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命について考えた

僕に生まれて来た任務があるのなら
きっと命の尊さと重みを伝える事
なのかもしれない

あんまり過ぎた事は気にしない主義だった

どんなに振り向いても
どんなに懐かしんでも会えない
どんなに想いを馳せても届かない

頭でわかっている
ケド…
割り切れない
断ち切れない想いがある

世の中には
知らない方が幸せな事ってあるんよ…

母が海に消えて行ったあの日
遠い記憶が僕の背中を押す

命は限りあるものだと
生きているのはあたりまえじゃない事

誰にでもつらすぎる過去がある
忘れたくても消えない痛みがある

1年ぐらい前に出会って大切にしたかった方がいた
きっとずっと必死に過ごして来たんだろうな
親の立場がわからないわたしには
見えていない景色があるとは思うんよ…

きっと生きずらさ
どうにもならない苛立ち
先が見えない将来の不安…

ただ話を聞いて欲しかっただけ
なのかもしれない

ケド…


自力で立っていれていないから話 聞けない
そう伝えた直後
まるで命を切り札にしているかのような
駆け引きが始まった

これ…何回目だろ。。
何回 伝えて来たんだろう…
何回 寄り添うとしたんだろう…

何度 伝えても伝わらない
何度 今は余裕がないから話聞けない
ごめんねをその時の精一杯を繰り返すんだろ…

これ以上
あなたを大切にできないのがわかったから
繋がりを全部 手放した

いなくなりたくてもいなくなれないのは
生きていたいから
生きていたいから悩むし揺れるんじゃないん…? 

どん底まで行ったから見えた事がある
ホントはいなくなりたくない事
ホントは生きる事に希望があるから
いなくなる事をためらう事

子供を連れて行こうと思う 

そうわたしに全部を全部を委ねて来た

ケド…

大切にしたい人じゃなくなったから
ハッキリ言うね
 
あなたが授かり育てて来たその命… 
あなたの身勝手な選択で連れて行くなら
あたしにください

勝手に海の深い所で命を捨てた母親と
子供を連れて行こうとするあなたに重なるものがありました…

生きるか命を捨てるか
あたしに委ねる時点で間違っている
違うんかな…

何しても何言っても
離れていかない関係なんて絶対ない
   
子供には子供の未来がある
子供には子供の人生がある