メモ不足のプリント ~

 私は、教室で歴史の授業をしていた。授業の終盤の、そろそろ授業が終わるかというときに、最前列の端の席に座っていた保護者らしき男性が立ち上がって、私のところにやってきた。その人は、私が教卓に置いていた自分用のプリントと、その人の子どもと思われる生徒のプリントを互いに見比べ始めた。その人は、私のプリントを指さしながら、子どもに向かって言った。

  「こっちのほうがいっぱい書いてるやん!」

 どうやら、その人は、自分の子どもが授業プリントにあまりメモをとっていないことを叱ったようであった。ところが、子どもはこう言い返した。

  「そら、先生は言わなアカンこといっぱいあるやん!」

 言い返された男性は、私の近くにやってきて、唐突に右手で私の首を強く絞めてきた。すぐに彼は手を離したものの、私は何が起こったのか理解できずに混乱して、「とりあえず、授業終わろうか」と言った。そして、私は号令をかけるために、生徒を起立させた。私は、チャイムと同時に号令をかけるつもりで生徒を起立させたのだが、思ったタイミングでチャイムが鳴らずに動揺した。数秒間、単に生徒を立たせたままの状態が続き、私は「このまま授業を終わっていいのか・・・?」と不安になった。

                             < 完 >

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