しつけのためでもうさぎを叱ってはいけない?うさぎとハッピーに暮らす方法!
しつけのためでもうさぎを叱ってはいけない?うさぎとハッピーに暮らす方法!
ペットとして人気の犬などは、しつけができる生き物として認知されています。お手やお座りはもちろん、待てなどもできる子が多いので、他の種類の生き物もしつけができると考えている方が多いのではないでしょうか。
今回の記事では、うさぎのしつけについて詳しく説明していきます。うさぎとの関わりで重要になるポイントもご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
うさぎのしつけ(叱り方)について
さっそく本題に入りますが、うさぎはしつけができるのでしょうか?簡単に答えると、答えはNOです。
トイレを覚えるうさぎもいますし、飼い主さんにとってうれしいお願いをかなえてくれるうさぎさんも多い様子。しかし、それらの出来事は全てうさぎ次第。そのため、「上手な叱り方をして快適なペットライフにしよう」と考えている方は注意が必要です。
うさぎは基本的に、人間のいうことを聞きません。自分にとって都合のいい選択をするのがうさぎの基本。うさぎが「飼い主さんのことが好きだから、飼い主さんが喜ぶことをしてあげよう」という考えに至った場合を除き、飼い主さん優先の選択はされないものと頭に入れておきましょう。
うさぎの性格
うさぎは基本的に”やりたいことをやる性格”です。そして、好き嫌いもはっきりしているため、”自分の好き”に忠実に生きる生き物といえるでしょう。
こう聞くと、マイペースでさっぱりした性格であることがわかりますが、うさぎはとても甘えん坊。心を許した相手には、深い愛情を真っ直ぐに向ける点も大きな魅力といわれています。
また、頭がとてもいい生き物なので、大好きな相手のことをいつも気にかけてくれます。喜ばせようと奮闘したり、元気をわけてあげたいと飛び跳ねる様は愛しくてたまらない姿のひとつです。
うさぎは殿様?
ここまでの説明を聞くと、うさぎは殿様のような性格だと感じた方もいるのではないでしょうか。決してそうではありませんが、飼い主さんが「自分にあわせてほしい」「叱り方を工夫してどうにかしよう」と考えている場合は、うさぎとはいい関係が構築できません。
うさぎはどんな動物よりも、対等な関係を求める生き物。いつもたっぷりの愛情ややさしさを与えあえる飼い主さんと、のびのびと自由に生活がしたいと考えているのです。
うさぎは相棒!
信頼関係を基盤にして、ありのままの自分で向き合えるのがうさぎとの関係です。
実際、私も何度もうさぎに助けてもらいました。無理をして笑っていても気づいて励ましてくれるのは、いつもうさぎでした。家族の誰かと喧嘩をすると間に入り、足ダンで喧嘩をやめさせたこともしょっちゅう。気配りができる、愛情深い子でした。
目の位置や視界の広さの都合上、そっぽをむいていることが多いようにも感じるうさぎ。しかし、ほどよい距離感で愛情深く見守ってくれる、心強い相棒になってくれることでしょう。
うさぎにお願いをしよう!
うさぎさんと生活をする際は、叱り方を工夫するのではなく、お願いをするというスタンスで向きあうのが理想的。うさぎさんにお願いをするための基本ルールは下記です。
・信頼関係を築く
・思いあえる関係になる
・相手の喜びが自分の喜びに感じる関係になる
・うさぎにとって負担にならないお願いごとにする
かわいらしいルールだと感じませんか?例えば、部屋んぽ(部屋で行なうお散歩)からなかなかおうちにかえらない場合などは、帰りたくなる環境を用意してあげるといいでしょう。また、おうちに帰りたくない理由を考えてあげるのもポイントです。
配慮しあってハッピーあふれるうさぎライフを!
思いあえば、優しさと癒しと幸せしかないうさぎとの生活。しかし、飼い始めてすぐなどは、思いあっても空まわってしまうこともあるかもしれません。
そんなときは、うさぎ仲間に相談するのもおすすめです。「うさぎの杜」では、うさぎ飼いさん同士で悩み相談が行えるツールが用意されているため、ぜひ活用してみてくださいね!
うさぎはもちろん全てのうさぎ飼いさんがハッピーあふれる日々を過ごせることを、心から願っています。
講師:ほしほしこ
息子の幼稚園からわが家にやってきた、ホーランドロップの「うさこ」との出会いで世界が一変!モフモフさが世界一・自己主張の明白さが世界一・かわいさが世界一と、うさこを溺愛する日々を過ごす。のちにうさこは唯一無二の相棒となり、波乱万丈な育児にも協力をする頼もしい存在に。
しかし現在、うさこがお空に帰ってしまったためペットロスと格闘中。うさぎのやさしい世界が広がる『うさぎの杜』で癒されながら、うさことの時間をあたたかい気持ちでふり返っている。
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