見出し画像

ピカピカやかんと半分丁寧な暮らし

ステンレス製のやかんを使っている。

毎朝お湯を沸かし、隣のコンロで目玉焼きを焼く。

目玉焼き以外の料理をするときは、コンロと台所のスペースの問題で、台所から居間へと、やかんは一時避難をする。

そんな具合に使うので、あまり汚れていないつもりだったけど、気がつけばステンレスの表面が曇っている。

洗ってみようかなと、なんの気もなく洗ってみた。

びっくりするほど、ピカピカになった。

顔がくっきり映る。

表面がツヤツヤだ。

最初こんなふうだったっけ?

日々使うものというのは、気が付かないうちに汚れていくもの。

汚れがたまっていくものなのだろう。

実家のコンロは三口だったので、常にコンロに置きっぱなしのやかんは、しっかり汚れており、母はしょっちゅう粉石鹸のお風呂にやかんを入れていた。

日々使うものに、日々手間をかける。

ちょっとしたことに、ちょっとした時間をかける。それを、丁寧な暮らしという。

なんだか簡単で、とてもいいことのように思えるけど、そんな格好良くいつもいつも生活できないなとも思う。私はできない。

できなくなることや、やめる習慣があっても、いいのだと思ってしまう。

たとえば、毎日台所シンクを磨くとか。

ピカピカのやかんは美しくて、いつもこうだったらすごいな! いいかも!

と思うのだけど、

時々ピカピカになると、すごく嬉しいわけで、ありがたみが分かるわけで。

完璧な丁寧な暮らしじゃ、逆に分からないな。

新品のようにピカピカで、光を放つようになったやかんに、洗ってよかったなと、今はただ思うことにする。

丁寧な暮らしは、半分程度が一番いい気がする。

【今日の英作文】
簡単に諦めず、だめとは言わずとしていれば、道が拓けたりするのです。
If you won't give up easily and never say never, you'll see your own way open up.

#日々 #日記 #文章 #エッセイ #毎日note #毎日更新 #アウトプット英作文 #ピカピカのやかん #やかんを洗う #日々の暮らし #丁寧な暮らし #半分丁寧な暮らし #できることできないこと #自分らしさ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?