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くらいの暗い日々#5 (0309)

妹と国際マンガミュージアムに行った。国際マンガミュージアムというのはマンガに関する展示がしてある施設である。館内には大量の漫画があり、読み放題だ。料金は大人900円(中高生なら400円)で、漫画喫茶より格段に安い。展示も付いているのに。時間無制限(再入場可)なのに。

今回どんな漫画を読むか、というのは昨日から考えていた。なにせものすごくたくさん漫画があるので、そこまで時間が無い時は、だいたいでも狙いを定めていった方がいい。

マンガミュージアムには昔の漫画が大量にあって、世代別に並べられているコーナーもある。前回はそのコーナーの一角にあった「ブラックジャック」を読んだ。 こういう大量に漫画が置いてある、というか、本が置いてあるところに来ると私は何故か「ブラックジャック」をよんでしまうのである。しかし毎回1巻から読むので1-5辺りまでの話は何回か読んだことがあるのに、それ以降は実家にあった巻以外全く読んだことがないという不思議な状態になっている。だから、今回は後半を読んで、全巻読破を達成。これでいこう。今回読む漫画は「ブラックジャックの後半」これで決まりだ。

そう考えていたのに、いざマンガミュージアムに来ると「ブラックジャック」の続きを読むのはなんだかもったいない気がしてきた。「ブラックジャック」はもう私は「読んだことのある作品」なのだ。人に「知ってるよ!読んだことあるよ!」と言えるし、語れる(1-5と数巻の話だけど)。もっと「読んだことのある作品」を増やしたい!でも恋愛漫画は別に気分じゃない。「王家の紋章」を読もうかとも思ったけれど、話がややこしそうだし、「火の鳥」や「ブラックジャック」のように短編が集合しているタイプではない方の長編だと話が長くて飽きる(ガラスの仮面は飽きないけど。ていうかガラスの仮面の新刊はもう出ないのかな?)。

ふと、 「王家の紋章」の下の段にあった「エコエコアザラク」に目がいった。「エコエコアザラク」。聞いたことがあるタイトルである。どこで聞いたのかは忘れた。ただ聞いたことがあるのだ。表紙を見る限りただの恋愛モノでもなさそうだし、「王家の紋章」ほど長くもないし、いいや、これにしよう。そう思って読み始めたのが間違いだった。

ホラー漫画だった。滅茶苦茶怖かった。大学生だからまだ良かったものの、子供の頃に読んでいたら大トラウマだ。これを子供時代に読んでいた昔の子供たちって一体…という感じである。たぶん滅茶苦茶強心臓に育っているに違いない。お父さんもお母さんもめっちゃ強いし、これを読んだのかもしれない。

この話の恐ろしいところは、第1巻がいちばん怖いというところである。入り口がいちばん怖い。しかも第1話が滅茶苦茶怖い。怖いしグロい。主人公も第1巻のときが1番闇に満ち溢れている。逆に、意地で1巻(まぁ2巻も)を耐えれば読めるようになってくる(それでも怖いし人はバタバタバタバタ死ぬ)。私は意地で1巻、2巻と読み進め、今回7巻の初め辺りまで読んでやった(?)。

「エコエコアザラク」について書きたいことはたくさん、たくさんたくさんたくさんある。ありすぎるので、今度それについてまた書こうと思う。

一日が終わって、今ベッドの中にいるのだけれど 「エコエコアザラク」のせいで全然眠れない。夢に出てきそうで怖い。目を閉じて「エコエコアザラク」の漫画のページを思い出して追いたくない。怖い怖い怖い。どうしよう。とりあえずトイレに行きたい。でもトイレに行くのも怖い。あぁどうしよう。あんな意地は捨ててしまえばよかった。なんで頑張って読んだんだろう。もう、本当にどうしよう。

今日うれしかったこと
・美味しいものをたくさん食べた
・欲しかった本が買えた
・ダイアンのYouTubeが更新された

今日嫌だったこと
・軽はずみにホラー漫画を読んだ
・滅茶苦茶食べすぎた
・眠れそうにない

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