架空のゲームに人生のリアル

確か高校生の頃だったと思うけど、社会の授業中に「株式を売買するゲーム」で遊んだことがある。

それは先生の手作りのボードゲームで、株の売買を中心としたすごろくみたいなもの、だったと思う。詳しいことは覚えてないけど、実在する企業っぽい名前(笑)の企業の株を手持ち資金から購入し、売ったり買ったりしながら増やしつつサイコロふってコマを進めていく、という感じだった、ような。人生ゲームや桃鉄の株版、みたいな感じ。

先生の自信作らしく、絶対面白い、と豪語していたが、確かに面白かった記憶があります。途中までは!

そもそもゲーマーな私は、「いかに効率よく、無駄なく進めるか」ということをきっちりシミュレーションしながら遊んでました。いちばん利益の出る株を優先的に買い、コツコツ資産を増やしていました、コツコツと。一緒に遊んでいたクラスメイトたちは誰もその株の美味しさに気付いてなかったようで、独占状態だったかもしれない。そろそろ一気に売り払い、トップで上がろうと計画し始めたその時!

クラスメイトの!一人が!
「誰かの持ってる銘柄を全部奪い取れる」
とかなんとかいった感じの!コマに!止まった!止まったよ!

誰からブン取ろうか品定めするクラスメイト。その目は、その目は私の手元に…。
「あんた、いっぱい持ってるじゃん!」※正確には方言でしたが翻訳します(笑)

バレました…

こうして私がコツコツため込んでいた某企業の株はゼロに…。コツコツため込んでいた資産は水の泡と消えました…。号泣…。

ゲームの勝者が誰だったかは覚えてないです。決着がつく前に授業時間が終わっちゃったかもしれないし、誰かが上がったのかもしれないが記憶がない。私から株をブン取った子かもしれない。私じゃなかったのは確実だろうと思う…。

ただのゲームなのにものすごいショックだったのは覚えてます。華麗に勝つつもりでいたんでしょうね(笑)。真っ白になったよ、見つかった瞬間は←白目

ああ、これが人生なんだと思いました。どんなに計画的に、順調に事を進めていても、思いもよらないことで足をすくわれる。突発的なアクシデントですべてを失う。それは予測ができないこともあるし、できてもどうしようもない場合もある。結局、最後に人生を決めるのは運…。
そしてきっと、いざ株を運用しようとしても、ゲームとまったく同じことになりそうだな、と直感しました(汗)。そう、私は昔からそうだった。ババ抜きで上がったと思ったら、手の中にジョーカーが残ってるのに気付いてなくて結局負ける、そんな奴だった…。人生の大勝利よりもネタの神様が降ってくる。そんなネタいらん!普通に幸せにしてくれ(泣)!

私が先生の渾身のボードゲームから学んだことは、「大人になっても株には手を出すまい」という誓いだったとさ…。FXとかね、勧められたこともありますけどさ。そもそも資金ないし、あったところで、そろそろ上がろうとしたあの瞬間、灰になったあの瞬間が蘇って(血の涙)

懸賞とビンゴにはそこそこ強いので、ビンゴ大会に参加し続けて生計を立てる人間になりたい。そんな職業成り立つのか知らんが。いや成り立たないでしょ(笑)。
あとたぶんチケット運も強いけど、それは私が「絶対に行く」と決めて念力集中するからだと思う(笑)。情報収集も怠らないですし。ただね、お金がないのよね(泣)。

懸賞とかチケットに当たることよりも、パチンコとか競馬とかのギャンブルに強い人の方が全体的に運が強いな、とは思う。で、それらの運はいいけど人生が安定しないよりは、大きな当たりはなくても低め安定で暮らせる方が人生は絶対楽だと思う…。私は後者の人生が良かったのに、どうも歩めないみたいで(泣)。人生の運不運の量は同じって言ってた人が昔の知人にいたけど、それは意外と間違ってないのかもな、と最近思います。


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