くらいの暗い日々#10(0314)

今日は本当になにもなかった。世間はホワイトデーで大騒ぎだけれど私は本当になにもなかった。こんなになにもない日って久しぶりな気がする。悪いことも取り立てていいこともなかった。なんとなく終わった。

夜、部屋で熱唱して、ボイスメモでそれを録音して、再生して聞くという私がよくやっている遊びをする。なんとなくandymoriの｢すごい速さ｣を歌う(ほかのnoteでも書いているように私はこの曲がめちゃくちゃすきだ)。

｢きっと世界の終わりもこんな風に味気ない感じなんだろうな｣

｢すごい速さ｣の歌い出しである。ははァ。めちゃくちゃしっくり来た。今までも好きな歌詞だった。でも今日初めて実感と共に入ってきた。うん、世界の終わりってきっと今日みたいな日に来るんだろう。なんにもない日にあっさり終わるんだろう。｢あー、終わるのかァ｣ってぽやんと終わるんだろう。今日みたいな終わり方をするんだろう。

ぼーっとしながらベッドに横になる。心地いい眠気が奥の方からゆっくりじんわり行き渡っていく。今もけっこう眠い。なんにもしなくても気持ちよく、安心して眠れそうだ。

本当になにもない日だった。こんな日が毎日続けばいいけど、世界の終わりはレアなのだ。

今日嬉しかったこと
・食べすぎなかった